株式会社スギヤマ薬品(ドラッグスギヤマ、スギヤマ調剤薬局)

業種 保険(調剤)薬局ドラッグストア(調剤併設含む)
2025年取材記事
患者さんと長期的な関係を築き 多面的にフォローできる薬剤師へ。
次世代を担う薬剤師
主任・スポーツファーマシスト
名城大学薬学部 2021年卒業

実践的な研修を経て
店舗でも迷うことなく対応

 薬局や病院での実務実習のほか、インターンシップなどにも参加した中で、「患者さんと顔なじみになれた」という手応えを感じたのが薬局でした。実習先がドラッグストア併設だったこともあり、健康食品に関する相談もいただくなど、患者さんとふれあう楽しさとやりがいを体感。患者さんと長期的に関わり、薬だけでなく多方面からサポートできる「かかりつけ薬剤師」を目指そうと心が決まりました。
 スギヤマ薬品は地域に根差した店舗展開に加え、調剤はもちろんOTC医薬品や健康食品などに関する充実した研修制度も魅力でした。また、大学の先輩が多数在籍しており、風通しのよい社風だと聞いていたことなども安心感につながり入社を決めました。
 入社後の調剤研修では、処方箋入力から服薬指導、疑義照会のロールプレイングまで、店舗で起こり得る様々な場面を想定した手厚い指導を受けました。OTC研修では、実践的な接客研修に加え、栄養ドリンクの試飲など自ら商品を体験する機会も。実際に店舗に立った時、自信を持ってお客さんにお薦めでき、信頼を得る礎になったと感じています。

粉薬の味から食品の提案まで
個々の患者さんに深く寄り添う

 初配属はドラッグストア併設の面薬局で、多様な処方箋への対応力が身に付いたほか、来局された患者さんの症状がOTC医薬品で対応可能か、受診勧奨すべきかを見極める判断力も磨くことができました。特に病院や近隣の薬局が閉まっている時間帯には、切実な質問も寄せられ、症状に応じた医薬品を紹介するなど、地域医療の第一線としての役割を実感しました。
 現在は小児科門前薬局に勤務しています。粉薬の味に関する質問も多いため、自ら確かめて一覧表にしました。さらに妊娠・授乳サポート薬剤師の資格を持つ先輩達から様々な知識を得ながら、患者さんに適した服薬指導やご家族の不安に寄り添うための工夫を続けています。また、在宅業務では患者さんやご家族、施設スタッフとのコミュニケーションを大切にしています。施設スタッフから相談されることも増え、薬剤師に期待される役割の広がりを感じています。
 薬局長は、患者さん第一の姿勢を身を持って教えてくれるとともに、若手の挑戦を力強く後押ししてくれる存在です。企画から任せてもらった健康相談会をやり遂げた時の達成感は忘れられません。目標となる先輩の背中を追いながら、着実に成長できる環境が当社の強みだと感じています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

「かかりつけ薬剤師」が当面の目標であり、私をご指名で来局してくださる患者さんを一人でも多く増やせるよう努めています。また「公認スポーツファーマシスト」の資格を活かし、“うっかりドーピング”を防ぐための情報提供活動などにも関われたらと考えています。「漢方薬・生薬認定薬剤師」など、興味のある分野の資格にも積極的に挑戦していきます。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • キャリア選択の
    アドバイス

    実務実習は、将来の働き方を具体的にイメージできる貴重な機会です。そこで出会う先輩方の姿から「こんな薬剤師になりたい」というロールモデルを見つけてみましょう。患者さんとふれあう楽しさややりがいを感じながら、自分は患者さんとどのように関わっていきたいのかを深く考えてほしいと思います。

  • 社会人(薬剤師)への
    心構え

    薬剤師の仕事は、薬の知識を提供するだけでなく、高いコミュニケーション能力が求められます。 患者さんやそのご家族はもちろん、共に働く店舗のスタッフとも円滑な関係を築くことが、待ち時間の短縮や、より質の高い医療の提供につながります。常に周囲への配慮を忘れない姿勢が大切です。

  • 自分に合う
    進路選択をするには

    自身の適性や価値観を客観的に見つめる「自己分析」は想像以上に重要です。私は自己分析によって「人と関わることが好き」という新たな一面に気づき、患者さんと長く向き合う現在のキャリアを選択する上で大きな後押しとなりました。自分としっかり向き合い、納得のいく進路選択につなげてください。

オフタイム

登山が趣味で、月に2、3回、長野や山梨へ
遠征しています。写真は北アルプスの燕岳へ
テント泊をしに行った時のもの。
登り切った時の達成感と山頂からの絶景はもちろん、
下山後にはご当地温泉や旬の味覚も楽しんでいます。

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