I&H株式会社(阪神調剤グループ)

業種 保険(調剤)薬局
2022年取材記事
グループ企業の薬局支援を通じて知識も視野も広げ、臨機応変な対応力を身に付けたい。
サービスインテグレーション本部 PSチーム3
薬学部 2019 年卒業
私のCAREER
PS(パートナーサポート)

グループ企業の薬局支援を行うPSチームの働き方に魅力を感じ入社。3年目に管理薬剤師となるなど、薬剤師として着実にスキルアップしていることに加え、4年目となる現在までに15都道府県、27店舗の支援業務を行う中で、幅広い知識を身に付けることができています。

4年のCAREER

  • 1年目

    青森県、沖縄県、三重県の
    3店舗で薬剤師としての基礎を築く

    新人研修を経て、地域の総合病院前にある青森県のつがる薬局に配属にされ、多様な診療科の処方箋、薬剤に触れる。その後、沖縄県、三重県の店舗で施設在宅なども経験し、業務ノウハウや知識の幅を広げる

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    ここがPOINT1

    足元のおぼつかないおばあちゃんが薬局前で転倒し、心配になって家まで送り届けたことがありました。薬のことだけでなく、患者さんに寄り添い、丁寧に対応することも、地域の健康を守る薬局の大切なサービスなのだと実感しました。

  • 2年目

    PSチームのメンバーとして
    支援活動を開始

    PSチームのメンバーとしてグループ薬局からの様々な支援要請に応えて、短期間での支援業務を数多く行う。全国を飛び回り、さまざまな地域特性やそれに合わせた薬局のあり方やルールを知るとともに、臨機応変な対応力を養う

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    ここがPOINT2

    支援業務で数多くの店舗を経験することで、地域特性や医師によって異なる処方傾向などについても知ることができました。またPSチームのメンバーにはMRや病院薬剤師、ドラッグストアなど、多様な勤務経験を持つ人も多く、それぞれ違う角度からアドバイスをくれ、視野が広がりました。

  • 3年目

    管理薬剤師や
    新規M&A後の店舗支援を経験

    沖縄県の店舗で管理薬剤師となり、店内すべてのモノや人の動きを把握することを通して、より広い視野を養う。また、新規M&A後の店舗支援も経験し、新たなルールづくりの面からの助言なども行う。現在に至るまでに、15都道府県、27店舗での支援業務を積み重ねる

「自分を変えたい」と
全国で活躍できる職種を希望

 患者さん本人から直接話を聞き、長期にわたって関われることに魅力を感じ、薬局を志望。なかでも他社にはあまりないPS(パートナーサポート)チームの働き方に興味を覚え、I&Hへの入社を決めました。PSチームはグループ企業の薬局支援を行うもので、その活躍の場は全国にわたっています。実は、社会人になるまで地元を離れたことがなく、どちらかというと内向的なタイプだったのですが、就職を機にそんな自分を変えたいという気持ちもありました。そのため、全国展開していることを前提に就職先を探しながら、一方で全く知らない土地で数年単位の時間を過ごすことに、「もし自分に合わない場所だったらどうしよう」という不安もぬぐい切れずにいました。そんな私にとって、短期間の支援を全国各地で行うI&HのPSチームの働き方は、とても魅力的に感じられたのです。福利厚生が充実していることや、入社後に全国勤務を基本とする総合職コースから地域限定などのコースに変更することも可能で、ライフステージに合わせた働き方ができることにもメリットを感じました。

充実した研修制度で
同期との絆も深まる

 入社後は、約3週間の新入社員研修からスタート。同期全員が集合して毎日顔を合わせる中で、言葉遣いなどの接遇から調剤や服薬指導の基本、保険の知識、店舗における業務の流れまで徹底して学んでいきました。店舗に配属された後も、3カ月後、6カ月後にフォローアップ研修がそれぞれ1週間かけて行われ、同期同士で現場での疑問や悩みなどを共有できたのもよかったです。特に印象深かったのは、研修がスタートした頃は、「白衣に着られている」という感じだったのが、6カ月後研修の時に感じた「白衣姿がしっくりしてきた」ということ。そんな同期たちの変化を見て、改めて自分の成長も感じることができました。
 研修を通じて同期の絆も深まり、今でも連絡を取り合って情報交換したり、一緒に食事をして息抜きをしたり、大きな財産になっています。

