株式会社クリエイトエス・ディー

業種 保険(調剤)薬局ドラッグストア(調剤併設含む)
2025年取材記事
専門性を追求することで患者様に貢献。後進の道標となり組織全体の専門性も高めたい。
クリエイト薬局
薬学部 2015 年卒業
私のCAREER
薬局長/外来がん治療専門薬剤師

薬局長として店舗運営を担いながら、がん領域の高度な専門性を追求し、患者様と深い信頼関係を構築。神奈川県内の併設ドラッグストアでは唯一の「専門医療機関連携薬局(がん)」の認定を取得するなど、常に挑戦し続け、組織全体の専門性向上を目指し後進の育成にも力を注いでいます。

11年のCAREER

  • 1~5年目

    総合病院に入職

    新卒で総合病院に入職。外科病棟で様々ながん患者と関わる中でがんへの興味が強まり、がん領域の学会や勉強会に参加。「外来がん治療認定薬剤師」の認定を取得し、薬剤師外来にも携わる

  • 7年目

    クリエイトエス・ディーに入社
    がんチームや薬薬連携にも参加

    薬局薬剤師に転職。研修やベテランスタッフの指導・サポートを受けながら、保険薬剤師業務を習得。外来がん治療専門薬剤師の資格を活かし、社内のがんチームに加わり、社内外の相談窓口や薬薬連携業務を行う

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    ここがPOINT1

    通院時だけでなく「もっと日常の中でより深く患者様と関わりたい」との想いが募り、転職を意識するようになりました。地域医療においてクリエイトエス・ディーの『患者様に寄り添う姿勢』や『感じのよい応対』が自分の薬剤師ビジョンと合っていると感じました。

  • 8年目

    薬局長就任

    薬局長として店舗運営に必要となるスキルを研修を通して習得し、チーム力アップに注力。個人ではなく、薬局全体で進むべき方向性や目標を掲げ、個々の「患者様に寄り添う」意識やスキルの向上につながる

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    ここがPOINT2

    薬局長として、患者様に安心して通っていただける店舗づくりや、残業を減らしスタッフが伸び伸びと働ける職場環境づくりに取り組む毎日は、まるでパズルを解くような面白さがあります。スタッフと知恵を出し合い、一つひとつ課題を解決していく過程にやりがいと楽しさを感じています。

  • 10年目

    県内有数の専門医療機関連携薬局の
    認定を取得

    さらなる専門性を追求するために「緩和薬物療法認定薬剤師」取得。店舗スタッフ一丸となって、「専門医療機関連携薬局」認定を取得。神奈川県内の併設ドラッグストアで唯一の認定薬局へ

外来がん専門薬剤師として
専門医療機関連携薬局を取得

 現在は、薬局長として店舗運営や地域医療の質的向上への貢献を日々考えています。薬局長の傍ら、がん領域の専門知識を持った薬剤師で構成される『社内専門薬剤師チーム』にも所属しています。チームの活動は、勉強会の講師や新情報の発信、社内外の相談窓口や学会発表などを行っています。専門性を生かし仲間たちを支える中で「頼りにされている」という大きなやりがいを実感しています。
 現在の薬局は、クリエイトSDの特徴である面応需によって複数の医療機関から処方箋を応需していますが、がんセンターが近くにあるので抗がん剤の処方箋を多く受け付けています。そういった背景もあり、『専門医療機関連携薬局』の認定を取得すればより地域に貢献できると考え、店舗スタッフ一丸となり取得を目指しました。認定条件の「がん患者様の半数以上に電話で状況確認し、病院へ報告」という高いハードルもスタッフ一人ひとりが患者様と向き合い、協力してくれたおかげで乗り越えることができました。
 結果、神奈川県で17薬局のみとなる専門医療機関連携薬局の認定を取得することができました。神奈川県内の併設ドラッグストアの中では、唯一の認定を受けています。

病院の経験を糧に
がん領域のやりがいを追求

 がんの道を志したのは、新卒で入職した病院の先輩がきっかけでした。1年目は調剤室で注射薬などを含む薬剤調整や在庫管理を担当、2年目から外科病棟を経験。様々ながん患者様と関わる機会が増えた頃、先輩に誘われ学会に参加するようになり、がん治療の奥深さに気づきました。先輩の影響で、5年目には「外来がん治療認定薬剤師」の認定を取得しました。
 病院薬剤師として患者様と関わることにやりがいを感じながらも、通院時のみでは患者様の日常まで踏み込んで治療に携わるのは難しく、日々の暮らしから寄り添いたいと考えるようになりました。また病院と薬局を繋ぐ薬薬連携の業務に携わるなかでその思いは増し、薬局薬剤師として地域医療に貢献をしてみたいと転職を決意しました。

