社会医療法人 峰和会 鈴鹿回生病院

業種 病院
2015年取材記事
病院内での自分の役割を
感じながら働けるのが喜び。
次世代を担う薬剤師
薬剤管理課 病棟業務担当 NST委員
京都薬科大学 薬学部卒業 2012年入社

仕事に対するレスポンスと誇りが病院勤務の魅力

 病院に就職を志望したのは、自分の仕事に対する直接のレスポンスがあるからです。患者さんの反応が見られ、医師の意見を聞くこともできるので、それを踏まえて次に進むことができます。実習でお世話になった病院で、薬剤師の皆さんが自分の仕事に誇りを持って働いていたことも惹かれた大きな理由です。
 鈴鹿回生病院を見学した際、薬局長が各部署を案内してくれたのですが、行く先々で医師やスタッフから声を掛けられ「この病院の薬剤師は、他職種のスタッフからの信頼がある」と感じました。学生の頃は600床くらいの大きな規模の病院を希望していましたが、ここは379床。だからこそ、スタッフがお互いに顔を知った中でチーム医療を行えることや、全体の中における自分の役割を確認しながら働ける良さを実感しています。

毎日の業務も将来もその少し先を見て行動する

 3年間の病棟業務で感じているのは、主治医の考えに対して薬学的に介入できるポイントは決して少なくないということ。ただ「あの時、こうすればよかった」と事後に気づくことが多いので、最近は一歩先を読んで行動するよう心掛けています。例えば、抗菌薬が投与されている患者さんの熱がなかなか下がらない場合、他剤への変更を提案したり、追加の検査等を依頼したりと、主治医とお話します。やりとりを続けていれば主治医に顔を覚えてもらえ、最近は主治医や他職種のスタッフと協力することでうまくいった症例もいくつか出てきました。対応が早ければ患者さんも早く良くなる可能性は高いので、さらに勉強して、経験も積んでいきたいと思います。
 また、より専門的に患者さんのサポートをするために専門や認定の資格を目指しています。取得条件には学会発表が必須になることが多いので、できるだけ自分の考えをまとめられるようにしておこうと、症例発表などの機会があれば積極的に出ています。機会を与えてくださる病院や上司に感謝しながら、今できることを精いっぱいやる。そして少しずつ目標に近づいていけたらと考えています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

病院実習で、栄養管理はすべての治療の基盤であると学び、NSTによる栄養管理の重要性を知りました。現在、職場でNST委員会に所属していますが、もっともっと知識や経験が必要だと感じています。NSTは診療科を横断して行う業務でやりがいもあるので、将来はNST専門療法士の資格を取得して、患者さんに栄養管理の面からも関わっていきたいです。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    学生のうちの失敗は許されても、社会人になると許されないことの方が圧倒的に多くなると思います。学生時代の失敗は社会に出てからの糧になるので、いろいろ積極的に経験してください。

  • 学生時代にしておけば
    良かったこと

    何にでも興味を持って積極的にやること。部活動の雑用や研究室の大変な実験なども、自分なりに楽しんでやり遂げれば後々の自信につながるし、人脈も広がると改めて感じています。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    選ぶことも重要ですが、それ以上に、その場所でどれだけ頑張れるか。そのためには自分が何をしたいかをしっかり考えて、職場に入ったら他人や環境のせいにすることなく、自分が頑張ることが大事だと思います。

オフタイム

アマチュアオーケストラに所属しオーボエを吹いています。
気分転換になり、職場と違うコミュニティで
視野も広がればと思っています。

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