武田薬品工業株式会社

業種 メーカー
2017年取材記事
リーディングカンパニーとしての
誇りを胸に「医薬品のスペシャリスト」を目指したい。
課長代理
薬学部卒業 2005 年入社
私のCAREER
MR(医薬情報担当者)

医療用医薬品の情報を医療関係者に届け、 「医師と一緒に処方を考えられる医薬品のスペシャリスト」を目指して、日々自己研鑽に励むとともに、 営業所全体がより地域医療に貢献できるように 広い視野から地域課題の抽出と解決に力を入れています。

13年のCAREER

  • 1年目

    入社
    エリア担当MR

    半年間の新入社員研修を経て、愛知県豊橋営業所(現・岡崎営業所)に配属。最初の1年間は先輩社員がマンツーマンでMRとして必要な基本的な活動や勉強の仕方などを指導してくれる中、担当エリアの200床以上の総合病院とクリニックへの訪問活動を行う

  • 5年目

    結婚を機に生まれ育った
    地域の営業所へ異動

    結婚を機に、生まれ育った地域の滋賀営業所に異動する希望が叶い、MRとしての勤務を継続することを決意。後に続く後輩たちのためにも精一杯仕事をしようと奮起

  • 9年目

    第一子出産のため
    育児休暇を取得

    第一子出産のため、1年半の出産・育児休暇を取得。その間に、ファイナンシャルプランナーや野菜ソムリエ、ベビーマッサージなど様々な資格取得にも挑戦。また仕事と育児の両立を目指す女性のための講演会などにも参加し、今後のキャリアプランを練る

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    ここがPOINT1

    出産・育児のため、仕事から離れた時には、社会とのつながりが希薄になり「取り残されてしまう」「成長が止まってしまう」という不安を感じました。改めて「自分は仕事が好きだったんだ」と実感し、仕事や成長への意欲が強まりました。

  • 10年目

    課長代理に昇進
    (1回目の育児休暇取得後、復職)

    復職後、課長代理に昇進し、地域の基幹病院を担当するだけでなく、営業所全体がより地域医療に貢献できるように地域課題の抽出から解決までを担う。同時に、Best in Classの製薬企業を目指すべく社内で立ち上がったプロジェクトの京都支店代表としての活動を開始。11年目に第二子出産のため、再び1年半の出産・育児休暇を取得。現在は復職し、休職前と同じ京都支店滋賀営業所で、課長代理として社内プロジェクトの京都支店代表として活躍

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    ここがPOINT2

    これまで医師と向き合い「自分がどうすべきか」、一人称で考え行動することが多かったのですが、課長代理への昇進や社内プロジェクトの京都支店の代表に選出されたこときっかけに、「滋賀営業所としてどうあるべきか」「京都支店として何に取り組むべきか」と、より大きな視点から、全体を俯瞰して考え、行動することを強く意識するようになりました。

薬剤師資格を活かし
研修内容の理解も深まる

 製薬会社のMRを志望したのは、「医師と一緒に処方を考えることができる医薬品のスペシャリストになりたい」という思いに加え、「大学病院や基幹病院などの大規模な病院から実地医家まで、幅広い医師と関われる」ことに魅力を感じたから。なかでも、武田薬品は日本で業界トップクラスの日本発グローバル製薬企業。そんなリーディングカンパニーで働くということにも魅力を感じ、入社を決めました。
 入社後は半年間にわたる充実した新人研修からスタート。業界の現状や動向、自社医薬品に関することはもちろん、医療制度など、MRとして活動する際に必要とされる知識を基礎から学びます。薬剤師資格保有者は、疾患や医薬品の作用機序など大学時代に学んでいる事で、他学部出身者に比べると基礎知識があるので、比較的余裕を持って取り組めました。実際、薬剤師資格保有者は免除される研修もあり、その空いた時間には、病院や救急救命の実地研修など、プラスアルファの研修も受けられました。

逃げない姿勢で
医療関係者の信頼を獲得

 営業所に配属後も、最初の1年間は先輩社員がマンツーマンで付いて、MRとして必要な基本的な活動から勉強の仕方まで細かく指導してくれました。また学術担当者が講師を務める勉強会や、各営業所ごとに自主的に勉強会を開催したり、育成に熱心な先輩たちも、後輩の面倒をよく見てくださり、手厚いサポートを受けることができるのが、当社の大きな特長でもあります。
 現在、さらに京都支店では、学術担当者が営業所に定期的に訪れ、いわば出張相談室を行っているので、「わざわざ電話するほどのことでもないかな」と思うようなことでも、気軽に相談できるのがいいですね。
 MRの役割は、医療用医薬品に関する情報を主に医師や薬剤師などの医療関係者にしっかりと届け、患者さんに適正に処方いただけるようにすること。自社医薬品の有効性や安全性情報のみならず、疾患や合併症に至るまで幅広い知識が求められます。
 そのため、新人時代には知識不足から医師に叱責されることもありました。そんな時はすぐに上司に相談し、サポートしてもらいながら、失敗をスキルアップのチャンスと捉え、改めて一つずつ確認し、知識と経験を積んでいきました。失敗から「逃げない」姿勢が評価されたのか、私を叱責した医師も徐々に私を認めてくださるようになりました。数年が経つ頃には、「異動しないで、ずっと担当してもらいたい」と言ってくださるまでになり、「逃げずに精一杯やってきてよかった」と充足感を味わいました。また自社医薬品を患者さんにお役立ていただき、医療関係者から喜びの声をもらうことも増え、やりがいも大きく感じるようになりました。

