愛知県庁

業種 官公庁
2022年取材記事
さまざまな経験を積む中で成長し続け 県民の健康生活に貢献できるのが魅力。
次世代を担う薬剤師
保健医療局 生活衛生課
名城大学薬学部 2018年卒業

多様なフィールドを経験し
広い視野と知識を身に付けられる

 就職説明会やインターンシップに参加する中で、薬剤師として患者さんに限定せず、多くの人と関わり、支える仕事をしたいと思うようになりました。愛知県庁では、本庁での勤務のほか、病院や保健所、衛生研究所など多岐にわたるフィールドで働く中で広い視野や知識、能力を身に付けられることや、自分の適性に合った働き方ができることに魅力を感じ、入庁を決めました。
 入庁して最初に配属されたのは保健所で、薬局や理・美容所、公衆浴場などの許認可や監視指導、感染症発生時の疫学調査などを担当。環境衛生や薬事、感染症に関する法律の知識など覚えることが多く、不安な気持ちを抱えていた時、「どの先輩も経験してきたこと。わからないことがあれば素直にそう言って教えてもらえばいい。皆が助けてくれるから」と上司が言ってくれたおかげで落ち着き、できることを一つずつ増やしていきました。監視指導では、検査の目的は何か、なぜ改善の必要があるのか、目的や根拠を示すなど、より説得力のある説明にも力を入れました。納得してもらえた時や、相談者の不安を解消できた時には大きなやりがいを感じました。

県民の健康生活を
多様な角度から支える仕事

 3年目からは医薬安全課の毒劇物・麻薬・血液グループで、麻薬取扱者などの免許発行や麻薬等を取り扱う医療機関への指導、薬物乱用防止啓発活動などを担当。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、一部の麻薬取扱者の免許更新を郵送でも可能にするなど、新たな仕組みづくりもメインで担当しました。
 5年目となる現在は、生活衛生課の食品衛生・監視グループで主に違反食品の対応業務に携わっています。保健所などから報告される違反食品のうち、県の管轄外で製造された違反食品については当該自治体に調査を依頼したり、一方で他自治体からの依頼に基づいて保健所などと連携して調査し、その結果を報告したり、他自治体との窓口としての役割を果たしています。県民の健康に直結することだけに、他自治体や県内保健所などに的確に説明し、迅速に対応できるように努めています。
 部署ごとに求められる知識が異なるので、常に勉強は欠かせませんが、それだけに自分の可能性を広げ、成長し続けられる職場だと感じています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

当面の目標は、食品衛生の知識を身に付けること。その後、生活衛生など、ほかの本庁部署も経験し、知識の幅を広げたいと思います。いずれは「この分野なら私へ」と言われるような得意分野を持って活躍できる人になりたいと考えています。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • キャリア選択の
    アドバイス

    実際に働いている人に話を伺うこと。特に長く働くためには、仕事内容だけでなく、職場の雰囲気が自分に合っていることも大切になります。職場見学やインターンシップなどの機会を積極的に活用することをおすすめします。

  • 社会人と学生の
    違い

    責任の重さが一番の違いです。学生の時は、失敗しても個人で責任を負い、自分だけで挽回できることが多かったのですが、社会人になってからは自分の行動はすべて会社の行動としてみられるため、より慎重を期すことが求められます。

  • 社会人への
    心構え

    常に新しいことを学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。自分で調べてわからなかったことは、周りの人に教えを乞うなど、わからないままにしないことが大事です。また、仕事以外のリフレッシュする時間も確保することが長続きの秘訣だと思います。

オフタイム

友達や家族と一緒に、美味しいものを
食べるのが、私の幸せ時間です。
コロナ禍でも、テイクアウトをしたり、
今年の夏はいろいろなかき氷を
食べたりして楽しんでいます。

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