株式会社スギヤマ薬品(ドラッグスギヤマ、スギヤマ調剤薬局)

業種 保険(調剤)薬局ドラッグストア(調剤併設含む)
2020年取材記事
正確で幅広い知識を養い 納得してもらえる説明ができる薬剤師へ。
次世代を担う薬剤師
名城大学薬学部 2020年卒業

実践的な研修内容で
安心して店舗に着任

 通院している患者さまだけでなく、病気になる前から接点を持ち、健康維持をサポートしたいとの思いから、調剤併設型ドラッグストアで働きたいと考えていました。なかでもスギヤマ薬品は教育研修制度が充実していること、さらに併設型をメインに複数店舗を見学させてもらったのですが、どこも雰囲気がよかったことがポイントとなり、入社を決めました。
 入社後はまず2カ月間にわたる研修で、社会人としての心構えや調剤、OTCについて学びました。特にOTC研修では、症状ごとにどの医薬品が適切であるかの説明に加え、教育担当がお客様役を務めるロールプレイング形式を採用するなど実践的な内容でした。お客様への声かけや質問の仕方から始まり、OTCで対処するのではなく、病院での受診をすすめるという判断をどこでするのかなど、研修を通じて学んだことは、店舗に配属されてからも大いに役立ちました。

小さな疑問も放置しない
確認の大切さを痛感

 研修後は、調剤併設店で調剤や服薬指導を中心に行っています。最近では、手技にはだいぶ慣れてきましたが、まだ薬の知識は完璧とは言えません。その都度、添付文書を確認しながら、正確かつ丁寧な服薬指導を心掛けています。新しく学んだ薬については、その日のうちに添付文書を再度読み返し、ポイントをノートにまとめるようにしています。
 ある日のこと、患者さまが「医師から処方内容が変わると言われた」と来局されたのですが、薬歴と照らし合わせても変更されている様子がありません。患者さまは「それならそれでいい」とおっしゃるのですが、気になって先輩に相談したら「すぐに疑義照会して」と言われ、結果として医師の処方変更が反映されていなかったことがわかりました。こうした経験から、処方箋を通して患者さまと接するのではなく、患者さまの声を聞くことが大切だと改めて痛感しました。
 先輩方はいつも優しく、私が困っていると聞くより先に声をかけてくれます。手厚いフォローに感謝するとともに、私も一日も早く先輩のように、すばやく正確な判断ができ、患者さまに寄り添える薬剤師になっていきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

服薬指導で患者さまに納得してもらえる説明ができたり、数あるOTCの中から患者さまの症状に最適な商品を選択できるようになることが目下の目標です。またいずれは、健康フェアの企画・運営などにも携わり、地域の皆さんの健康意識を高める活動も主体的に行っていきたいと思います。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    自分の言動、行動が、会社の印象にもつながっていくこと。それだけに責任が重いです。小さな疑問や不明点がある場合は「大丈夫だろう」で済ませることなく、たとえ時間がかかったとしても確認することが大切です。

  • 学生の時にしておけば
    よかったこと

    学生時代にまとめた薬理のノートなどは、社会人になってから見返す機会もあると思うので、保管しておくとよいと思います。特に、作用機序や主な副作用は、パッと反射的に出てくるくらい、しっかりと覚えておくとよいと思います。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    最初から選択肢を絞るのではなく、いろいろな会社の説明会に参加したり、店舗見学をしたりするとよいと思います。また、会社の特徴や印象を書き留めるノートを作っておくと、後から見返すことができ、検討しやすいと思います。

オフタイム

休日は、同期や学生時代の友人と出かけたり、
食事に行ったりするのが楽しみ。
学生時代にはアメリカなど海外旅行も楽しみました。
コロナ禍の今はあまり出かけられていませんが、
落ち着いたらまた旅行にも行きたいです!

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