患者様の日常まで支えたい
病院からクリエイトSDへ

 実は学生時代、就職活動をしていた時に「薬局で働くならクリエイトSD!」という思いが当時からありました。経営理念である『私達はいつもお客様≒患者様の”近く”にいて”ふれ合い”を大切にします』は、自分が理想とする「患者様の日常に寄り添って対応したい」という薬剤師像に近いと再確認し、入職を決めました。
 病院からの転職の懸念の一つが「保険薬剤師としての知識面」でした。クリエイトSDは新卒だけではなくキャリア入職者に対する研修制度も充実しているので、病院では触れることのなかったOTCカウンセリングや保険知識などが習得でき、入社後も不安なく働くことができました。

経営理念を実践できたからこそ
患者様から忘れられない言葉

 ドラッグストア併設薬局の薬剤師として患者様とより深く関わっていく中で、忘れられない方がいます。がん治療中の方で、外来での服薬指導や副作用のフォローアップで関わらせていただいた患者様です。その方が緊急入院の末、ご逝去されたことを後日ご家族の方が薬局を訪れお知らせしてくださいました。「通院は嫌がっていたのに、〇〇さんに会うのは楽しみで、気持ちが和らいでいたようです」と、その後も何度かご来局し思い出話をしてくださいました。薬の提供だけでなく、患者様やご家族様にも寄り添えたことが胸に沁み、この仕事の奥深さを感じました。
 このような経験からより頼りにされる薬剤師になりたいと思い、がん治療とは切り離せない緩和ケアの分野でも「緩和薬物療法認定薬剤師」を取得しました。
 そして私だけではなく、他のスタッフにも「お話を聞いてほしい」と薬局を訪ねて来られる患者様がいらっしゃいます。患者様一人ひとりに寄り添う対応を心掛け、地域の方に選ばれる薬局づくりを一丸となり取り組んでいます。

常に高みを目指し
後輩の道しるべに

 常に新しいことに挑戦していますが、その原動力は二つです。一つ目は患者様に寄り添い、自分にできる最大限のことをしたいという気持ち。二つ目は後輩の道しるべになりたいという想いです。
 私が認定資格取得を目指したきっかけは、尊敬する先輩薬剤師への「憧れ」でした。そのため私も当時の先輩のように誰かに刺激を与えられる存在になりたいと考えています。現在、自店舗の後輩薬剤師が「外来がん認定薬剤師の資格取得」に向け取り組んでいます。「ドラッグストア併設薬局でも資格が取れるということを証明したい」という強い意気込みで取り組んでいるので、私も症例報告などサポートを行っています。患者様の暮らしに寄り添いながら専門性を高められる環境は、薬剤師にとって大きな魅力であり、当社の強みでもあると改めて感じています。
 私も教えている後輩から刺激を受け、新たな領域の専門資格にも挑戦するつもりです。多岐にわたる専門性を身に付け、患者様や地域からの信頼をより強固にしていくことはもちろん、後輩たちから目標とされる薬剤師であり続けたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

がんに関する高い専門性を持つ薬剤師を社内で増やすことが目標です。
専門薬剤師チームの活動はもちろん、「がんで困ったら〇〇!」「クリエイトはがんに強いドラッグストア」と頼られるよう、現状に満足せず影響力のある人間に成長していきたいと考えています。

これが成功の分岐点

地域の方々や店舗スタッフからも 「頼られる薬剤師」を目指して

一人の先輩との出会いが私の転機となりました。その先輩のおかげで私はがん領域の奥深さを知ることができ、薬剤師としての専門性を高めることができました。職場を変えてからも地域の皆様のために何ができるかを模索し、「緩和薬物療法認定薬剤師」を取得しました。私も先輩のように誰かに刺激を与えられる存在になりたいと思い、現在は後輩の資格取得のサポートを行っています。

私なりの仕事の心掛け

“患者様の人生を支えたい“ 薬局薬剤師だから できること

がん治療中の方で、外来で関わらせていただいた患者様がいました。残念ながらご逝去されてしまったのですがご家族から「通院は嫌でも、松本さんに会うのを楽しみにしていた」と伺いました。薬物治療の管理に留まらず、患者様の心の支えとなり人生に寄り添えたことに、薬剤師としての深いやりがいと使命を実感した経験です。

学生の皆さんへメッセージ

「今やりたいこと」に縛られないで。 選択肢は無限にある

就職活動では「何をやりたいか」を具体的に決めることも大切ですが、それに縛られすぎないでほしいと思います。私自身、最初はがん領域に特別な興味があったわけではありません。人との出会いを通じて想像もしなかった可能性が広がることもあります。説明会や店舗見学などに積極的に参加し、そこで働く「人」や「雰囲気」も感じ取ってください。選択肢はいくらでもあります。皆さんの可能性は無限大です。

オフタイム

私は仕事でも運命的な出会いを大切にしていますが、
1年半ほど前、散歩中にペットショップで見かけた猫に
ビビっときて、「ビビ」と名付けて飼い始めました。
すっかり溺愛しており、帰宅時のお出迎えに癒やされています。
以前は東南アジアなどへの旅行も楽しんでいましたが、
今では国内の1泊旅行が限界です。ビビのことが心配で(笑)。

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