キャリアデザインを
改めて描く機会に

 入社5年目に結婚し、会社がそれを機に生まれ育った地域の営業所で勤務できるよう配慮してくれたこともあり、後に続く女性社員のためにも精一杯仕事をしようと決意。その甲斐あってか、今では仕事と家庭を両立させている女性社員も増えてきています。
 入社9年目には、1年半の出産・育児休暇を取得し、いったん仕事から離れる経験もしました。仕事を離れてみて改めて気付いたのは、私自身が「仕事が好き」で、「成長への意欲が強い」ということ。休職中も時間を作っては育児と仕事の両立を目指す女性向けのセミナーなどにも参加。振り返ってみると、キャリアプランを落ち着いて考えるよい機会となったと思います。
 復職してからは、課長代理に昇進し、個人として地域の基幹病院などをMRとして担当するだけでなく、営業所全体がより地域医療に貢献できるように地域の課題抽出から解決までを担うようになりました。現在は、これまでの経験を活かしながら、地域の医療関係者のニーズに合わせた講演会を企画し、医師と医療関係者を繋いで医薬品に関する情報発信をしていくことにも力を入れています。
 子どもができて時間的に制約がある中で、「前倒し」を基本に、今まで以上に全力で仕事し、効率もアップしました。また3年単位で自分がどうなっていたいか、キャリアデザインを明確に描くようになりました。

地域医療の向上に貢献する
医薬品のスペシャリストへ

 Best in Classの製薬企業を目指すべく社内で立ち上がったプロジェクトに京都支店代表としての選出。「Best in Classの製薬企業になるには現在どんな課題があるのか」「その課題を改善するためには何か必要で、どのように取り組めばいいのか」と考える中で、自然と視野も広がり、さらに皆と様々なアイデアを出し議論することで、職場の活性化にもつながっています。
 リーディングカンパニーとしての使命感を胸に自己研鑽に励み、常に努力を惜しまないような尊敬できる同僚に囲まれ、切磋琢磨できるのも当社の魅力。業務を通じて、自分はもちろん、後輩の成長を実感できることで、さらなるモチベーションも生まれてきます。
 今後、包括ケアシステムの構築に向けても、中心的な存在となり、地域医療の質的向上に貢献していきたいと考えています。そしてまた、「日本中の働く母の星となる!」ことを目標に、家庭でも、職場でもきらきらと輝く存在でいたいです。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

「BiCコミッショナリー」として、武田薬品をBest in Classの会社にすることで、社会に広く貢献していきたいと考えています。
プライベートでは、55歳で夫と豪華客船で世界一周クルーズに行くことが夢です。

これが成功の分岐点

「仕事を任されたい」
「成長したい」
そんな自分の「欲」が
叶えられた

私は「仕事を任されたい」「成長したい」という欲が強いのだと、休職して社会とのつながりが希薄になり不安を感じる中で、改めて認識しました。復職後にどの程度、仕事を任せてもらえるか不安だったのですが、休職前と同じ役職、役割で復帰でき、とても嬉しくモチベーションも上がりました。現在に至るまで、二児を育てながら仕事に全力で取り組む原動力の一つになっています。

私流自分の磨き方

常に3年単位で考え
キャリアデザインを描く

常に3年単位で考え、キャリアデザインはもちろん、家族計画も立てるようにしています。例えば、子どもの年齢や、夫のキャリアも配慮して、「3年後に自分はどうなっていたいか」と考え、そのために今すべきことを決めています。

私のモットー

何事も全力で
仕事も遊びも楽しく!

「日本中の働く母の星となる!」が、ここ4年間目標にしていること。時間的に制約がある中、「全力で仕事をすること」、「どんな時も家族優先」、「いつもきらきらしていること」をモットーに、日々頑張っています!

オフタイム

平日は子どもと過ごす時間が少ないので、たくさん思い出をつくれるよう、年4回の家族旅行を毎年実施。最近は、子どもたちの喜ぶ顔がうれしくて、動物園や水族館などを行程に入れた旅行が多くなりました。休暇中は、たくさん触れ合って、充実した家族の時間を過ごしています!

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