2018年取材記事
地域と密に関わり、健康を支える
理想の薬剤師になるために。
次世代を担う薬剤師
薬学部卒業 2017年入社

様々なタイプの店舗経験が
スキルアップにつながる

 トーカイ薬局は愛知・岐阜県下でドミナント出店(特定した地域内に集中した店舗を展開)を行っているため、店舗間の距離が近く、店舗を越えてスタッフ同士の交流が活発なのが特徴です。私自身、入社して近隣にある3つの店舗で経験を積むことができました。1店舗目は内科と外科のクリニック前薬局で、調剤と服薬指導の基礎を身に付けた後、総合病院前の薬局に移り、多様な診療科の処方箋を経験。現在は耳鼻咽喉科前の薬局で、専門的な薬剤の知識を深めることができています。
 最初は薬剤の一般名と商品名を一致させることから始め、徐々に調剤技術を習得。先輩や薬局長の助言・サポートもいただきながら服薬指導にもチャレンジし、数カ月後には自信を持って患者さまの前に立つことができました。初めにクリニック前を経験することで総合病院前でも混乱することなく、良い流れでステップアップができたと感じています。勤務する店舗が替わっても、自宅から通いやすく、地域密着の魅力を実感することができました。

地域の健康情報を発信する
大事な役割を任されて

 1年目の秋、地域密着の当社ならではの取り組みである「健康料理教室」の講師をやってみないかとお話をいただきました。薬局と病院、スーパーマーケットが連携し、夏なら「熱中症」をテーマに、症状や注意点、予防法など健康に関する情報を市民の方にレシピと一緒にお伝えします。初めは話すことで精一杯でしたが、どうすればわかりやすく興味を持ってもらえるか試行錯誤を重ね、徐々に人前で話すコツがつかめてきました。参加者のアンケートも好意的な感想が増え、読むたび次回も頑張ろうと意欲がかき立てられます。
 「健康料理教室」の経験は普段の薬局業務にも役立っています。話の導入には旬の話題を持ってくると熱心に聞いてもらえたり、大事なところはわかりやすくゆっくり話す…など服薬指導がよりスムーズになってきたと実感してきています。先日は「キャラ弁教室」という講座でも、薬剤師の視点から健康についての講演依頼があり、お子さまも参加できるようクイズ形式に工夫をしたら好評をいただくことができました。地域の人々と関わり、健康を支える役割を任されることで、薬剤師の理想に一歩近づいた気がしています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

患者さまや地域の方、スタッフ、病院の先生など周りの方から信頼される薬剤師になることが当面の目標。様々なタイプの店舗で働いた経験を活かして日々スキルアップし「稲垣さんでなくては」と頼ってもらえる薬剤師を目指します。また、研修認定薬剤師などの資格も取得し、将来的には薬局長になれたらと思います。現在勤務している店舗の薬局長は、薬剤の知識とコミュニケーション能力が卓越していて、患者さま一人ひとりに最適なアドバイスができる憧れの存在です。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    やはり責任の大きさが違います。目の前の患者さまへの言葉は、私個人ではなく会社の言葉になるから曖昧なことは言えません。また仕事とプライベートのメリハリをつけ、有意義に日々を過ごそうと考えるようになりました。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    人脈を広げること。学生時代は限られた人との付き合いで、交流の範囲が広くありませんでした。もっと多くの方とコミュニケーションを取っていたら、話題のバリエーションが増え、服薬指導や患者さまの対応に活かせたと思います。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    「薬剤師として働く上で譲れないことは何か」を明確にすれば、色々な会社を見た時に理想の職場が見つかるはずです。私の場合は「地元密着型の薬局」だったので迷いはありませんでした。

オフタイム

休日はフットワークを軽くして色々な所に出かけます。
昔から音楽が好きで、先日はフェスに行ってきました!
自然の中で音楽に癒されるのは最高です。

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