株式会社スギ薬局(スギ薬局グループ)

業種 保険(調剤)薬局ドラッグストア(調剤併設含む)その他
2024年取材記事
一緒に働くエリアのすべての薬剤師が 自信を持ってがん患者さんをサポートできるよう 自身の知識や経験を伝えたい。
薬学部 2020 年卒業
私のCAREER
外来がん治療認定薬剤師

様々なことにチャレンジできる環境の中で、リクルーターや糖尿病アドヒアランス向上プロジェクト、医療カレッジのがんチームなど、若手のうちから様々な経験を積んできました。そのおかげで着実にステップアップし、自分にしかできない仕事に出会うことができたと感じています。

5年のCAREER

  • 1年目

    入社
    調剤併設型店舗

    店舗OJT研修で先輩薬剤師の指導のもと、調剤の基礎を徹底して学ぶとともに、服薬指導をはじめとする患者さんへの対応についても学ぶ。1年目後半からはリクルーターとしての活動も開始

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    ここがPOINT1

    OTCなども含めて提案の選択肢が広い調剤併設型だからこそ、より高い専門性が求められると痛感。同時に、店舗の先輩薬剤師だけでなく、DI室がしっかりとサポートしてくれる環境に、「ここでなら専門性を磨いていける」と感じました。

  • 2年目

    糖尿病アドヒアランス向上プロジェクト
    医療カレッジがんチームに参加

    糖尿病アドヒアランス向上を目指すプロジェクトチームや、スギ薬局の独自制度である医療カレッジのがんチームに参加。社内外の勉強会や講習、学会などにも積極的に参加し、自己研鑽に励む

  • 3年目

    優秀社員賞を受賞

    特定薬剤師管理指導加算2の算定にあたり必要な知識や症例についてエリア内の薬剤師に対し勉強会を開催。エリア全体でがん患者さんサポートできるよう取り組んだ結果、スギ薬局の社内表彰制度で優秀社員賞を受賞

  • 4年目

    外来がん治療認定薬剤師の資格取得

    外来がん治療認定薬剤師の資格を取得したことで、他社と合同の勉強会を開催したり、薬剤師会で講演したりと、活躍の場が広がる。医療カレッジとして学会発表のサポートなど、社外への発信活動にも注力

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    目の前のことに一生懸命取り組めば、自然と次の扉が開き、ステップアップしていけると実感。特に資格を取得したことで、他社との合同勉強会の開催など外部と連携する機会も増え、「一緒に働くエリアのすべての薬剤師が自信を持ってがん患者さんを手厚くサポートできる環境をつくる」という目標に向けて前進できたと感じています。

様々なことにチャレンジした上で
興味ある分野を深掘りしたい

 もともと好奇心旺盛な性格で、いろいろなことにチャレンジできるところに就職したいと考えていました。OTCなども活用して、患者さんの副作用の悩みなどの解決もしていきたいとの思いから調剤併設型のドラッグストアを志望しました。また興味のあることを見つけたら、しっかり時間をかけて深掘りしたいと考えており、そのためにも福利厚生が充実し、かつ風通しもよく、長く働ける環境であるかも重視していました。
 スギ薬局はインターンシップへの参加などを通じて、1年目からリクルーターとして活躍できるなど若手のうちから様々なことに取り組めることや、あたたかみのある職場の雰囲気にも魅力を感じました。「まごころを込めて親切に応対」するという企業理念が、現場の隅々にまで浸透し、また処方箋がなくても気軽に健康相談に来られている様子を目の当たりにし、「身近で気軽に頼れる存在」として地域に根付いていると実感し、入社を決めました。

面応需で幅広い知識を習得
リクルーターとしても活動

 入社後は、まず一般的な店舗業務の研修を受けた後に、店舗OJT研修を通して調剤や監査など、基本を徹底して学びました。1年目は先輩がトレーナーとしてマンツーマンで付いてくれ、また1~3年目までベーシック研修が継続してあり、その後も様々な研修が用意されているなど、着実にステップアップするための教育研修体制が整っていると感じました。特に3人1組となり薬剤師、患者さん、フィードバック係に分かれて行うロールプレイング形式の研修は、実践的でとても役立ちました。
 最初に配属されたのは、調剤併設型の大型店舗でした。内科や胃腸科、小児科のクリニックに加え、がん拠点病院になっている総合病院も近くにあり、様々な診療科の処方箋を扱う中で、幅広い知識を養うことができました。半年が経つ頃には、レジメンを見ながら患者さんに対応し、トレーシングレポートの作成も行う特定薬剤管理指導加算2の算定要件に当たる業務も経験しました。初めての経験でしたが、先輩やDI室のサポートも受けることができ、とても勉強になりました。
 また、リクルーターの公募に応募し、リクルーターとして就活イベントなどにも参加しました。リクルーター研修では、相手のニーズに応じた話の組み立て方やわか りやすい話し方も教えてもらい、リクルーター活動のみならず、普段の服薬指導でも役立てることができました。

