株式会社メディカル一光(フラワー薬局)

業種 保険(調剤)薬局
2023年取材記事
地域の健康相談ステーションとして、薬局の役割をしっかり果たしていきたい。
次世代を担う薬剤師
薬局 責任者
千葉科学大学薬学部 2013年卒業

患者さま一人ひとりと向き合い
より良い医療を提供

 大学卒業後は病院薬剤師として2年間勤務。メディカル一光を転職先に選んだのは地元三重県の大手企業であること、かつ医療機関とのつながりが強いイメージがあり「病院と薬局の懸け橋になれたら」という自身の夢を叶えられると判断したからです。
 現在の薬局では、調剤・鑑査など現場業務をこなしつつ、薬局の責任者としてマネジメントの仕事も担っています。総合病院の門前薬局で多くの方が来局されますが、処方箋枚数に対して十分な薬剤師を配置するのが当社の方針。患者さまとじっくり深くコミュニケーションをとることができ、薬剤師としての手応えを日々感じています。「患者さまは今何を望まれているか?」会話や雰囲気から感じ取り、一人ひとりに合った情報を提供する。そのなかで関係性や信頼は深まります。「実は薬を飲めていない」等、主治医に言えなかった相談をされることもあり、それらの情報は疑義照会やトレーシングレポートを通して病院にも伝えます。患者さまの本心や実情を把握し、より効果的な治療に結び付けることができます。レポートが月60枚に及ぶこともありますが、患者さまや医師から感謝のお言葉をいただくと一層の励みとなりますね。

「あの薬剤師さんがいるから」と
選んでいただける存在に

 地域包括医療の一環である在宅医療には6年前から取り組んでいます。治療方針を検討する連携会議などで、薬剤師としての知識や判断を医師や看護師など他職種の方から求められることも多く、薬剤師の存在意義を感じます。
 薬剤師の仕事は、かかりつけをはじめとした対人業務へ、今大きく変わっています。現薬局は、当社の先陣をきり、地域の方々の健康や生活全般を支える「健康サポート薬局」、「地域連携薬局」に適合・認定されていますが、まだまだ地域に浸透していないのが現状です。これをなんとか前に進めるため、健康教室の開催などを通して薬や栄養、介護など何でも相談できる地域の健康相談ステーションであることを広く知らせていきたい。さらに様々なご相談を受け地域の皆さまと深く関わるなかで、かかりつけの役割を果たしていきたいと思います。そして、立地等からでなく〝薬剤師〟で薬局を選んでいただけるようさらに努力する、これも目標としたいです。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

地域にまだ浸透してない「健康サポート薬局」「地域連携薬局」の役割を皆さんにご理解いただき、健康相談ステーションとしての期待に応えていきたいと思います。また、薬剤師の存在意義を世間や国に認めてもらうために自分ができることを考え行動に移していきたいです。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • キャリア選択の
    アドバイス

    自分が求める仕事と生活のバランス(ワークライフバランス)をしっかり考え、自分の希望に合う会社を選択してください。そのためには、自分は何を大切に思うのか、よく分析すること。自分自身が幸せであることがよい医療の提供につながると思います。

  • 社会人(薬剤師)への
    心構え

    私たちの一言一言は薬剤師としての言葉であることを忘れてはいけないと思います。間違ったことは伝えてはいけないし、分からないことは分からないと伝え、調べたり人に聞いたりして正確な情報を提供すること。自分の言葉や行動に責任を持ってください。

  • こういう人と
    働きたい!

    何か失敗した時の理由を環境や周りの人のせいにしないで、きちんと自分のことと捉えて、今後の改善のために対策を考えられる人と働きたいです。課題や目標をクリアするにはどうするか。常によりよい方法を考えて、一緒に成長できる人がよいと思います。

オフタイム

仕事の原動力は家族。
娘と妻の笑顔は私の生きがいです。
当社はワークライフバランスが非常によく、
大好きな東京ヤクルトスワローズの観戦、
家族旅行もゆっくり楽しめ満足しています。

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