2019年取材記事
信頼関係を深める
「ありがとう」の一言を大切に。
次世代を担う薬剤師
わたまち調剤薬局 管理薬剤師
就実大学 薬学部卒業 2016年入社

町中で気軽に声を掛けられ
親しみやすく信頼される
薬剤師を目指して

 薬局なら日頃より患者さまと接して、健康づくりのお手伝いができると思い、薬局への就職を希望しました。店舗見学の際、スタッフの仲のよさや後輩を温かく見守る先輩方の姿から、地域に根付く薬局ならではのアットホームな雰囲気や、社内の風通しのよさを感じ、当社への入社を決めました。
 入社後の研修では薬理学、薬物動態学等を講義形式で学び、より現場で活用できる知識が身に付きました。また社会人や薬剤師として必要なマナーや基礎知識も学びました。
 入社1年目は、経験を積むため処方箋枚数が多い店舗に配属。次々来店される患者さま、そんな中で複雑な調剤でも先輩方が冷静かつ丁寧に対応されていることに驚き、私も早く先輩方のようになりたいと思いました。当初は、処方箋から疑義を見つけることができず苦労しました。そんなとき、先輩から「処方箋は“見る”のではなく、“読む”もの」と言われました。初めは理解できなかったのですが、単純に処方通りに調剤するのではなく、この患者さまはどのような病気で受診されたのか、その背景を考えることで、薬に重複作用はないか、用法・用量に誤りはないかなど処方を読み解くことが徐々にできるようになり、今では「見る」から「読む」ように変われたと思います。
 常に現状に満足せず、子供さんの薬の飲ませ方や、薬を飲みやすくする方法など様々な知識を増やし、患者さまとの会話から求めていることを察して、行動するよう心掛けています。顔見知りの患者さまも増え、町中で出会えば気軽に世間話をするような身近な薬剤師さんとして認められていることがうれしく、やりがいにも繋がっています。

スタッフみんなに信頼されてこそ
真の責任者になれる

 3年目に管理薬剤師に就任。これまでがむしゃらに頑張ってきた私を上司がしっかりと見て、評価いただけたことにさらにやる気に。立場上の責任者(管理薬剤師)になることはできましたが、スタッフの皆さんに信頼されてこそ本当の責任者であると思いますので、今の私の目標は、名実ともに信頼される責任者になることです。そのためにも、常に「ありがとう」の一言を大切にしています。患者さまからはもちろんのこと、スタッフからの「ありがとう」の一言を、そして自分自身が誰かに感謝する心も大切にしたいと思います。感謝され感謝することが、信頼関係を築き、仕事をスムーズに運び、ひいては仕事の面白さ、やりがいにも繋がってくると思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

責任者としてスタッフに働きやすく仕事を頑張りたいと思ってもらえる店舗づくりをすることが目標です。指導薬剤師として新人育成や学生実習にも取り組みたいと思っています。また、薬剤師体験ができる子供薬局などのイベントをさらに積極的に開催し、地域の皆さまに親しんでもらえる薬局にしたいと考えています。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    学生時代は、自分のために勉強したりスキルを磨いたり努力しますが、社会人は人のために時間を使い努力することが多くなります。患者さま一人ひとりのために勉強してスキルを磨く必要があり、努力する目的が大きく変化します。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    興味がないことにも積極的にチャレンジすればよかったと思います。社会人になって歴史上の人物のゆかりの地を訪れ考えに触れたとき、歴史の面白さを知り、このように考えるようになりました。チャレンジすることで見聞が広がり、様々な人と話す機会も増えると思います。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    「毎日通いたい、頑張りたい」と思える環境であることが一番大切だと思います。仕事では辛いことや苦しいことはたくさんあります。よい職場環境・人間関係の中であれば、辛いことがあっても頑張ることができ、ステップアップすることで、やりがいを感じ充実した生活を送ることができます。

オフタイム

ゲームをして遊ぶことやe-sportsの観戦。
まだまだ世間に浸透していないe-sports観戦は、
手に汗握る試合が夢中にさせてくれます!!

その他の先輩社員を見る

ページトップへ戻る