メディカルシステムネットワークグループ(なの花薬局)

業種 保険(調剤)薬局
2020年取材記事
働きやすい恵まれた環境。仕事も子育ても頑張っています!
なの花薬局
薬学部卒業 2000 年卒業
私のCAREER
薬局長 兼 管理薬剤師

時短勤務ながら、今年薬局長に就任し在宅にも全力で取り組んでいます。 患者さまにより良い薬物療法を提供するため専門性を高めたい!と、小児薬物療法認定薬剤師資格を取得。 プライマリ・ケア認定薬剤師の勉強も継続中です。

20年のCAREER

  • 1~9年目

    病院薬剤師を経て、当社に入社
    配属店舗で多様な処方を経験

    大学卒業後は急性期病院で6年間勤務。その後3年の海外在留を経て、なの花薬局へ。様々な処方を経験したいと配属を希望した店舗では、化学療法や移植後の薬物治療等にも関わる

  • 12~18年目

    管理薬剤師に就任
    2回の産休・育休を取得

    入社3年目に産休・育休を取得。復帰後、総合病院前の店舗に移り小児薬物療法に対応、管理薬剤師に。異動後に2回目の産休・育休。復帰後、管理薬剤師に再任される

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    ここがPOINT1

    小児薬物療法の問題点に気づき、専門的知識の必要性を痛感。小児薬物療法認定薬剤師資格の取得を決めました。子育て中の時短勤務ですが、在宅にも本格的に取り組んでいます。

  • 19年目

    小児薬物療法認定薬剤師資格を取得
    新たな資格取得にも挑戦

    同僚や家族の応援もあり、小児薬物療法認定薬剤師資格試験に合格。さらに会社の支援制度を活用してプライマリ・ケア認定薬剤師資格の勉強に着手

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    ここがPOINT2

    今後地域医療で求められるのは、小児から高齢の方まで、人々の健康を総合的に支えるプライマリ・ケアができる薬剤師だと分かりましたので、この資格をぜひ取りたいと思います。

  • 20年目

    薬局長に就任
    薬剤師として、次の目標に向かう

    スタッフ8人を取りまとめる薬局長に就任。和やかな店の雰囲気を大切にしながら、薬剤師個々の専門性を高めることにも注力。また、研究論文に取り組むという挑戦も開始

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    ここがPOINT3

    会社の支援制度を利用し、今後3年をかけ臨床研究の論文を仕上げる新しい目標も見つけました。将来的には、人材教育にも関わっていきたいと考えています。

小児薬物療法認定薬剤師として、
患者さまの治療に寄り添う

 2019年3月に念願だった「小児薬物療法認定薬剤師」の資格を取得しました。目指したきっかけは、数年前に勤務していた店舗です。門前の総合病院が総合周産期母子医療センターを有していたため、術後やアレルギーなどの小児の処方箋を多く受け付けており、服薬指導をする中で小児薬物療法の様々な問題を意識するようになりました。
 小児適応のある薬剤は現状少なく、添付文書に服用法が出てこないものも多くあります。また幼い子どもが治療の必要性を理解して服薬することが難しく、お母様方も飲ませ方やタイミングがつかめず不安をお持ちでした。例えば、食後薬を状況によっては授乳前に与えて良いか。一般的に良いと言われることは本当にそうかなど、確証を持って服薬指導するには専門知識をもっと得なければと考えました。同じ子どもを持つ母としてお役に立ちたい思いも強かったですね。
 資格取得はゴールではなく、知識を活かしより良い小児薬物療法を提供することを目的としています。服薬への疑問点がないかなど積極的にお声がけをして不安を解消し、患児本人が納得して治療に臨み、その結果快方に向かっているといった様子を聞けた時は嬉しいですね。今後も知識を深め、他の薬剤師にも還元していきたいと思い、日本薬剤師研修センター認定集合研修会を定期的に開催しています。

「薬のことは任せた」
在宅チーム医療に貢献

 現在の店舗では、薬局長と管理薬剤師を兼務。スタッフの成長をサポートしながら、患者さまのよりお役に立てる薬局づくりを進めていきたいと思っています。また、在宅訪問も多く往診にも同行。薬の副作用や不必要な薬物療法が行われていないかなど、薬のプロとしてしっかり確認。ドクターや訪問看護師と連携し、一人ひとりの症状や検査値を知ったうえで色々な提案も行っています。
 先日は手の震えが止まらないなど動作に支障が出ている患者さまに対し、薬剤性の副作用の可能性を疑い薬剤中止を提案しました。結果、症状が早期に消え、表情も明るくなるなどADLが改善。治療のための薬が害になることを防げ、薬剤師としての職能を発揮できたのではと思っています。
 「これはどうだろう?」と、在宅チーム(連携しているドクターや訪問看護師にて構成)では様々な方向から深い意見交換ができ、やりがいを感じます。「薬のことは任せた」と言っていただける信頼に応え続けたいと思います。

会社の制度を活用し、
プライマリ・ケア認定薬剤師資格に挑戦

 入社して11年ですが、会社や同僚のサポートがあり、とても働きやすい職場だと感じています。まず、いろいろなバックグラウンド、薬物療法の知識を持っている頼りになる仲間・同僚が多く、判断に迷った時に助けられています。在宅で薬剤変更提案をする時も意見を聞きました。また、知識面だけでなく、子どもの発熱等での急な休みも皆にフォローしてもらっています。当社の育休後復帰率は99%超と聞いていますが、仕事を続けられる温かな社風があってこそだと思います。
 また、スキルアップを支援する制度が充実しています。私の次なる目標はプライマリ・ケア認定薬剤師です。これまで、急性期から終末期まで様々な薬物療法に触れる中で、例えば小児科から成人科への移行がスムーズに行われていないなど問題を抱えた患者さまが多くいることがわかりました。そこで、健康に関わる問題を総合的に解決・支援できる薬剤師になりたいと思い、専門性の高い資格取得を支援する当社の「プロフェッショナルファーマシスト制度」を利用し昨年度から勉強を開始しました。より知識を深め、小児科から成人科への移行の橋渡しを始め全世代の薬物治療、地域医療に貢献できたらと考えています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

数年の間に認定資格を取得し、小児から成人・高齢者までのプライマリ・ケアが行える薬剤師になるのが目標。また薬物療法への介入だけでなく、現在問題視されている小児・成人のワクチン接種の啓発など予防医療にも関わりたいと夢は広がっています。

これが成功の分岐点

期待に応えたい!管理薬剤師を任され、より前向きになれた

時短社員の自分が責任ある役職を任されたことは、会社からの「頑張れ!」というメッセージなのだと捉えました。元々持っていたチャレンジ精神にスイッチが入りましたね。地域在宅、資格試験などに全力で取り組み、新たな目標も見つけました。

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