常盤薬品工業株式会社(ノエビアグループ)

業種・職種 メーカー(MR・研究・開発)
2019年取材記事
製造から販売ルートまで 医薬品などの品質管理を通じて、 より多くの人に貢献したい。
三重工場 医薬品製造管理者(品質管理部門)
薬学部卒業 2016 年入社
私のCAREER
医薬品製造管理者

三重工場の医薬品製造管理者として、GMPを遵守し適切に製造管理及び品質管理が行われるよう確認し、 品質維持・向上に努めるほか、行政対応など、外部機関との交渉にも当たっています。 不備を指摘された場合は、製造現場と協力して迅速な改善に導くのも私の役割です。

4年のCAREER

  • 1年目

    入社
    品質管理グループに配属

    品質管理に関することに加え、研究開発から生産まで製品を世に出すための一連の流れを研修で学んだ後に、品質管理グループに配属。製品や材料について、成分量を測定する定量試験や特定菌などの微生物が含まれていないかを調べる微生物試験など、様々な試験を実施

  • 2年目

    卸売販売業の
    管理薬剤師を兼任

    品質管理業務に携わる傍ら、卸売販売業の管理薬剤師として、医薬品が適切な温度帯で保管されているか、物流ルートが適正かなどを確認し、販売業者を通じて消費者の手元に適正品質の商品が届くよう管理

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    薬剤師資格を持つ新入社員に対しての指導も一部、担当するようになり、単に「何をすればよいか」だけでなく、「なぜそれをする必要があるのか」という理由まで考えて、説明するように心掛けたことで、私自身の理解もより深めることができました。

  • 3年目

    三重工場の
    医薬品製造管理者を担当

    三重工場の医薬品製造管理者を担当するようになり、行政対応など、外部機関との交渉も行うようになり、法律的な知識習得に今まで以上に注力。不備のないように日頃から確認するとともに、課題や不備があった場合には、製造現場と協力して課題解決や迅速な改善に当たる

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    ここがPOINT2

    行政対応など、社外の人とのやり取りが増える中で、知識不足を感じる場面もあり、法律関係の知識の強化に今まで以上に熱心に取り組むようになりました。日頃から準備を積み、理論武装をしっかりとすることで、より実効的な議論ができるようになりました。

薬剤師としてより多くの人の
役に立てる道を模索

 就職にあたって重視したのは、大学で学んだことを生かし、薬剤師としてより多くの人の役に立つ仕事に就きたいという思いでした。患者さんに対して服薬指導や薬物療法のサポートを行う病院や薬局の薬剤師の仕事は、とてもやりがいのある仕事だと思います。しかし、薬剤師が人々や社会に貢献できる道はそれだけではありません。医薬品はもちろん、日常の健康維持や健康増進に関わる商品の製造や品質管理に、薬剤師が直接関わり、商品品質を向上することができれば、より多くの人々の健康ニーズに貢献できるのではないかと考えたのです。
 そこで、医薬品メーカーを中心に情報収集を行う中で、医薬品製造管理者や総括製造販売責任者など、薬剤師にしか就くことができない職責があることを知りました。なかでも常盤薬品工業は、医薬品から食品、化粧品まで幅広い製品を世に出していることから、幅広い知識を身に付けられると魅力に感じました。他にはない特長ある商品も多く、市場において強みを発揮していることもポイントになり、入社しました。
入社後の3カ月に及ぶ研修では、私が配属される品質管理部門のみならず、薬事や研究開発などの部門もローテーションし、医薬品などの製品が世に出るまでの一連の流れを学ぶことができました。

不適切な商品にストップをかける
「最後の砦」として機能

 研修後は、品質管理部門で製品や材料に関する様々な試験を主に担当。成分量を測定する定量試験や、特定菌などの微生物が含まれていないかを調べる微生物試験などの試験では、大学で学んだ化学の基礎知識を生かすことができました。その一方で、日本薬局方のほか食品衛生法など関連する法規も多岐におよぶため、知識不足を痛感する場面も。大学で学んだ知識をベースとしながら、新たな知識習得に熱心に取り組み、実践力を高めていきました。
 品質管理における製品試験は、不適切な製品を世に出さないための、いわば「最後の砦」。基準に照らし合わせて1つでも不合があれば、出荷にストップをかけなければいけません。非常に重要な責任ある仕事だけに、やりがいも大きいです。
 手順書通りに試験を行うことに日々、全神経を注ぐとともに、より効率的な試験方法を模索。新たな設備の導入に向けた検討なども行い、例えばある食品の試験ではこれまで3時間弱かかっていたものを1時間弱に大幅短縮するなど、着実な成果も上げることができました。

