ウォルナットファーマシーズ株式会社(くるみ調剤薬局グループ)

業種 保険(調剤)薬局
2025年取材記事
患者様の暮らしに寄り添い、在宅医療を支える薬剤師へ。
次世代を担う薬剤師
名城大学薬学部 2023年卒業

大型店で多様な処方に対応
復習と実践で幅広い知識を習得

 高齢の方が多い町で地域医療の必要性を肌で感じて育った経験から、「治療の時だけでなく、日常生活のなかで健康を支えられる薬剤師になりたい」と薬局を志望。なかでもウォルナットファーマシーズは自宅型在宅訪問件数が名古屋トップクラスと、在宅医療に大変力を入れており、入社1年目から実践的に在宅に関われる環境があることが入社の決め手でした。また一人ひとりの希望に寄り添いながら長期的にキャリアを支援してくれるところもポイントになりました。
 入社後10日ほどは社会人としてのマナーを教わるとともに、複数の店舗を回って実務の基礎を学びました。研修後の配属先は、名古屋市内で最大級の面積を持つ「いまいけ在宅調剤センター」。百を超えるクリニックから届く多種多様な処方に対応しているため、採用品目が多く、最初のうちはピッキングだけで精一杯でしたが、週ごとに薬剤の分類や効能を復習し、現場でアウトプットすることで、知識を定着させていきました。また、希望していた患者様のご自宅や施設への訪問にも1年目から同行することができ、具体的な業務や患者様ごとの薬の管理方法を覚えながら、先輩の訪問時の会話や服薬指導を間近で学べたことは貴重な経験でした。

在宅医療の現場で
患者様の望む生活を支えたい

 2年目からは一人で在宅訪問指導を任されるように。訪問先で患者様やご家族から感謝の言葉をいただけることは、何よりのやりがいです。3年目の現在は、監査業務にも従事。在宅の患者様は投薬の種類が多く、一包化等一人ひとりの管理方法にあった最適な形でお届けしているため、より慎重に監査しています。
 在宅訪問では新規の患者様の担当者会議にも参加。患者様ご本人やご家族、ケアマネージャー、クリニック、訪問看護師などと意見を交わしながら、その方が望む生活に合った服薬管理の方法を提案しています。最近は他業種の方から「便が黒いが薬の影響か」などご相談を受ける機会も増え、薬剤師として頼りにされていることをうれしく思う一方で、責任の重さも感じています。今後も地域の在宅医療を支える一員として見識を深め、さらに信頼され、頼られる薬剤師を目指していきます。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

在宅特有の処方の管理方法、新規採用薬の処方など最新の情報を常に取り入れて、知識を更新。患者様だけでなく、その家族や他職種の方にも細かな配慮を忘れず、頼りにされる薬剤師になりたいです。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • キャリア選択の
    アドバイス

    迷いがあるなら、なるべく多くの職場を見て、先生や先輩の話を聞くこと。自分の想像と違う部分が見えてきて、譲れないポイントが見つかることがあります。疑問点や関心事は事前にまとめておき、各企業で同じ質問をしてみれば、違いもより明確になると思います。

  • 社会人(薬剤師)への
    心構え

    働き始めると、物事が思い通りに進まないことが多々あり、気持ちが落ち込むこともあります。ですが、私も含め、誰もがそのような経験を重ねながら社会人としての歩みを進めています。失敗を恐れず、自分なりに考えながら、一歩ずつ着実に日々の業務を積み重ねていきましょう。

  • こういう人と
    働きたい!

    失敗から学びを得て、前向きに取り組める人。未経験の仕事に挑戦する際には、当然失敗もあります。ミスをして終わりではなく「なぜそうなったのか」、「次はどのような対応をとるべきか」を振り返ることができれば、薬剤師として、社会人としても成長していくことができると思います。

オフタイム

静かに読書をする時間に癒されます。
最近お気に入りの
ブックカバーを購入したので、
読むことがより楽しみになりそうです。

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