国民健康保険南丹病院組合 京都中部総合医療センター

業種 病院
2024年取材記事
幅広い知識と経験を積み重ね 患者さんからも他職種からも頼られる オールマイティな薬剤師へ。
薬剤部
薬学部 2016 年卒業
私のCAREER
主任・栄養サポートチーム療養指導士

多様な領域の調剤・病棟業務に加え、栄養サポートチームとしても活動する中で、新たな知識を日々吸収できています。知識と経験の幅をさらに広げ、他職種との連携を強めることで、患者さんにとってよりよい提案ができる薬剤師を目指していきます。

9年のCAREER

  • 1年目

    入職
    セントラル業務、整形外科・小児科病棟を担当

    まずは調剤室・注射室で調剤・処方箋監査などセントラル業務に従事し、7月からは整形外科・小児科病棟にも行き、先輩薬剤師の指導のもと、薬剤師としての幅広い基礎を築く

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    ここがPOINT1

    わからないことはメモ帳に書き出し、調べたり先輩に聞いたりして、一つひとつ覚えていくようにしていました。病棟に上がってからは、実際にどのような処置をしているのか、処置室の見学をさせてもらうなど、薬だけでなく周辺の知識も吸収するようにしていました。

  • 2年目

    循環器内科での
    病棟業務を主に担当

    循環器内科での病棟業務を担当する薬剤師3人のうち1人として、入院してくる患者さんの持参薬確認から入院中、退院までをサポート

  • 5年目

    ICU・急性期病棟~
    外科病棟の業務を担当

    緊急度や重篤度の高い患者が多いICU・急性期病棟で、人工呼吸器や臨時の透析機器なども扱う現場で新たな知識を吸収。栄養サポートチームにも参加するなど、経験の幅を広げる

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    ここがPOINT2

    補助食品や経腸栄養については管理栄養士に任せることが多かったのですが、点滴にするのか、それ以外の方法がよいのかは、患者さんの状況によって異なるため、職種を超えてしっかりと議論することが重要だと、NSTでの経験を通じて改めて認識しました。

  • 9年目

    主任
    栄養サポートチーム療養指導士

    内科・耳鼻科・眼科病棟での業務を主に担当。薬物療法が主となる内科で、点滴の配合変化の確認など、治療効果の確保・向上に向けた取り組みを実践

他職種と連携する先輩薬剤師に
憧れと不安を感じながら入職

 両親が病院で勤務していたこともあり、子どもの頃から病院は身近な存在でした。さらに実務実習先の京都中部総合医療センターで、薬剤師が他職種と意見を交わし、連携している様子を見て、「自分もあんな風になりたい」という思いが膨らみました。同時に、先輩薬剤師と自分との差の大きさを感じ、「自分で務まるかな」と少し不安にもなったのですが、薬剤部長はじめ皆さんが気さくに接してくれ、「ここでなら自分も成長していける」と入職を決めました。
 入職後はまず3カ月かけて調剤を徹底して学び、7月からは病棟にも行くようになりました。先輩がマンツーマンで付いてくれ、丁寧に指導してくれたのですが、「先輩が離れている時に、難しい質問がきたらどうしよう」と、最初は不安でいっぱいでした。先輩から「わからない時は、『調べて後でお答えします』と言えばいいんだよ」と言われ、少し気が楽になり、わからないことがあればすぐ調べるということを繰り返す中で、少しずつ知識も増えていきました。
 入院患者さんの中には高齢者が多く、孫のように接してくれる人もいる一方で、なかなか心を開いてくれない人もいて、薬の説明や副作用の伝え方にも苦労しました。特に慣れない頃は、「薬の説明をきちんとしなければ」という思いが先走り、一方的に話してしまうこともありました。先輩の話し方を参考にしながら、患者さんに重要ポイントを意識づけられるように、患者さんにとって興味のある話題から始めて本題に入るなど、いろいろと工夫をするようにしました。

循環器内科やICU・急性期病棟で
診療科を超える知識を吸収

 2年目からは循環器内科病棟に配属されました。心臓カテーテル検査のために1~2泊の短期入院をされる方も多く、新しい患者さんが毎日のように来られる状況でした。限られた時間の中で、担当患者さん一人ひとりに持参薬の確認から入院中、退院までをトータルにサポートできた時はやりがいを感じます。
 5年目からはICU・急性期病棟に配属され、他病棟では見ることが少なかった人工呼吸器や臨時の透析機器などもある中で、また新たな知識を吸収することができました。患者さんから直接聞き取りができないケースも多い分、検査値や他職種との情報共有に加え、視覚から得られる情報も重要になるため、しっかり患者さんを目で見て確認するという基本に改めて立ち返る機会にもなりました。

