イオンリテール株式会社(イオン薬局)

業種 保険(調剤)薬局ドラッグストア(調剤併設含む)
2025年取材記事
対話を重視する姿勢を貫き エリア全体のサービス向上につなげたい。
H&BC本部
薬学部 2018 年卒業
私のCAREER
調剤部 北陸調剤トレーナー

調剤やOTC業務を経験したのち、管理薬剤師、エリア薬剤師、調剤トレーナーへと着実にステップアップしてきました。私を支え成長を促してくれた先輩方への感謝を胸に、今度は自分が後輩の悩みをしっかりと受け止められるよう自己研鑽を続けながら、育成に注力しています。

8年のCAREER

  • 1~3年目

    入社
    調剤とOTCを経験

    新人教育では、薬剤師としての専門教育に加え、一般教育も受講し、ビジネスの考え方や接遇の心構えを習得。OTCも取り扱う店舗に配属され、調剤に加えてOTCについても徹底して学び、患者さまニーズに沿った提案を実施。

  • 4~6年目

    管理薬剤師

    4年目に管理薬剤師に。指示を受ける立場から指示を出す側となり、店舗運営などのマネジメントを学ぶとともに、人材育成にも注力。

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    ここがPOINT1

    管理薬剤師になった当初は不安が大きかったのですが、上司や前任の管理薬剤師、調剤トレーナーなど相談できる人が多く、どんな悩みも親身に受け止めてもらえました。支えてくれる人が多いのが当社のよいところだと思います。

  • 7年目

    エリア薬剤師

    エリア薬剤師として、東愛知の3店舗を担当。各店舗を巡回し細やかな支援を行いながら、施設在宅の往診同行や新規の施設在宅の契約獲得、認知症カフェの開設など地域貢献活動に取り組む。

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    ここがPOINT2

    東愛知に初めてエリア薬剤師が配置されたタイミングだったので、自分の裁量で“開拓”していくような高揚感も味わいながら仕事の領域を拡大。認知症カフェの立ち上げなどを通じて、地域における薬局の可能性や、人とのつながりの重要性を改めて実感しました。

  • 8年目

    調剤トレーナー

    北陸エリアの調剤トレーナーに。店舗の数値管理から人員配置提案、人材育成など広範な役割を担い、サービス向上を支援。既存店の改装提案や、地方厚生局による新規個別指導なども経験。

イオンモールの集客力を活用した
イベントで地域の健康増進も

 就職活動では業界を絞らず様々な説明会に参加しました。イオン薬局は、イオンモールの集客力や総合力を活かした健康イベントなどを企画して地域の健康増進に貢献できることや、年間20日間の長期休日制度をはじめ仕事もプライベートも充実させられる福利厚生などに魅力を感じて入社を決めました。
 入社後の専門教育では、多様な患者さまを想定したロールプレイングや、グループワークによる処方分析など実践的な内容も多く、薬剤師としての基礎を固めることができました。さらに一般教育では、接遇の心構えから敬語やお辞儀の角度といった細かなところまで学び、社会人としてのスイッチがONに。
 初配属の店舗ではOTC医薬品も取り扱っていたため、調剤に加えてOTCについても学ぶことができました。服薬指導を通じて患者さまが抱える様々な不安を聞きとり、OTCの活用、健康食品、介護用品なども含めて提案することもあり、薬剤師としての視野が広がりました。

仲間の言葉に奮起
目標設定からスタート

 4年目に管理薬剤師となったのですが、最初は「自分に務まるだろうか」という不安が…。そんな私を支えてくれたのは、共に働いてきた同僚たちでした。「あなたなら大丈夫!ついていくよ」と、温かい言葉で背中を押してくれたのです。仲間の信頼に応えようと奮起した私は、まずは「どうすればよりよい店舗にできるか」と熟考し、目標を定めることからスタート。その目標を店舗スタッフ全員で共有し取り組んでいく中で、チームとしての結束力が増し、個々の成長していく姿も見られ、大きなやりがいを感じるようになりました。
 7年目には東愛知の3店舗を担当するエリア薬剤師としてのキャリアをスタート。新しい環境でまず取り組んだのは、管理薬剤師だけでなく、店舗スタッフとも相互理解を深めること。立場や年齢を問わず分け隔てのない対話を心掛け、信頼関係を築いていきました。
 さらに、近隣の医療機関や施設などにも積極的に訪問。地域の健康ニーズの把握に努め、行政と連携した認知症カフェの立ち上げなども行いました。

共に歩む姿勢で
患者様から支持される薬局へ

 8年目の現在は、北陸エリアの調剤トレーナーとして10店舗を担当。薬剤師や調剤事務の指導、薬局のリスク管理や数値管理、さらには行政対応なども実施しています。患者さまから支持される薬局づくりをサポートする。それが調剤トレーナーの役割です。
 一方的に指示を出すのではなく、現場の声に耳を傾け、共に「よりよい薬局にしていくための道筋」を考えるようにしています。そうすることで自分事として捉えられ、個々の成長につながります。それが薬局全体のレベルアップ、ひいてはエリア全体のサービス向上になると考えているからです。
 先日、新入社員との面談で、私自身がこれまでに経験した失敗や不安について語ったところ、「調剤トレーナーとして活躍する先輩にもそんな時期があったのか」と、一気に距離が縮まりました。日頃から気軽に相談しやすい存在であることを心掛け、かつて自分が支えてもらったように、悩める後輩の想いを親身に受け止められる存在でありたいと思っています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

調剤トレーナーとして新しいことに挑戦し、そこで苦労する過程こそが自分をより成長させ、揺るぎない自信にもつながっていくと感じています。今後も知識の幅を広げ、全体を俯瞰できる視野を持ち、社内外から頼りにされる薬剤師を目指します。

私なりの仕事の心掛け

遠回りした経験を活かし 後輩の成長に深く寄り添う

私は決して要領がよいタイプではありませんでした。しかし、遠回りしながら試行錯誤を重ねてきた実体験が貴重な学びとなり、人に教える際の大きな糧となっています。「どうすれば相手が理解しやすいか」「私と同じ苦労をさせずに済むか」を常に考え、特に新入社員に対しては先輩としての責任感と包容力を持って向き合っています。

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