2021年取材記事
地域の皆さまの健康を守る中心として 薬剤師の職能拡大に貢献していきたい。
関西支店 京都営業所
薬学部 2008 年卒業
私のCAREER
エリア長

入社4年目で薬局長になり、ブロック長、そしてエリア長へとキャリアアップ。 さらに新入社員研修の講師や実務実習指導薬剤師なども経験。 地域の皆さまから健康相談の窓口として頼られる薬剤師を目指していきます。

14年のCAREER

  • 1年目

    入社
    さまざまな形態の店舗を経験

    約1カ月の新入社員研修を経て、北海道の店舗に配属。4年目までに道内の3店舗を経験。1日平均処方箋応需枚数が40枚から200枚まで、規模も地域特性も異なる店舗で、調剤はもちろん在庫管理など幅広い業務に関わり、薬剤師としての基礎を固める

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    ここがPOINT1

    薬の勉強が大好きで、学んだことを医薬品の辞書にメモをしていました。1,000ページほどある辞書の、どのページにもメモがあるくらい勉強したことで、患者さまのさまざまな悩みや相談に、自信を持って対応できるようになりました。

  • 4年目

    薬局長に就任

    旭川市内の店舗の薬局長に就任。在宅医療に関する勉強会などに参加し、道内での在宅医療推進に積極的に取り組む。9年目で結婚を機に関西へ異動し、京都市内の店舗の薬局長となり、かかりつけ薬剤師、実務実習指導薬剤師にも注力

  • 10年目

    ブロック長

    ブロック長となり、5店舗を統括。管轄店舗内の人員調整や店舗からの要請に基づいて、店舗が抱える課題の解決に取り組む。その結果、生産性向上の取り組みが評価され「アインのチカラ賞」を受賞。また新入社員研修の講師も3年続けて務める

  • 13年目

    エリア長

    京都北エリアのエリア長に就任し、3ブロック、14店舗を統括。管轄店舗の人員調整や、売上・利益などの管理、店舗間の情報共有推進などを実施。生産性と業務品質、双方の向上を目指す

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    ここがPOINT2

    多くのスタッフと交流する中で、相手の考え方や性格などに合わせたコミュニケーションを心掛けるようにしています。スタッフが私を信頼して、いろいろと相談してくれたり、以前より成長している姿を見ると、大きなやりがいを感じます。

薬剤師の存在価値を
より高めていきたい

 学生時代、欧米の薬剤師は日常の健康相談の中心的な存在として、とても尊敬されていることを知りました。「日本の薬剤師も存在感を示していきたい」そのためには規模も影響力も大きい企業に入ることが近道だと考え、調剤薬局大手のアイングループへの入社を決めました。入社後は、北海道の店舗に配属され、社会人生活をスタート。
 そこから3年の間に総合病院門前で1日の平均処方箋応需枚数が200枚を超える大型店舗や、月2回は24時間対応もあるような店舗、薬剤師は薬局長と私の2人だけという小規模店舗まで、さまざまな形態の店舗を経験しました。大型店では、患者さまの待ち時間を減らすために、正確かつ効率的に一つひとつの動作を行うようになったり、幅広い薬の知識を得たりすることができました。
 また小型店では、薬局長に業務を一から指導していただき、在庫管理にも携わるなど、店舗運営全体に関わる知識を身につけることにつながりました。

在宅医療での気付きを生かし
より細やかなフォローを実践

 4年目に薬局長になった時には、これまでの経験があったので業務面で困ることはありませんでした。一方で、管理者としてスタッフと関係性を構築するのは初めてだったので、戸惑いもありました。エリア長にアドバイスをもらったり、マネジメントに関する社内研修を受講しながら、相手の考え方に合わせた伝え方を心掛けるなど試行錯誤を繰り返し、少しずつ良好な関係を構築していきました。
 その中で、以前から興味があった在宅医療に貢献していきたいと考え、まずは勉強会に参加し、本部からの支援も得ながら、薬局長として取り組みを開始しました。ご自宅に伺い、時間をかけて患者さまと向き合う中で、「指先がうまく動かせない」「嚥下力の低下」といったような身体的な状況に加えて、生活のリズムや本人の性格などを考慮することの重要性に気づかされました。在宅医療に携わった結果、店舗に来られる患者さまに対しても今まで以上に状況の確認を行い、きめ細かな対応につながったと感じます。
 かかりつけ薬剤師に対しても、2025年に地域包括ケアシステムが確立された時に、「中核的な存在となり、地域の皆さまを支えていく薬剤師の本来業務となる」との考えから、積極的に取り組みました。