卸売販売業の管理薬剤師として
消費者の手元に確かな商品を
届けることに尽力

 2年目からは卸売販売業の管理薬剤師も兼任するようになりました。医薬品メーカーには、製造過程のみならず、消費者の手元に届くまでの品質にも責任を負うことが求められます。医薬品の保管や出荷が適正に行われているか、適切なルートで消費者の手元に問題なく届いているかなど、しっかりと確認し、消費者の手元にきちんとした品質のものをお届けすること。それが管理薬剤師である私の役割です。
 また2年目に入って後輩もでき、業務上の指導をする機会も増えました。単に「こうしてください」と言うのではなく、なぜそれをしなければいけないのか、その理由や本質に関わることまで伝えるように心掛け、また後輩からの疑問や質問に答える中で、自分の理解も深まり、成長にもつながりました。

医薬品製造責任者の
重責を果たし、さらなる成長へ

 さらに3年目からは三重工場の医薬品製造管理者となり、行政対応など外部機関と折衝する機会も増えました。医薬品製造管理者は、GMP(医薬品及び医薬部外品製造管理及び品質管理の基準)上では、三重工場における責任のある職責であり、3年目とまだ経験が浅いことなどは言い訳にもなりません。重責にプレッシャーも感じつつ、法律関係の勉強に今まで以上に真剣に取り組み、理路整然と対応できるよう、研鑽を積みました。
 不備を指摘された場合には、製造現場などと協力して迅速な改善に取り組むとともに、他のラインで同様の不備が起きる可能性がないかなどを点検し、未然防止にも注力。また、いざという時にきちんと意思疎通ができるよう、製造や保管、出荷などの現場責任者とは、報告書など書類上のやり取りにとどまらず、直接出向いてフェイス・ツー・フェイスのコミュニケーションを日頃から心掛けるようにしています。
 特に医薬品製造業などの業許可は5年ごとに更新されるのですが、今年はその1つを私がメインで進めることになり、まさに責任重大です。若手のうちから企業の命運のかかる大きな仕事を任せてもらえるのが、当社で働く大きな魅力だと改めて思います。
 まずはこの大役をきちんと果たし、今後は総括製造販売責任者として製造委託をしている協力会社への監査業務なども含め、より広範な視点で品質保証及び品質管理に関わっていきたいと意欲を燃やしています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

品質管理業務や行政対応など、これまでの経験を生かし、将来的には総括製造販売責任者として自社の製造所に加え、製造委託を行っている協力会社様への監査業務なども行っていきたいと思います。そのためにも、それぞれの製造所のよいところ、改善すべきところを見極める力、またそれらの背景にある法的根拠に関する知識を身に付けられるよう、精進していきます。

私なりの仕事の心掛け

「すぐできることはすぐにやる」 ことでよりスムーズに仕事を進行

「すぐできることはすぐにやる」を心掛けています。新人の頃は、どの業務にどれだけ時間を要するかが把握できず、時間配分ができず、他の人の業務に差し支えてしまうこともありました。そうならないためには、優先順位をつけて仕事をすることはもちろん、簡単にできることはすぐ行うことで、難しい仕事、手間のかかる仕事に時間を費やすことができるようになると考えています。

これが成功の分岐点

新たな知識習得に より貪欲に取り組む

3年目に医薬品製造管理者を担当するようになったのが、大きな転換点だったと思います。それまで品質管理における試験業務で関連するものに加え、医薬品製造に関わる法的資料にも目を通すようになり、薬学生として勉強してきた内容では補えない領域が多くあることを改めて認識。知識習得に臨む姿勢も、より真剣なものへと変化しました。

学生の皆さんへメッセージ

早め早めの情報収集と行動で スキルアップを

インターンシップなどで情報を集め、関連する資格取得にチャレンジするなど、早め早めに行動するとよいと思います。例えば、製薬企業で働く場合は予算等も考慮した業務を行わなければならないため、金融・財務関係の知識があると役に立ちますし、製薬工場で働く場合は工学的な知識なども取得していると役に立ちます。

オフタイム

学生時代から剣道をしており、社会人になってからも毎週水曜日のノー残業デーや休日を中心に、週3回ほど稽古に励み、試合や昇段など、プライベートでも目標を持った生活を送っています。
夏休みなど長期休暇では、国内各地の温泉めぐりやご当地グルメを楽しんでいます。

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