抗がん剤の混合調整業務を担当したことで、がん領域への関心が高まり、薬剤師レジデントに応募。 その経験を活かし、またがん専門薬剤師としてチーム医療をリードするとともに係長として後進の育成やさまざまな環境整備にも力を入れています。
薬剤に限らず、多領域の知識も身に付け、医師や看護師、コメディカルとの調和を取れる薬剤師を多く育成し、1人の医師に対して、必ず薬剤師が1人付く体制を確立していきたいと考えています。また、臨床において知り得た疑問を突き詰め、その成果を学会発表や論文というカタチにして広く世の中に発信していきたいと思います。
自分の思いばかりが先走り
足元が見えていなかったと反省
社会に出て間もない頃、「患者さんに専門的なことをわかりやすく説明できる薬剤師になりたい」という思いばかりが先走り、調剤業務を軽んじる気持ちがありました。調剤に関する知識なくして、服薬指導ができるわけもないのに、本当に浅はかだったと、今思えば恥ずかしいばかりです。前ばかりを見るのではなく、しっかりと自分の足元を見て、一歩一歩進んでいくことが大切だと後になって気付きました。
現在の私につながる
基盤となった3年間
薬剤師レジデントとして過ごす中で多くのことを学びました。なかでも、エビデンスをきちんと示すことの重要性や、医師と同等の責任を負う覚悟を持つという意識が芽生えたことで、その後の成長につながり、まさに現在の私の基盤をつくってくれた3年間だったと思っています。
文献を調べる時は
一次資料をきちんと確認!
論拠となるエビデンスに間違いがあってはいけないため、できる限り引用元の一次資料を確認したり、翻訳ではなく原文で論文を読むようにしています。そうすることで、より確度の高い情報を得られるだけでなく、興味の範囲がさらに広がり、より幅広い知識を習得することができると考えています。
休日は家族と公園やショッピングに行ったり、息子のサッカーの試合の応援に行ったり…。家族がいるからこそ頑張れる、仕事の原動力です!
お酒が好きで、特に他職種の人たちとの飲み会は、普段の仕事では見られない一面が見られたり、違う観点からの気付きを与えてくれたりと、いろいろな意味で楽しみです。