「少しでもがんをはじめとする病気に苦しむ人の力になりたい」「家族の不安をも軽減できる薬剤師になりたい」と、入職2年目から化学療法チームで活動しています。今後は、外来の患者さんへのケアを強化できる体制づくりにも尽力していきたいと思います。
がん領域での専門性をよりいっそう高めるとともに、がん以外の領域の知識を蓄え、合併症などにも対応できる幅広い能力を身に付けたいと思います。また外来の患者さんに対しても、外来化学療法センターを核として、薬剤師の活動の場を広げ、患者さんとその家族の不安を少しでも取り除ける体制をつくっていきたいと思います。
多額の損害を出し
何度も確認するように
抗がん剤の調製をミスして、何十万円もの薬剤を無駄にしてしまい、落ち込みました。そんな私に先輩は「これも勉強だから、次からしっかりやればいいよ」と言ってくれ、それまで以上にきっちりと確認するようになりました。厳しくも優しく導いてくれた先輩を見習って、今では私が先輩として後輩の育成に努めています。
患者さんにとって
薬剤師は自分一人しかいない
初めて担当したのが目が不自由な患者さんで、言葉だけで伝えるしかない中で、どう言えばわかりやすいか、言葉を選びながら一生懸命に話しかけました。退院される時に「別れるのが寂しい」と言われ、自分を頼りにしてくれていたことをうれしく思うとともに、「患者さんにとって、薬の相談ができる人は自分だけ」と、責任の重さも感じました。以来、このことを肝に銘じ、一人ひとりの患者さんに誠心誠意向き合うようにしています。
英語の論文を読み
知識向上と英語力強化へ
がん領域の英語論文を読み、知識を養うとともに、英語力の強化に努めています。今はまだ日本語でしか論文を作成したことはありませんが、いずれは英語で論文を発表し、広く世界に向けて発信できるようになりたいと考えています。
趣味はドライブと旅行。
鈴鹿でのF1は毎年、
観戦していますし、
夏休みには夫婦で
旅行を楽しんでいます。
2016年10月にがん薬物療法認定薬剤師を無事取得することができました。その後は、入院・外来がん患者への服薬指導を継続し、後輩育成も行っています。
今年からがん専門薬剤師、外来がん治療認定薬剤師と共に力を合わせ、より安全で患者に安心できる薬物治療を提供できるよう日々研鑽しています。
また、がん領域以外の知識も養えるよう研修会に積極的に参加したり、継続して英論文を読み英語力の強化に励んでいます。