目先のことだけではなく、
人生プランを考えて就職先を決定
就職先を選ぶにあたっては、合同説明会などで様々な先輩のお話を聞きました。病院とも迷いましたが、結婚、出産を経験しても復職しやすく、長く働きやすいと感じた薬局に焦点を絞り活動。調剤だけでなく日用品も扱うドラッグストアであれば、より患者様の生活に密着したアドバイスができると思い、地元・岡山の地域に根ざしているザグザグに入社を決めました。デイサービス施設の運営などを多角経営している安心感もポイントでした。ＯＴＣ研修は３ヶ月間と手厚く、ＯＴＣに関するカリキュラムも研修にしっかりと盛り込まれていました。例えば介護用おむつや介護食などの講義では、実際に着用してみたり、試食してみたり。のちに抗がん剤治療中の患者様のご家族から「食が細くなっている」と相談を受けたときには、味を含めて具体的にアドバイスができ、実務でも役立つ実践的な研修だと改めて感じました。
トレーシングレポートや疑義照会で
減薬に繋がる処方提案を
２年目に大型店舗に異動。１日に扱う処方箋枚数は、以前の店舗の約2.5倍。処方箋が原本なのかFAXなのか、調剤事務さんと協力して優先順位を明確化、常連の患者様には事前に混み具合を連絡するなど待ち時間短縮の工夫をしました。患者様とは、楽しく雑談をしながら、服薬情報を引き出す対話を心掛けています。今では、私を指名して来局される患者様（先輩からはファミリーと愛称をつけて呼ばれています）も増え、かかりつけ薬剤師を目指して、日々精進しています。
あるとき対応した患者様は２つの病院に通院。隔日投与の薬が加わったために飲み忘れが増え症状が悪化し、別の病院で薬が増量されていました。そこで医師へ隔日でなく毎日服用の薬への変更を提案。一包化して日付を入れることで飲み忘れがなくなり、減薬に繋がりました。トレーシングレポートや疑義照会が処方に反映され、患者様のお役に立てた時は薬剤師としてのやりがいを感じます。
Myタイムカプセル
患者様から頼られ「会えるのを楽しみにしている」と言われている憧れの先輩薬剤師Yさん。先輩のようなかかりつけ薬剤師になり、患者様のQOLを高めるのが私の理想です。
患者様の心を掴むために朝ドラを毎日録画して見たり、患者様の生活、趣味、行動範囲をリサーチしたりして、雑談の中から有益な服薬情報を得るように心掛けています。
学生の皆さんへアドバイス
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キャリア選択のアドバイス
説明会で得た情報が多すぎて整理できなくなった時、表を作って情報を整理しました。縦軸に自分が求める条件、横軸に会社名を入れてチェック。表を見ながら「どんな人生を歩みたいか」と俯瞰して考えたら、おのずと候補が絞れてきました。
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学生時代にしておけばよかったこと
就職活動を始めた頃「薬剤師の私には薬剤師の先輩の話以外は聞く意味がない」と思っていましたが、それは違いました。文系・理系を問わず、様々な分野で活躍する先輩の話を聞くことで、就職活動の仕方を見直すことができました。もっと早く広い視野を持てばよかったです。
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こういう人と働きたい！
処方箋枚数が増えてきた今、ひしひしと感じるのはチームワークの大切さです。効率的に対応するには、みんなで考え、実行し、慣れていく必要があります。困難に直面したときも明るく対応し、周りを楽しい気分にしてくれる人と一緒に働きたいです。
オフタイム
趣味の旅行でリフレッシュ！
写真は愛媛県のみかんジュースが出る蛇口から
ジュースを飲んでいるところです。
平日に連休を取得できるので
混雑を避けてゆっくりと楽しめます。
