独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院

業種 病院
2024年取材記事
しっかりと幅広い知識の土台をつくった上で 高い専門性の獲得にも挑んでいきたい。
次世代を担う薬剤師
薬剤部
名城大学薬学部 2022年卒業

1病棟1薬剤師担当制で
患者さんや他職種と密に関われる

 病院での実務実習で、多職種と連携しながら専門性を発揮して活躍する薬剤師の姿を見て、病院で働きたいと思うようになりました。なかでも中京病院は、1病棟1薬剤師担当制で、患者さんや他職種スタッフと密に関われることや、第3次救急医療機関で幅広い症例を見られることに魅力を感じ、入職を決めました。
 入職後はまず多職種合同での研修からスタート。体験を通して他職種スタッフが普段している仕事や、薬剤師とは違う視点や考え方についても知ることができ、その後の業務でもとても役立ちました。
 合同研修後は、調剤室・注射室で調剤の基本を徹底して学び、院内製剤や抗がん剤の調製なども行いました。適用外の使い方もあり、疑義照会すべきかを先輩薬剤師に確認しながら、教科書では学べない臨床で使える〝生きた知識〟を身に付けていきました。

情報共有の大切さを実感
より積極的に行動するように

 2年目からは血液内科・眼科の病棟を担当するようになりました。当院は、1病棟1薬剤師担当制で、患者さんとの関わりも密なので、「担当の薬剤師」として顔と名前を認識してもらえるので責任もやりがいも大きいです。「聞きたいことがあって」と患者さんがわざわざ私を探してナースステーションまで来てくれることもあり、医療者としてしっかりと信頼に応えたいと、日々の勉強にも熱が入ります。
 もちろん他職種との信頼関係も、チーム医療の実践には欠かせません。病棟に上がったばかりの頃に、看護師に薬の保管場所を伝え忘れたことがあり、情報共有の大切さを痛感。普段と違うことがあれば、どんな些細なことでも関係スタッフに伝えたり、積極的に相談したり、話しかけやすい雰囲気をつくることを心掛けています。抗がん剤を使うことも多い病棟なのですが、最近では副作用予防に向けた提案にも積極的に取り組み、採用されることも増えてきました。
 まずはジェネラリストを目指して幅広く学びたいと、自分が担当している病棟の診療科以外の勉強会にも積極的に参加するようにしています。将来的には専門認定薬剤師など資格取得にもチャレンジし、幅広い知識の土台に専門性を併せ持つ薬剤師へと成長していきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

まずはジェネラリストを目指し、幅広い知識の習得に励んでいるところです。わからないことは素直に認めて、調べたり先輩に教えていただいたりしながら、薬剤師としても人としても成長していきたいと思っています。将来的には専門認定薬剤師も視野に入れ、より専門性を磨くことにも力を入れたいと考えています。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • キャリア選択の
    アドバイス

    実際に働いている人の声を聞くのが一番だと思うので、積極的に見学に行って雰囲気を感じ、自分が働く姿を想像してみてください。目指す薬剤師像が決まっている人は、それを実現できる職場かを確認するとよいと思います。

  • 社会人(薬剤師)への
    心構え

    薬剤師の資格取得はゴールではなく、スタートです。患者さんの命に関わることもあり、知らなかったではすまされないため、常に自己研鑽をする必要があります。学生のうちから現場をイメージして学習するとよいと思います。

  • こういう人と
    働きたい!

    何事にも一生懸命取り組む姿勢の人、思いやりのある人と働きたいです。特に当院の薬剤師は各々が得意分野を持っていて相談し合うことが多いので、私も誰からも相談されやすい人でありたいと思っています。

オフタイム

休日は自宅でマンガを読んだり、
ドラマを視聴したりして
ゆっくり過ごすことが多いですが、
スイーツ好きなので、友人と一緒に
少し遠出してカフェ巡りを楽しむことも。
秋にはいろいろなモンブランの
食べ比べを楽しみました!

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