小児白血病患者との出会いからがん領域への関心が高まり、がん専門薬剤師の資格を取得。 レジメン申請用紙のフォーマット変更や、化学療法センターでの薬剤師による処置オーダーの治療計画など、院内ルールの整備・徹底に力を入れています。
今後、さまざまな作用機序を持つ新規抗がん剤が登場し、想像もつかない副作用マネジメントが必要になると思うので、今まで培ってきたノウハウを生かして、その都度、副作用管理の充実に努めていきたい。また将来的には、ゲノム医療時代を見据えた指導法の確立にも寄与したいと考えています。
小児白血病患者との出会いをきっかけに がん専門薬剤師を目指すように
3年目に経験した小児科病棟で小児白血病の患者さん、ご家族と出会ったことで、がん化学療法を一から学び、適正使用と副作用管理に努めてきました。ご家族の安心した顔やお子さんの笑顔を見るたびに、抗がん剤の適正使用に関する仕事にやりがいを感じ、より専門性を高めたいとがん専門薬剤師を目指すきっかけになりました。
立場を考慮した言動を心掛け 働きやすい職場づくりに注力
がん化学療法に関わる業務を任される立場になり、自分の発言が薬剤局を代表するものになることを意識し、上司と密にほうれんそう(報告・連絡・相談)を行うようにしています。また、患者さんへの安心・安全な医療の提供のために、院内ルール整備はもちろん、他のスタッフが働きやすい環境整備にも力を入れています。
ミス防止のカギにもなる コミュニケーション力を鍛えて
社会人で一番大事なことはコミュニケーションであり、それがとれていれば、ほとんどのミスは防ぐことができます。ですから、学生時代は積極的に人が集まる場に顔を出し、多様な人と意識してコミュニケーションをとってほしいと思います。その頃に築いた人脈はきっと社会人になってからも大きな助けになってくれるはずです!
友達と陸上部を立ち上げ、お揃いのユニフォームを着て、各種マラソンや駅伝の大会に出場しています。ほかにも登山やシャワークライミング、音楽フェスと趣味は多彩で、職場の後輩たちと一緒に行くこともあります。さらなる大自然を求めて、エジプト、ペルー、スイス、インドネシアなど海外旅行も楽しんでいます。