2021年取材記事
患者さまの様々な健康の悩みに
具体的なアドバイスができる薬剤師へ。
次世代を担う薬剤師
名城大学薬学部 2020年卒業

患者さまの日常に寄り添い
健康をサポートしたい

 尊敬できる薬剤師が身近にいて、患者さまや社会から必要とされ、しかも日々成長できる、とてもやりがいのある仕事だと思ったことが、薬剤師を目指すきっかけでした。「患者さまと日常的に接し、健康サポートもしていきたい」と、地域密着でかかりつけ薬局や在宅医療にも積極的に取り組むたんぽぽ薬局への入社を決めました。育児との両立支援制度の充実など、女性が働きやすい環境が整っているのも魅力でした。
 入社後の研修では、薬歴の記入方法や機器の使い方からハイリスク薬の取り扱い方まで、実際の業務に必要なことを一から丁寧に指導していただきました。それでも経験しないとわからないことも多く、「どうすればミスを防げるのか」と考えながら、業務を進めることを常に心掛けるようにしています。患者さまのお話から思いもよらない問題が発見できることも多く、情報収集力の重要性を実感。それぞれの薬の特性を把握した上で、最適な薬を導き出せるよう、患者さまの言葉一つひとつ、表情や声のトーンにも細心の注意を払うようにしています。

薬に加え食生活や運動方法も
アドバイスできる薬剤師へ

 2年目からは施設在宅業務も担当し、チーム医療に積極的に関わるようになりました。医師に褥瘡の患部や検査数値を把握して薬を提案して処方に反映され、症状の改善につながると、大きなやりがいを感じます。
 今後もどんな処方、相談も勉強の機会と捉えて深く考察し、経験豊かな先輩薬剤師や施設スタッフ、メーカーの人など、周囲の人の力も借りながら、自分なりの提案を行えるよう精進していきたいと思います。そして「この人に相談してよかった」と思ってもらえるように、薬に加えて、食生活や運動方法など、患者さま個々の背景に沿ったアドバイスができる薬剤師を目指していきます。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

患者さま一人ひとりの背景を考慮し、「疾患に対してどのような取り組みをすればよいか」を食事・運動から健康食品・OTCまで含めた、トータルな生活指導を能動的に行える薬剤師になりたい。またそうした相談の場を「健康イベント」という形で実現することを目指していきたいと思います。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • キャリア選択の
    アドバイス

    「どんな薬剤師になりたいか」「仕事とプライベートのバランスをどうするか」を明確にしてから複数社の説明会に参加。自分にとってのメリット・デメリットを表にして比較しました。友達、先輩、教授など、様々な人から情報を入手することも大切です。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    勉強やアルバイト、日常生活での経験は未来の自分に直結します。日頃から何事にも興味や疑問を持って過ごすようにするとよいと思います。また、薬局では日常的なアドバイスを求められることも多く、栄養学や運動療法学の学びも大切です。

  • 社会人への
    心構え

    社会人になるとルールに則った言動・行動が求められます。「自分の言動・行動は賃金をいただく価値があるか」という思いを根本に持つことが重要です。まず自分で考え、自分の意見を持ったうえで、他の人の意見に耳を傾ける姿勢も大切です。

オフタイム

休日は水族館めぐりをしたり、
下呂温泉に行ったりして
しっかり満喫しています!

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