神戸市役所

業種・職種 官公庁
2018年取材記事
自ら考え、取り組んだ仕事で 結果を出せる喜びとやりがい。
健康部生活衛生課
薬学部卒業 2013 年入庁
私のCAREER
衛生監視員

本庁にて食中毒や違反食品事例などの原因究明、再発防止のために、 国や関係自治体、管轄の衛生監視事務所との連絡調整や防止策のとりまとめを担当しています。

6年のCAREER

  • 1年目

    入庁
    食品衛生検査所へ

    1~2年目は、中央卸売市場で取引される食品の安全性や衛生を監視・指導。野菜や果物の残留農薬が基準値を超えていないか測定する理化学検査も担当する

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    残留農薬の検査方法は厚生労働省の規定によって決まっていますが、各施設における設備の違いからセオリー通りにいかない場合も。神戸市の設備に合わせて、正しい数字が出せる検査方法の確立に尽力しました。

  • 3年目

    食品衛生検査所で
    より広範囲の業務を経験

    野菜や果物から、検査対象が食品全般へ。微生物検査など検査項目が増えると共に、食品の「食品表示」が規定に沿っているかを監視・指導

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    食品の表示について2015年から食品表示法が施行されました。新しいルールを周知させると共に、事業者の方からの相談に応えるため法律の知識は不可欠でした。

  • 4~5年目

    新たな検査手法や
    自主的な調査に着手

    魚介類の水銀含有量測定における新たな検査手法の確立や、寄生虫アニキサスの実態調査を行うなど、自ら課題を見つけて改善に取り組む

  • 6年目

    本庁の生活衛生課へ
    異動

    生活衛生課に異動。食中毒や違反食品事例の発生時に、国や関係自治体、衛生監視事務所と連携して原因を究明し、再発防止を講じる

神戸市民の安全を支える
大きなミッションに共感

 大学時代に参加した、神戸市主催の薬物乱用防止イベント。薬剤師が行政分野で活躍できることを知り、市民全体の健康を支えるという仕事に魅力を感じ入庁を希望しました。1年目に配属されたのは、食品衛生検査所。市内に流通するあらゆる食品の拠点となる神戸市中央卸売市場内にあります。ここに集まる食品の安全性や衛生状態を監視・検査し、改善点があれば指導する仕事に従事しました。
 例えば、有毒性のある魚介類がまぎれ込んでいないか。温度管理がなされているか。また野菜や果物の残留農薬を調べたり、食品の表示が法令に準じているかもチェックします。早朝セリが始まる前に市場の仲卸店舗を順々に見て回り、食品が衛生的に取り扱われるよう監視・指導しています。有事の際には仕入れた商品の調査及び必要に応じた措置をするため、事業者の方々への対応には大きな配慮が必要です。基本的なことですが私は普段から挨拶や世間話などで交流を深め、話しやすい雰囲気づくりを心がけました。加えて「なぜ販売できないのか」「どう改善すればいいのか」を丁寧に説明。理由と改善ポイントをきちんと示し、納得してもらえるよう努めました。

自ら課題を見つけ、
改善策やアイデアを形にする楽しさ

 入庁してすぐの頃、上司から言われて印象に残っているのが「仕事は受け身ではなく自分で課題を見つけ、積極的にソリューションを提案してほしい。こちらもサポートは惜しまないから」という言葉です。4年目に入り、さらに期待に応えるべく自ら研究に着手。魚介類の水銀含有量測定にあたり、技術論文を参考に新たな検査手法の確立にチャレンジしました。既存のものより簡単で精度の高い方法はないかと、何度も条件を変えて実験を重ねた結果、現状の課題を解決する手法を確立することができました。また翌年には、流通している魚介類の中にアニキサスがどの程度寄生しているかの実態を調査し、レポートにまとめて研究発表会で発表。食品衛生監視員が事業者へ監視指導する際に、役立つ情報として非常に喜ばれました。
 自ら課題を発見し、アイデアや改善策を考え、結果を出す…その楽しさと喜びを実感できた貴重な経験でした。

神戸市以外の自治体が絡む
食のトラブルを解明する

 6年目に本庁の生活衛生課へ異動。国(厚生労働省、消費者庁)や関係自治体との連絡調整や、市内の衛生監視事務所との連携が主な業務です。例えば、他都市で発見された違反食品が神戸市内のメーカーの製品である場合には、管轄の衛生監視事務所に調査を指示したり、逆に神戸市民から食中毒との申し出があった際に、その原因究明や再発防止のため関連自治体に調査を依頼したりするのが私の役割です。前職とは全く違う業務のようですが、実は経験を活かせる場面も多々あります。食品の流通経路に精通しているため問題が起こった場合の問い合わせ先がすぐ分かったり、検査の工程を熟知しているので分析を依頼する際の所要時間が想定できたり、検査所で培った5年間が今の業務を円滑にしてくれているのを日々感じています。
 今の業務のやりがいは、何といっても問題を解決へと導くこと。問題のある食品の原因が判明し、再発防止策が講じられた時は、市民の安心安全に貢献できた達成感を味わえます。まだ配属から日が浅く目の前の仕事に精一杯ですが、いずれは今の部署でも課題を発見して業務改善に着手していくのが目標です。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

目下の目標は係長に昇進し、部下をサポートしながら責任ある立場で職務を遂行していくことです。積極的に業務改善に着手する上でも係長になれば裁量権が大きく、進めやすくなるからです。また、いずれは食品衛生だけでなく、環境衛生や動物衛生など広い分野の職種も経験したいと考えています。

これが成功の分岐点

新たに確立した検査手法や、自主的な実態調査は 自ら仕事を創造する喜びにつながった

入庁4年目、食品衛生検査所で魚介類の水銀測定における新たな検査手法を確立できたこと。現状に満足することなく、常に改善点を探し続ける姿勢を学びました。また翌年に行ったアニキサスの寄生実態調査は、ニュースをヒントに着手。世間の関心にアンテナを向けておく大切さを実感しました。

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