栄養サポートチームに参加
多角的な視点を養う機会に

 5年目の終わり頃から栄養サポートチーム(NST)にも参加するようになりました。実を言うと、これまでは栄養面に関しては、関わってこなかった分野で、それまでは管理栄養士に任せることが多かったのですが、学べば学ぶほど薬剤師が介入することの重要性や意義がわかってきました。
 NSTの活動では週1回のカンファレンスを通して、介入する必要がある患者さんに対して、どういう栄養を補う必要があるのかを多職種で議論し、患者さんの状況なども考慮しながら食事、補助食品、点滴のどれで補うのかを決めていきます。患者さんの栄養状態がよくなり、治療効果も高まっていくのを見ると、よりよい薬物療法の実現に貢献できたと手応えを感じることができます。
 一緒に活動している先輩薬剤師がNST療養指導士の資格を持っていたこともあり、自分も目指したいと勉強を開始。資格取得に必要となるセミナーにも他職種とともに参加し、経腸栄養の方法についても学ぶなど知識の幅を広げるとともに、多角的な視点を養うよい機会にもなりました。

主任となり自己研鑽に加え
後進育成にも力を注ぎたい

 9年目となる現在は、勉強の甲斐あってNST療養指導士の資格を無事取得し、また主任となったことで、今まで以上に後進の指導にも力を入れていきたいと考えています。
 さらに今年から内科・耳鼻科・眼科病棟に配属されました。医師は自身の専門分野の薬については精通している一方、専門外の薬については薬剤師に相談されることも多くあります。また複数の点滴をしている患者さんも多く、配合変化について看護師に質問されるなど、私が介入することで患者さんの利益につなげられる余地は大きいと感じています。
 医師や看護師など他職種から頼られるのは、私がこれまで様々な診療科病棟を経験し、またICUや急性期病棟、あるいはNST活動などを通して診療科の枠を超えた業務を経験し、薬のプロフェッショナルとして他領域にまたがる幅広い知識を習得してきたからこそだと思います。私に限らず、当院では若いうちに多様な病棟を経験し、また病棟業務と並行して調剤業務も行なうことで、幅広い知識と経験を養うことができるのが大きな特徴です。今後も幅広く学び、オールマイティな薬剤師を目指していきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

分野に限らず、幅広く学びを深め、どんな質問や相談にも対応できる力を付けていきたいと思います。患者さんの状況を把握した上で、他職種と協力して、よりよい薬物療法に向けた提案ができるオールマイティな薬剤師を目指していきます。

これが成功の分岐点

新人時代に出会った
指導役の先輩のおかげで今がある

今の自分があるのは、入職1年目の時に指導いただいた先生のおかげだと思っています。レベルの高い先輩薬剤師に混じって、自分は本当にやっていけるのかという不安を抱いていたのですが、本当に一から十まで丁寧に指導してくれ、不安に思うことすべての相談に乗っていただきました。新人時代の私にとって非常に心強かっただけでなく、今でも目指すべき存在です。

私なりの仕事の心掛け

相手の目線に合わせ
納得感を大切にした伝え方に留意

職種、年齢に関わらず、上から目線な言葉や接し方をしないように心掛けています。新人薬剤師の指導役をした時も、少しでも不安解消につなげたいと、相談しやすい雰囲気づくりに努めました。また新人に限らず、指導の際には、よいところを認めつつ、間違えた部分については、なぜそうしないといけないのかなど意味や目的も含め、納得感が得られるように伝えることが大事だと思っています。

学生の皆さんへメッセージ

学生の時にしかできないことを
たくさん経験してほしい

学生のうちは友人と一緒に各地を旅行するなど、学生の時にしかできないことをするとよいと思います。また職場選びについては、何を大事にするかによって決め手は違ってきますが、対人関係は重要なポイントになると思うので、実際に見学して職場の雰囲気を感じることが大切だと思います。

オフタイム

休日は基本的には、自宅で動画配信サービスや
テレビを見てゆっくり過ごすことが多いです。
結婚を機に、最近では妻と旅行に行き、
温泉や美味しいご当地の食事を楽しむ機会も増えてきています。

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