2018年取材記事
一歩踏み込んだコミュニケーションで患者さまへの理解を深め、根本的な問題を解決。
次世代を担う薬剤師
薬剤師
神戸薬科大学 薬学部卒業 2014年入社

薬局内スタッフの良好な信頼関係が
患者さまの安心感にも繫がっている

 自宅から近いこともあり、もともと当社の南千里駅前薬局をよく利用していました。何か相談に行くと、薬の説明だけでなく生活習慣についてもアドバイスがあったり、薬剤師と事務間のスムーズな連携が患者目線でも見てとれて「ここで働きたい」と思ったのが入社のきっかけです。
 入社後は、各店舗の教育担当から指導を受けるOJT研修や各社MRから講義を受ける集合研修、先輩の薬剤師が指導・相談役として新入社員をサポートするメンター研修など、十分な研修を受けることができました。特に集合研修の各社MRによる1日8時間の疾患別講義では、国家試験よりもさらに実践的な内容を学び、実務に就いてすぐに役立てることができました。
 南千里駅前薬局に配属され、改めてスタッフ間の関係の良さを実感。困っている時は助け合い、声を掛け合うなど信頼関係が築けています。それらが患者さまの対応にも反映し、「親切で相談しやすく信頼できる薬局」とのお褒めの言葉をいただく結果に繫がっています。

患者さまに長く寄り添うことが
仕事のやりがいやモチベーションに

 入社3年目頃から在宅業務にも携わるようになり、社内の在宅推進チームに所属している薬局長に、在宅業務の一から十まで教えていただきました。患者さまを初めて訪問する際には同行していただくなどとても心強く、その後の在宅業務をスムーズに行えるきっかけとなりました。在宅療養が難しい患者さまのために看護師やケアマネージャーの方と療養方法を相談して、患者さまの健康維持に貢献できたときは、大きなやりがいを実感し、仕事のモチベーションにも繋がっています。そして、日本在宅薬学会の勉強会などに参加し在宅業務のスキルアップに励む一方、社内での在宅勉強会の立案・実施などにも携わっています。
 店舗業務であれ在宅業務であれ、私が常に心掛けているのは、患者さまとの一歩踏み込んだコミュニケーションです。例えば、薬の副作用を聞かれた患者さまには、副作用説明のほか、なぜ副作用を気にされるのかを必ず確認します。患者さまについて詳しく知ることが、根本的な問題解決のヒントになると考え、今後も患者さまとのスムーズな会話に取り組んでいきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

現在の店舗は、処方箋枚数が平均3,800枚/月と多く、個人宅の在宅業務も行っており、患者さまの対応時間を増やすため仕事内容を明確にする業務一覧表作成による「業務の見える化」など、業務効率化に常に取り組んでいきたいと思っています。また、在宅業務に携わっていると、患者さまが抱えている問題が多岐にわたることに気付きます。医師への情報提供や処方提案、多職種との連携、薬を服用しやすくする一包化や卓上カレンダーの作成など、患者さまの抱える問題を少しでも解決できる薬剤師を目指しています。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    学生は勉強をしてもしなくても、影響が及ぶのは自分自身のみですが、社会人は仕事の精度の良し悪しが、同僚や上司、会社、患者さまなど周りの方々にも影響を及ぼします。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    研究室に所属している時に、学会でのポスター発表や口頭発表などを経験しておけばよかったと思います。多くの経験があれば、学会発表にも取り組みやすくなると思います。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    薬局の場合、同じ会社でも店舗や管理薬剤師によって雰囲気が変わるので、自分に合う職場かどうかを確認するために店舗見学をお勧めします。また、興味のない職種でも一度は説明会などに参加して、自分の認識が正しいかどうか確認することも大切です。それにより自分の選択に自信を持つことができます。

オフタイム

サッカー観戦!毎年5月に開催される
UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦は、
夜中であろうが生放送で観戦します。

現在の活躍のステージ

基本的な薬剤師業務:調剤・監査・投薬・発注など
管理薬剤師業務:行政手続き、スタッフと月1回面談、店舗の円滑な運営、対人業務強化のための業務整理・改革
かかりつけ薬剤師として担当患者様 67名
個人宅の患者様の在宅業務、Dr往診同行、バイタルサイン確認など
在宅業務での事務との協力体制の構築
在宅推進チームに所属、大阪エリアの在宅業務の管轄、在宅に関する社内勉強会の立案・実施
リクルートチームに所属、学生の自店舗見学時の説明・案内、大学や企業主催の会社説明会への参加

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