1年間に特色ある3店舗を経験し
薬剤師としての基礎を築く

 入社1年目に経験したのは、それぞれ特色が異なる3店舗。最初に配属された青森県の店舗は総合病院の門前だったため、抗がん剤を含む多様な薬剤を取り扱い、幅広く学ぶことができました。続く沖縄県の店舗は、整形外科、呼吸器内科の門前で、リハビリ中の患者さんへのサポートのあり方や、喘息患者さんの吸入薬指導などについての知識や理解を深めることができました。3つ目となる三重県の店舗は眼科の門前で、点眼薬の扱いや指導法について学んだほか、施設在宅にも携わるなど、1年の中で様々な経験を積むことができました。
 2年目からはいよいよPSチームの一員としての活動を開始。支援期間は1日だけのものもあれば、数カ月間に及ぶものもあり、その内容も人員不足を補う即戦力がほしいというものから、新しく導入した設備や機器の使い方の指導、業務のマニュアル化、施設在宅業務の拡大まで、多岐にわたっています。自分だけでは解決できない時には、チームリーダーに相談したり、本部に協力を求めたりしながら、臨機応変に対応することで、着実にスキルの幅を広げていくことができました。
 さらに3年目には、PSチームとしての活動を行う傍ら、沖縄県の店舗で管理薬剤師も担当し、薬局全体の業務の割り振りやスタッフ管理も経験しました。マネジメントの視点を身に付けたことで、以後、支援に入る時には現場と管理側との〝橋渡し役〟となり、チームの一体感を上げていくことも意識するようになりました。また、個人在宅も経験したことで、より患者さんの生活に即したアドバイスやサポートのあり方について考えるきっかけにもなりました。

支援先店舗の一員として
さらによい店舗を目指す取り組みを

 4年目となる現在までに15都道府県、27店舗での支援業務を積み重ねてきました。なかにはM&Aによって新たにグループに加わったばかりの店舗もあり、関係者やホームページなどから情報収集しながら、よいところは残しつつ、改善が必要なところは変え、新たなルールをつくるということも経験しました。どこを変え、どこを変えないかの判断は難しい時もありますが、短期間であっても常に自分はその店舗の一員であるという意識を持ち、「変える」判断をした場合には、なぜそう考えるのかという思いまで、しっかりと伝えるようにしています。最近では「安藤さんに支援に来てもらってよかった」「また来てほしい」と言ってもらえることも増え、手応えややりがいも感じています。
 今後は認定薬剤師の資格取得など薬剤師としてのレベルアップにも取り組み、さらにいったんPSチームを離れて店長なども経験し、マネジメント能力の強化もしていきたい。その上で、再度PSチームに戻り、より質の高い支援ができる人材へと成長していきたいと考えています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

認定薬剤師の資格取得など薬剤師としてのスキルアップや、店長などの経験を通じてマネジメント能力の強化に取り組んでいきたいと思います。究極の目標は、かかりつけ薬剤師・薬局制度や地域包括ケアシステムなど、常に変化している薬局業界で、患者さんからも会社からも必要とされる薬剤師になることです。

これが成功の分岐点

チャレンジする勇気を持つことが 成長の第一歩

就職活動の時に、「やらずに後悔するより、やって後悔したい」と伝えたところ、私の考えを受け入れてくれ、PSチームへの配属をはじめ、いろいろなことにチャレンジする機会を与えてもらえたと思っています。社会人になると、“初めて経験すること”が多く、不安に感じることもありますが、ひるむことなくチャレンジする勇気を持つことが成長の第一歩になると確信しています。

私なりの仕事の心掛け

十分な準備と現場での観察による 現状把握が大切

支援業務の開始前から、支援先店舗のホームページはもちろん、近隣病院に関する情報収集を行うなど、準備をしっかりとしておくことで、よりスピーディーに行動に移せるようにしています。また、「この店舗の新人薬剤師」という意識を常に持つようにし、先輩方の動きや考えをよく見て、行動したり、意見を述べたりするようにしています。

学生の皆さんへメッセージ

周りの人の意見に流されず 自分のイメージや直感を大切にしてほしい

学生時代は社会人に比べると自由になる時間が格段に多いので、興味関心のあることは何でも積極的にしてみて、いろいろな趣味や友人を持つといいと思います。そうすることで、社会人になってからもオンとオフとの切り替えがしやすくなります。また就職活動については、人によって何を大事に思うかが違うため、周りの人の意見に流されることなく、自分のイメージにより近い職場を選ぶことが大切だと思います。見学ができるなら、たとえ遠方でも実際に自分の目で見るとよりイメージがつかめると思います。

オフタイム

支援で訪れた地で、休日を利用して観光したり、おいしいものを食べたり…。先日は、支援期間中の連休を利用して奄美大島に一人旅をしてきました。もちろん家で映画や動画サイトを見ながらゆっくり過ごす休日もあります。

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