チームとして助け合うことで
業務効率も大きく向上

 9年目からは結婚をきっかけに関西へ異動し、京都市内の医療モール型店舗の薬局長として勤務。同じビル内に在宅専門の店舗があったのですが、その店舗は近隣の医療機関からの在宅対応依頼がどんどん増えて、薬剤師の業務が多くなっていました。店舗は違えども、同じ会社の仲間として、協力できるところは協力し、少しでも負担を減らしていこうと考え、まずは自店舗の業務効率の向上に着手。過去の来客データを分析してシフトを見直したり、マニュアルや各種書類などをデータ化して調べる手間を削減したり…。効率化で生まれた時間を在宅専門店舗への支援に当てることで、一体感も高まり、活気も生まれました。効率化を目的とするだけではなく、「皆で助け合っていこう」という思いを共有できたことが、大きな成果につながったのだと思います。
 この業務効率化の取り組みを薬局長会議で発表したことをきっかけに、新入社員研修の講師として任命されたり、集合研修のサポーターを依頼されるなど、人前で話をする機会が増えました。その中で、自分の思いをしっかりと伝えるためには、論点の整理や構成を考えることが必要と学び、新たな成長にもつながりました。

成長とともに
活躍する舞台も広がり
さらに自分を高めていける

 10年目からはブロック長となり、管轄店舗が抱える課題解決に向けて薬局長と連携をとりながら取り組みました。本部からの客観的な数値データにもとづき、直接店舗の状況を確認し、課題を解決するにはどうすればいいかを店舗と一緒になって考え、実行するようにしています。
 さらに13年目からはエリア長として3ブロック・14店舗を統括する立場に。管轄店舗が増えても、現場に寄り添う姿勢は貫き、今でもスタッフとの面談は欠かしません。店舗間の情報共有も継続して取り組んでいます。よい事例を他店舗に展開するだけではなく、失敗事例を共有することでトラブルの未然防止につなげることも大切にしています。
 自身の成長に合わせて新たに挑戦できる場所がたくさんあり、成長を続けていける環境がアインの魅力だと改めて感じています。将来的にはより多くの店舗に関わり、社内での存在感を高めるとともに、「地域の皆さまから頼られる薬剤師」を一人でも多く育成するなど、薬剤師の職能拡大にも貢献していきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

エリア長として現在、14店舗を担当し運営していますが、将来的にはより多くの店舗に関わり、経営にも関与できるようになりたいです。また、新入社員研修や実務実習の指導薬剤師を務めた経験を生かし、今後も人材育成に携わっていきたいです。

これが成功の分岐点

「チームのために頑張ろう」
この思いが大きな成果を生む原動力に

入社9年目に京都市内の店舗で、業務改善の効率化をはかり、数値指標を掲げて取り組みました。ただ単に業務効率を上げることを目的とするのではなく、効率化によって生まれた時間を同じビル内の在宅専門店舗の支援に当て、「チームとして助け合える体制をつくるために頑張ろう」という思いをスタッフ全員と共有。それによって、業務効率が大幅に上がったのみならず、スタッフ同士で声を掛け合い、チームとしての連携力も高めることができました。

私なりの仕事の心掛け

目標から逆算して計画を立て 手帳でスケジュールを管理

事前準備は要です。目標から逆算して計画を立てるようにしています。大学時代にワタミの社長が著した本を読み、その「手帳術」に感銘を受け、スケジュール管理には手帳を活用しています。

学生の皆さんへメッセージ

視野を広げることを意識 また長期的な視点を持つことも大切

学生時代から視野を広げるため意識して行動することが大切です。読書や旅行をしてさまざまな考えに触れ、経験してほしいと思います。また、企業は考え方を教え、理念を共有する場でもあると思います。企業風土はその後の皆さんの考え方に大きく影響を与える可能性があります。企業研究の際には、長期的な視点で行い、皆さんの人生を豊かにする学びがある企業を選んでください。

オフタイム

5歳の息子と2歳の双子の娘がおり、
休日は家族と一緒に過ごすことが多いですね。
最近、息子がサッカーを習い始めたので、
公園で一緒にサッカーの練習をすることが増えました。
あとはリフレッシュと、視野を広げることを目的に、
本を読むようにしています。

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