株式会社育星会(カイセイ薬局)

業種 保険(調剤)薬局
2020年取材記事
患者さまの人生に深く関わり
最良の道を共に考え、歩める薬剤師へ。
次世代を担う薬剤師
カイセイ薬局
京都薬科大学薬学部 2015年卒業

患者さまとの継続的な関わりを
求めて薬局への転職を決意

 卒業後は、様々な疾患について学びたい、へき地医療での研修も積みたいとの思いから病院に就職。多職種と関わり、またカルテを見ながら、治療方針や薬剤師としてチーム医療の中で果たすべき役割について学ぶことができました。一方、入院中の短期間しか患者さまに関わることができず、退院後のフォローがしにくいという課題も感じていました。特に応援で離島に行った時、患者さまが家族に囲まれて自宅で最期を迎える姿を見て、それは幸せなことだと感じました。その人の人生にとって一番幸せな方法は何か、継続して長期に関われる薬局でなら、患者さまと一緒に考えながら歩んでいけるのではないかと考え、薬局への転職を決意しました。
 なかでも育星会は研修が充実していること、患者さま第一の姿勢を徹底して貫いていることから入社を決意しました。入社してから驚いたのは、社内の交流イベントが多いこと。上司とも気さくに話すことができ、また店舗を超えた横のつながりも多く、魅力に感じました。

がん患者さまのターミナルケアや
新卒薬剤師の教育研修を担当

 入社後は研修や病院前の店舗を経て、在宅専門店に配属され、かかりつけ薬剤師として施設や個人宅に出向いて服薬支援などを行っています。様々なご相談にお応えし、「これからは安心して飲める」「一緒に話すだけで元気になれる」と言っていただけると、私も嬉しく、モチベーションも向上します。また、病院での経験を活かして、無菌調剤にも携わり、がん末期の患者さまの疼痛管理もサポートしています。緊急な対応を求められることもあり大変ではありますが、患者さまがご自宅で家族と一緒に過ごす最期の大切な時間を支えていると思うと、やりがいも大きいです。
 さらに現在では、新卒薬剤師の教育スタッフとして、毎月本社で行われる新人研修の講師も務めています。症例問題やグループワークの課題作成などを準備するほか、講義だけでなく、日々の店舗業務における不安や疑問点にアドバイスするなど、安心して働ける環境づくりも私の仕事の一つ。どのような表現で伝えれば理解してもらえるかを考え、模索する中で、コミュニケーション力や発信力の強化につなげていきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

薬剤師として患者さまはもちろん、医師や介護に携わる人など多職種から、そして後輩からも頼られる存在へと成長していきたいです。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    一番の違いは、「責任が伴う」ということです。学生の時は、親や先生など周りの大人に守られていましたが、社会人になると自分で判断して行動することが求められ、またその行動に責任が伴うようになります。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    「学び」だけでなく、「遊び」を通じて、行動範囲を広げ、多くの人と出会い交流すること。そうすることで様々な考え方があることを知ることができ、視野も広がると思います。ぜひ「遊び」も大切にしてほしいと思います。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    自分が納得するまで考えること。自分はどういうことに対してモチベーションが上がるのかを考えてみることも大切です。そうすれば働く上で辛いことがあっても、逃げずにやり切ることができると思います。

オフタイム

自然に触れることでリフレッシュしています。
特にスキューバダイビングやラフティングなど、
体を動かして思いっきり楽しむのが好きです。

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