独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO) 近畿四国地区病院

業種・職種 病院
2019年取材記事
栄養と緩和ケアの両面からターミナル期の患者さんを支えられる薬剤師へ。
6年制卒 先輩薬剤師
大阪病院 薬剤部
大阪薬科大学 薬学部卒業 2014年入社

患者さんや他職種と接する中で着実にステップアップ

 経過を追って病態を知ることができることや、専門薬剤師にも興味があったことから病院を志望。診療科が揃う総合病院を5~6カ所見学した中で、一番自分が働いている姿をイメージできたことが決め手となり、当院に就職を決めました。
 入職後はまず調剤の基本からしっかりと学び、1年目後半には病棟にも行くようになりました。がんと戦っている人、余命わずかな人など、さまざまな患者さんと接する中で、本に書いていることをそのまま話すのではなく、その人の状況を踏まえた上で、何を知りたいと思っているのか、相手の立場で考え、内容や言葉を吟味して話すことの大切さを学びました。
 2年目には注射薬室で主に抗がん剤のミキシングと監査を担当。投与量や期間をチェックしたり、他職種からの副作用に関する問い合わせに対応したりする中で、着実に知識を増やしていきました。
 3年目からはNST活動にも参加。例えば看護師の患者さんが薬を飲めているのか、自宅に帰っても安心して使えるかなどの観点や、医師の病態からの判断など、他職種と蜜にやり取りする中で、勉強になることが多かったですね。CT画像の見方なども教えてもらい、他職種の考え方や判断基準を知ったことで、より処方意図もわかるようになり、医師への提案や看護師への情報共有も円滑にできるようになりました。

疼痛コントロールを通じて安らかな最期をサポートしたい

 現在は病棟業務を行う傍ら、週1回のNST回診にも引き続き参加。栄養はすべての領域に関わることなので、NST専門療法士の資格取得も視野に入れ、今後も勉強し続けたいと考えています。
 またターミナル期(終末期)の患者さんに関わった経験から、疼痛コントロールの意義を実感。魚釣りがしたいという希望を叶えるために、医師や看護師と一緒に協力して何とか実現できた翌日に亡くなられた患者さんもおり、「少しでも安らかに最期を迎えられるようにお手伝いをしたい」という気持ちが強まりました。
 今後は、緩和ケアについてももっと勉強し、栄養と疼痛コントロールの両面からターミナル期の患者さんに寄り添っていきたい。さらに業務を通じて興味が湧いた分野にはどんどん積極的に取り組み、オールマイティな薬剤師を目指していきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

短期的な目標はNST専門療法士の資格を取得すること。長期的には、NST以外にも緩和ケアや感染領域など幅広く勉強し、オールマイティな薬剤師を目指したいと思います。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    一言でいうと「責任」です。調剤で間違えれば、その結果として人が死んでしまうかもしれないという怖さがあります。抗がん剤などの服薬指導でも言葉の重みを常に感じながら、慎重に、落ち着いて行うようにしています。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    長期の休暇を取ることが難しいので、海外旅行や語学留学などは学生のうちにしておくといいと思います。あと趣味を持つことも大切です。仕事以外に打ち込めることがあると気分転換になり、乗り切れることもあります。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    私も進路について薬局か病院か迷いましたが、決め手になったのは、「自分が何をしたいか」、そして「親が何をしてほしいと考えているか」でした。あと実際に見学にいって現場を見ると、そこで何かを感じ取れると思います。

オフタイム

日頃は病院の中で過ごしているので、
休日は自然の景色を見たり、
スノーボードやテニスなどの運動をしたりして、
リフレッシュしています。
夏期休暇には沖縄や屋久島、マレーシアの離島など、
海や山、森の自然を満喫!

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