パナソニック健康保険組合 松下記念病院

業種 病院
2020年取材記事
幅広い知識と経験を積み心のケアまで
トータルにサポートできる薬剤師へ。
次世代を担う薬剤師
薬剤部
京都薬科大学薬学部 2017年卒業

薬局薬剤師との出会いが
進路を決めるきっかけに

 私が薬剤師という仕事を知ったのは中学生の頃。体調不良で悩んでいた時に調剤薬局の薬剤師さんと出会い、医師とはまた違う近い距離感で話をすることができ、安心感を得ることができました。大学受験を控え、職業について真剣に考える中で、不安を取り除き笑顔を取り戻せる薬剤師の仕事が頭に浮かび、薬学部へ進学することに決めたのです。就職にあたっては、カルテから治療方針や検査値などを確認し、また多職種と協働することで多様な知識を得たいと、病院薬剤師を目指すことに。なかでも松下記念病院は診療科が一通り揃い、福利厚生も充実していることから入職を決めました。
 1年目は調剤の基本を徹底して学び、後半からは夜勤にも入るようになりました。最初は調剤や監査に関わるルールが多く、覚えるのが大変でしたが、先輩のアドバイスに従って、なぜそういうルールが必要なのか、目的は何かと、本質を考えるようにしたことで、しっかりと頭に入るようになりました。

緊張感を持って取り組み
リスク回避や治療品質の向上へ

 2年目からは周術期の病棟を担当。「この病棟の薬の責任はすべて私にある」という、大きな責任と緊張感の中で、「小さなことも見逃さないように」と、より集中して取り組むようになりました。手術前に中止すべき薬や、飲むべき薬などをしっかりと確認、指導することで、リスク回避につながった時は、大きなやりがいを感じます。患者さまにお渡しする説明書も、ポイントとなる文字を大きくしたり、イラストを入れたり、工夫を凝らし、 誰にとっても分かりやすい説明を心がけました。
 3年目は産婦人科、4年目は血液内科、循環器科、小児科など様々な診療科の病棟を担当し、知識を広げるとともに、幅広い年齢層や生活背景を持つ人への対応の仕方も学ぶことができました。処方提案が採用され、それにより病態が改善した時や、副作用を回避できた時、そして患者さまの抱えている不安を解消できた時は嬉しく、もっと頑張ろうとモチベーションも上がります。
 今後も知識や経験の幅を広げ、患者さまに寄り添い、トータルにサポートできる薬剤師へと成長していきたいと思います。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    大きな違いは責任の重さです。自分の気付きや判断が患者さまの命に関わることもあり、常に緊張感と責任感を持って行動するようにしています。どんなに忙しくても確認を怠らないこと。また、知らなかったでは済まされないこともあり、日々の研鑽は欠かせません。

  • 学生の時にしておけば
    よかったこと

    学生の頃は、定期テストや国家試験に合格することが目標になりがちですが、その先にある医療現場を想定し、「得た知識を現場でどう活かすか」を考えて学べば、成長スピードも大きく変わってくると思います。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    説明会や見学会で、病院や企業ごとの指針をしっかりと確認するとともに、実際に「自分が働くイメージが持てるか」、直感を信じることも大切です。福利厚生や当直の回数など、働いている先輩に話を聞くのも有効です。

オフタイム

友人と美味しいものを食べたり、ショッピングに
出かけたりしてリフレッシュしています。
当院では、最長で10日間の連続休暇を
取得できるのですが、私は5日ずつ2回に分けて、
近隣で遊ぶことが多いです。

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