糖尿病アドヒアランス向上や
資格取得にも積極的に取り組む

 2年目からは別店舗に異動し、「糖尿病アドヒアランス向上プロジェクト」にも参加。薬だけでなく、食事や運動療法に関する知識や、ステージごとの目標設定やアドバイスの仕方などを学び、患者さんが自ら治療に取り組む気持ちになってもらえるようなサポートを心掛けました。
 また、専門性を発揮して活躍する先輩の姿に憧れ、当社独自の制度である医療カレッジのがんチームへの参加も決意。資格取得を視野に、社内の勉強会や社外の講習会にも積極的に参加するようになりました。
 さらに、特定薬剤管理指導加算2の算定にも積極的に取り組もうと、薬局で一緒に働く他の薬剤師にも呼びかけ、自ら勉強会も開催。薬局スタッフ一丸となって取り組んだことで、中部営業一部の中で、算定件数が一番になることができました。この取り組みについて社内で成果発表も行い、優秀社員賞を受賞することができました。

後進の育成サポートや
社外への発信にも力を注ぐ

 受験要件である実務経験3年を充たしたことで外来がん治療認定薬剤師を受験し、資格を取得することができました。今まで以上に自信を持って患者さんに対応できるようになったことに加え、他社と一緒に勉強会を開催したり、地域の薬剤師会で講師を務めたり、活躍の場も広がりました。
 入社5年目となる現在は、薬局業務やリクルーターに加え、スギ薬局の専門薬剤師の活躍状況や取り組みについての社外発信にも携わっています。3つの業務を掛け持ちしているというよりは、例えば調剤業務で患者さんに介入した事例を医療カレッジにおける学会発表につなげたり、リクルーターで培ったコミュニケーション力を調剤業務で患者さんとの信頼関係づくりに役立てたりと、すべてがつながっているという感覚です。プラスの循環が生まれ、自分にしかできない仕事がどんどん生まれていき、患者さんや学生さんから「ありがとう」の言葉もいただくことができ、とてもやりがいのある仕事だと実感しています。
 今後も、積極的に知識や経験の幅を広げ、自分が得たものを勉強会などを通じて、エリア全体の薬剤師に還元していきたい。そしてより多くの薬剤師が、がん患者さんのサポートにも自信を持って取り組めるようにサポートしていきたいと考えています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

目標は自分の店舗があるエリア、ひいてはスギ薬局全体がよりがん患者さんを手厚くサポートできるようにすることです。そのために、学会や研修会で得た知識を社内の勉強会や、コンテンツ配信などを通してエリアの薬剤師に還元しています。今後さらに活動の輪を広げて、多くの薬剤師が自信を持ってがん患者さんをサポートしていけるようにしたいと思っています。

これが成功の分岐点

不安を抱える患者さんの力になりたい
という思いが勉強の原動力に

1年目の時にがん患者さんと出会ったことが、大きな分岐になりました。処方箋と一緒に持ってこられた病院が作成した情報提供書には、レジメンや副作用状況が書いてありました。初めてのことも多く、わからないことは先輩はもちろん、DI室に聞きながら勉強して、患者さんのサポートに努めました。異動する時に、患者さんから「あなたがいてくれてよかった、治療が不安だったから」と言われ、患者さんは私が思う以上に治療に不安を抱えているのだと実感。がんの勉強を一生懸命にして、少しでも患者さんの不安を減らせるようサポートしていきたいと思うようになりました。

私なりの仕事の心掛け

継続するには
頑張るだけでなく、
休養やリフレッシュも大切

仕事に取り組むうえで大切なことは「継続する」ということだと考えています。知識や経験は薬剤師にとって非常に重要なので、何より長く働いていける環境を、会社はもちろんですが、自分でもつくっていくことが大事だと思います。自身のメンタルや体力を常に気遣い、頑張るだけでなく、時には休んだり、リフレッシュしたり、メリハリをつけるようにすると、継続的に勉強ができ、結果にもつながると思っています。

学生の皆さんへメッセージ

様々な人と交流し
コミュニケーション力を身に付けてほしい

アルバイトやサークル活動、友達との交流を通してコミュニケーション力を身に付けるとよいと思います。知識ももちろん大切ですが、コミュニケーション力がないと患者さんとの信頼関係を築けず、専門性の発揮につながりません。限られた時間の中で、患者さんに心を開いて不安や悩みを相談してもらえるようにすることは、現代の薬剤師に求められる重要な能力だと思います。

オフタイム

休日の趣味はガーデニング。
紫陽花やバラを夫と一緒に育てています。
植物の様子や世話について一緒に考え、
試行錯誤した末に、きれいな花を咲かせて
玄関を彩ってくれるとやりがいを感じます。
新婚旅行でイタリアに行き、とても楽しかったので、
再訪したいと思い、イタリア語を勉強中です!

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