多様な診療科の調剤・病棟に加えて、感染対策チームや抗菌薬適正使用支援チームでの活動、さらに京都薬科大学の卒後教育プログラムも受講するなど様々な経験を糧に成長し、他職種と協力しながら患者さんへの貢献度をより高めていきたいと考えています。
整形外科・眼科の病棟に配属され、感染対策チーム・抗菌薬適正使用支援チームにも参加。4年目から京都薬科大学の卒後教育プログラムを受講し、症例作成や文献検索から研究計画の立て方や論文の書き方を磨く。6年目に感染制御認定薬剤師の資格を取得
抗菌薬適正使用支援チーム専従薬剤師となり、適切な抗菌薬の投与量や投与方法の提案、TDM(血中濃度モニタリング)実施とTDMに基づく投与設計の提案、特定抗菌薬の使用状況の集計と評価などに携わる。神戸薬科大学臨床講師として学生の卒業研究もサポート
年1回以上の学会発表を今後も続けていくことに加え、5年以内の目標としては、抗菌化学療法認定薬剤師、感染制御専門薬剤師などの資格を取得したいと考えています。さらに最近になって、10年以内に大学院へ進学し学位を取得したいと思うようになりました。
卒後教育プログラムでの学びで 知識も視野も広がった
4年目から京都薬科大学の卒後教育プログラムに参加したことは、その後のキャリアにも大きな影響を与えたと思います。症例報告の書き方から研究計画・実施の方法、論文作成に必要なスキルまで学び、知識はもちろん視野も大きく広がりました。このプログラムで学んだことを活かして、今では後輩の研究および神戸薬科大学の学生の卒業研究のサポートもしています。
相手の意見や考えに耳を傾け 適切な助言や提案を行うよう留意
他職種と連携するために、日頃からコミュニケーションを取るようにしています。特に現在、私がしている抗菌薬適正使用支援チームの活動は、名称の通り「支援」という立場なので、治療に際して医師や看護師との情報共有が非常に大切です。主治医や他職種の治療方針や意見にもしっかりと耳を傾け、適切な助言や提案を行うことを心掛けています。
学生の今しかできないことをして 楽しい思い出をたくさんつくろう
薬剤師は一生勉強と言われており、勉強は社会人になってからも続きます。特に仕事をし始めてからは、大学の授業で習ったことの大切さが理解できるようになり、今では楽しく自己研鑽できるようになっています。
逆に言うと、勉強は社会人になってからでもできるので、学生時代は勉強も大切ですが、長期旅行など学生の時にしかできないことをして、たくさん楽しい思い出をつくるとよいと思います。
学会など遠方に出張した際の空き時間や、
友人と旅行に行った先で、
寺社仏閣をめぐって御朱印を集めたり、
「ちいかわ」のご当地キーホルダーを集めたりしています。
最近、運動不足を感じてジムに入会し、
プールに通うようになりました。
若いうちに臨床経験を積みたいと、病棟業務が充実している野江病院に入職しました。院外処方が主流となる中、野江病院は院内処方を貫いており、調剤もしっかりと学べるのが魅力です。特に当院の場合は、担当する調剤業務も1週間毎に錠剤、散剤、水剤、外用剤、注射剤などをローテーションすることで、知識や
在学中に「これがしたい」という明確な目標を見つけられず、まずは幅広く学び経験することから始めようと、大学病院のレジデントからキャリアをスタートしました。指導薬剤師ががん専門薬剤師の資格を有し、緩和ケアにも積極的に介入する姿を見て、臨床現場で急性期だけでなく終末期まで、患者さんに密接に関
感染制御に関わるきっかけになったのは、2012年に感染防止対策室が設立され、そのメンバーに抜擢されたことでした。多職種で構成されるICT(感染対策チーム)にも参加したことを契機に、抗菌薬や消毒薬はもちろん、微生物やウイルスに関する猛勉強を開始。週1回のミーティングとラウンドを通じて、感染症