総合メディカル株式会社(そうごう薬局)

業種 保険(調剤)薬局
2023年取材記事
病院や地域の保険薬局とも連携し、がん患者さんを地域一体となって支えたい。
がん分野専門薬剤師
薬学部 2015 年卒業
私のCAREER
外来がん治療認定薬剤師

がん治療を受けられる患者さんを薬局という身近な場所で支えたいとの思いから、社内公募のあった「外来がん治療認定薬剤師育成プログラム」に応募。現在は外来がん治療認定薬剤師として、専門医療機関連携薬局の認定を目指し、取り組みを進めています。

9年のCAREER

  • 1年目

    入社
    新規開局を経験

    大型店舗で様々な薬や処方に触れた後、新規開局の店舗のオープニングスタッフとして店舗づくりを経験。皮膚科クリニック前の店舗で薬剤のタイプによって性質が異なることや、スキンケア・化粧に関することまで幅広く学ぶ

  • 4年目

    新規開局店舗での経験をもとに
    自身も薬局長の道へ

    薬局長として店舗運営のほか、所属エリアの新入社員の教育担当として研修なども行う。地域包括支援センターに積極的に出向き、多職種と連携しながら在宅医療にも貢献

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    ここがPOINT1

    4年目で早くも新入社員の教育研修の講師を行うなど、教育研修が充実しているということは、自身が研修に携わる機会も多いことだと実感。研修を受けるだけでなく、研修を実施することで得るものも多く、まさに学び合う環境が整っていると感じました。

  • 7年目

    外来がん治療認定薬剤師
    育成プログラムに参加

    「外来がん治療認定薬剤師育成プログラム」の社内公募に応募。旗艦店である天神中央店(福岡県)に異動し、がん治療に関わる経験を積むとともに、資格取得に向けた勉強に励む

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    ここがPOINT2

    当社には専門薬剤師の育成や研究の支援などを専門に行う学術情報部という部署があり、多様なキャリアビジョンを描けるのが魅力。天神中央店には専門薬剤師として活躍する先輩が多く、そのレベルの高さに圧倒されつつ、少しでも多くの知識や経験を持ち帰ろうと積極的に取り組みました。

  • 9年目

    外来がん治療認定薬剤師の
    資格取得

    外来がん治療認定薬剤師の資格を取得後、地元である大阪の店舗にがん分野専門薬剤師として異動。専門医療機関連携薬局の認定を目指し、学会発表の準備や近隣薬局との勉強会企画などに取り組む

がん治療を受ける患者さんを
身近で支えられる薬剤師へ

 がん治療に携わりたいという思いがあり、就職にあたっては薬局か病院かで迷いました。当時は「化学療法といえば病院」というイメージが強かったため、病院実習が幅広い知識を身に付けられるよい機会だと感じる一方、退院後も患者さんに関わり続けたいという思いを持ちました。外来でがん治療を受ける患者さんがとても多く、内服薬や副作用管理の薬の処方箋を持って薬局に来られることから、薬物療法を継続する上で薬局薬剤師の存在が非常に重要だと知ったこともあり、保険薬局に絞ることにしました。なかでも総合メディカルは、キャリアビジョンの実現に向けた研修や支援が充実していることに加え、必要に応じて病院での研修も受けられることに魅力を感じ、入社を決めました。
 入社後は約3週間の集合研修からスタート。社会人として必要なビジネスマナーからグループワークによる症例検討まで、多岐にわたる内容でした。同期との絆も深まり、今も店舗や部署の枠を超えた交流が続いています。

オープニングスタッフとして
店舗づくりも経験

 初めて配属されたのは大型店舗で、幅広い薬や処方に触れることができ、また周囲との連携を考えた行動を意識するようになりました。1年目後半からは新規開局店舗のオープニングスタッフとして採用薬の検討や備品の選定、機器の準備など、店舗づくりから携わることができました。皮膚科クリニック前の店舗だったため、薬剤に使用される基材のタイプによって性質がどう異なるのかというコアな部分まで学ぶと同時に、お客様からの質問にスムーズに応えられるよう、スキンケアや化粧品についての知識も蓄えるようにしました。クリニックの医師が患者さんはもちろん、私たち薬剤師にも非常に丁寧に接してくれ、1年目から面会する機会があり、治療方針や薬剤の扱いに関する情報を共有できたこともあり、薬剤師として順調なスタートを切ることができました。

