まだ藤井寺保健所と本庁での勤務経験しかないので、他課(食品・薬事)や他の自治体との交流なども経験してみたいと思っています。自分と異なる視点を持つ人たちにたくさん触れて、広い視野を持って仕事ができる人になりたいです。
薬学を学んだことで就ける仕事は、想像よりも多いです。積極的に合同企業説明会に足を運んで、視野を広げてください。私の場合、外に出て多くの人と接する仕事がしたいと考えていました。自分の性格に合った仕事を選ぶと人生が楽しくなると思います。
大学で法規の授業がありましたが、当時はそれほど重要性を感じていませんでした。行政薬剤師の仕事では、法令を読み解くスキルが役立ちます。しっかり勉強しておけばよかったと後悔しています。また文章を書く機会もあるので、時間のある学生時代にもっと読書をして語彙力、文章構成力を養っておけばよかったです。
学生時代は、与えられたことを受動的に行なうだけでも事が進んでいきましたが、社会人になるとひとつの事柄を行うにも、自分で計画し、実現までのステップを考えないといけません。学生でも部活やアルバイトなどで主体性を持って動く機会はあるので、その機会を逃さずに能動的に行動してほしいです。
中学・高校時代にブラスバンド部で
演奏していたトランペットを
引っ張り出してきて吹いています。
楽器を吹くのには肺活量が必要。
普段使わない筋肉を使うので、
リフレッシュになります。
大学院在学中に大阪府庁のインターンシップに参加し、環境衛生監視員の仕事に随行しました。公衆浴場や旅館、理・美容院など多岐にわたる事業者に対し、法令に定められた衛生基準を満たしているか監視や指導を行う業務です。そこで地域の健康を守るという薬剤師の役割を知り、自分も府民の健康を支える公務員
入庁して14年間、6度の異動があり、保健所や本庁など様々な職場を経験しました。このようなジョブローテーションは、私が公務員の道を選んだ理由のひとつ。数年ごとに環境が変わることでモチベーションを保ちながら仕事ができると考えました。 食品衛生監視員として、まずは藤井寺保健所に配属されました
大学内の就職説明会で公務員という選択肢があることを知り、「調剤しない薬剤師」の働き方に興味を持ちました。もともと同じ場所で同じ仕事を継続して行うよりも、いろいろな経験をしたい性格。数年ごとに部署異動があり、自分が生まれ育った大好きな大阪のために働くことができる府庁の仕事は、私にとって理
公務員という進路を知ったのは就職活動を始めてから。薬剤師の就職先は薬局か病院だと漠然と思っていたのですが「こんな道もあるんだ」と興味を持ったのがきっかけです。入庁後は食品衛生監視員として、富田林保健所で飲食店などの許認可業務や、府民からの食品に関する相談や苦情の対応などを担当しました。
薬学の知識を、より大きな枠組みで生かしたいと、行政薬剤師の道を選びました。大阪は自身の出身地であり、製薬会社が集まる「くすりのまち」。製薬企業が製造販売した薬が全国に流通します。監視指導や許認可をメインとした行政薬剤師の業務を行うにあたって、広く府民の健康を守ることができると大阪府庁を
病院や薬局での実務実習を受ける中で感じたのは、病気になられた患者さんのケアも大切だが、病気にならないための予防も重要だということです。そんな考えの中、大阪府のインターンシップに参加。「生活衛生の向上をもって、府民の方々の病気や怪我の予防を図る」という環境衛生監視員の業務内容を知った時に
就職活動を始めた当初は、企業で臨床研究などの仕事に就くことを考えていました。「男女差のない職場環境なので、長く勤めるのなら良いのでは」と、公務員の道もあると教えてくれたのは研究室の恩師です。恩師が女性だからこその助言ですが、行政機関は薬だけでなく食品や環境など学校で学んだ知識を活かせる