薬局長として管理業務に加え
在宅医療にも積極的に取り組む

 4年目からは薬局長となり、店舗の運営や管理も担当するようになりました。意思決定する立場となり、もし判断を誤れば店舗に、ひいては会社や患者さんにも不利益を与えてしまうことになりかねないと、身の引き締まる思いでした。独善的にならないように、店舗の人たちの意見をしっかりと聞いて、ディスカッションした上で慎重に決断するとともに、誰もが意見を言いやすい雰囲気づくりにも力を注ぎました。
 在宅医療にも本腰を入れようと、地域包括支援センターに出向き、ケアマネージャーとも積極的にコミュニケーションを取るなかで、次第に件数も増えていきました。来局された患者さんに対しても生活状況をヒアリングしたり、時には〝お試し訪問〟をさせてもらったりして、在宅への切り替えが必要かどうかを見極めるなど、状況に応じた細やかな対応を心掛けていました。
 また当時、数名のがん患者さんが来局されていたのですが、がん治療についての知識が乏しく、切除不能な患者さんに対して、「手術はされましたか?」と無神経な質問をしてしまったことがありました。このことがあってから「正しい知識や経験がなければ、がん患者さんとしっかり向き合うことはできない」と自己研鑽にも熱が入るようになり、ちょうどその時、「外来がん治療認定薬剤師育成プログラム」の社内公募があったため応募し、当社の旗艦店である天神中央店に異動し、資格取得を目指すようになりました。

外来がん治療認定薬剤師として
専門医療機関連携薬局の認定へ

 天神中央店では、志を同じくする仲間たちと切磋琢磨しながら抗がん薬やがん治療の知識を深めていきました。知識も経験も豊富な先輩が、処方箋から読み取った情報やガイドラインを基に、非常に適切な服薬指導や副作用管理をしていく様子には大いに刺激を受けました。少しでも追いつき、いつかは追い越せるようにと、社内の勉強会だけでなく、学会にも参加し、処方分析力や文献検索力を高めていきました。
 そうした甲斐あって、9年目には外来がん治療認定薬剤師の資格を取得することができ、現在は大阪の大学病院前の店舗に勤務しています。目下の私のミッションは、現店舗を専門医療機関連携薬局にすること。そのために患者さんとのコミュニケーションを深め、医師への情報提供を積極的に行っているほか、学会発表や近隣薬局との勉強会開催などに向けた準備を進めているところです。実際に患者さんから聞き取った副作用や生活環境などから最適な薬剤を選択して医師に提案し、それが採択されて患者さんの状態が改善されるケースも増えてきており、手ごたえを感じています。患者さんがより最適かつ安全ながん治療を受けられるように地域での連携を進めるとともに、保険薬局薬剤師のレベルアップにも貢献していきたいと考えています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

目下の目標は現店舗を専門医療機関連携薬局とすること。それにより、近隣の病院や周辺薬局と共に、がん患者さんに最適かつ安全な治療を受けられる仕組みをつくっていきたいと考えています。また、すべての患者さんが最適かつ安全な薬物治療を受けられるようにするには、自社の専門性向上のみならず、薬局業界全体の底上げが必須です。勉強会の開催や学会発表を私自身が行うことに加え、これらを試みようとする保険薬局薬剤師の支援をしていければと考えています。

これが成功の分岐点

「がん患者さんを支えたい」という
原点に立ち戻るきっかけに

薬局長として勤務していた頃、がん治療を受けている患者さんに対して「手術はされましたか?」と聞いたところ、「手術できないからこんな状態なんだよ…」と言われたことがありました。今であれば治療内容を見て切除不能の患者さんだとわかるのですが、「知識がないばかりに患者さんを傷つけてしまった」と悔やみました。その経験が、「退院後も継続して治療しているがん患者さんとしっかり向き合い、支えたい」という原点に立ち戻り、「外来がん治療認定薬剤師育成プログラム」に参加するきっかけとなりました。

私なりの仕事の心掛け

他者に伝える視点と
「魅力的に語る」ことを意識

「学んだことを自身の中だけに留めるのではなく、周囲にも波及させたい」との思いから、勉強したり、指導を受けたりする時に、その内容を他者に伝えるにはどう語ればいいかという視点を持つようにしています。指導する立場の人には「魅力的に語る」というスキルは必須であると考えています。私自身、魅力的に語る人を「格好いい」と感じますし、そういう人の言葉であればより腑に落ちると思います。そういう意味で、魅力的に語ることは、服薬指導にも重要な要素だと考え、実践するようにしています。

学生の皆さんへメッセージ

「医療にどれだけ貢献しているか」
という視点を持ってほしい

キャリアアップを目指すのであれば、「その会社が医療にどれだけ貢献しているのか」という視点で見るのがいいと思います。特に薬局であれば加算や在宅、認定取得の件数、それに対してどのようなサポートがあるのかなどを参考にするといいと思います。また学生のうちに友人や先輩後輩、先生とのつながりを多くつくっておくと、いずれ一緒に仕事をしたり、また相談に乗ってくれたりと、将来の財産になると思います。

オフタイム

仕事終わりのお酒は、何よりのくつろぎの時間であり、
明日からの仕事の士気も高まります。
天神中央店時代の仲間とは今も交流があり、
写真はその時のメンバーが集結した時のものです。
休日は妻と買い物に出かけたり、食事をしたり、
連休には旅行に行ったりしています。
新婚旅行では北海道を訪れ、洞爺湖でカヌーもしました。

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