メディカルシステムネットワークグループ(なの花薬局)

業種 保険(調剤)薬局
2024年取材記事
患者さまの“日常”に寄り添い 小さな疑問や不安にも応える薬剤師へ。
薬学部 2013 年卒業
私のCAREER
薬局長・外来がん治療認定薬剤師

病院で10年勤務した後、より患者さまの身近で生活に寄り添ったサポートをしたいと考え、なの花薬局に入社。現在は薬局長として皆が伸び伸びと働ける環境づくりに力を入れるほか、外来がん治療認定薬剤師の資格を活かして、がん患者さまへのサポート強化などにも取り組んでいます。

12年のCAREER

  • 1年目

    総合病院に入職
    ~外来がん治療認定薬剤師の資格取得

    臨床やチーム医療を経験したいと急性期の総合病院に入職。手術室や病棟での業務、さらに化学療法室も担当し、外来で化学療法を行うがん患者さまとも関わる中で、9年目に外来がん治療認定薬剤師の資格を取得

  • 11年目

    なの花薬局に入社

    退院後の患者さまの薬物治療を支えたいとの思いから、なの花薬局に入社。病院やクリニックなど幅広い処方箋を扱う店舗と、地域の中核病院前の大規模店舗の2店舗を経験し、保険点数や疑義照会、患者さまとのコミュニケーションの取り方など幅広い知識や技術を習得

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    ここがPOINT1

    薬に加えて生活習慣の改善など、健康に関するトータルな相談に乗り、小さな不安の解消にも関われるのが、大きな魅力だと感じました。同時にお話しいただいたことに対して、しっかりアドバイスできるよう、学びの幅を広げる必要があると、学習意欲が増しました。

  • 12年目

    薬局長

    クリニックモールにある店舗の薬局長に着任。チームをマネジメントする立場として、店舗の全スタッフがのびのびと意見を言い合える環境をつくることを目標に取り組む

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    ここがPOINT2

    患者さまに対しては、わかりやすい説明を心掛けています。「どうしてこの薬を飲む必要があるのか」というところまで丁寧に説明することで、飲み忘れがないようにしています。患者さまから「話しやすいから」と指名をいただいた時は、嬉しかったです。

病棟や手術室に加え
外来化学療法室なども経験

 病棟業務を通じて臨床に携わり、またチーム医療の一員として多職種と関わりたいという思いがあり、急性期の総合病院への入職を決めました。中央業務に携わった後、手術室担当として患者さまごとにお薬をセットしたり、麻薬の管理をしたりする中で、鎮静薬や昇圧剤などの詳しい知識を習得。病棟ではあまり関わることのない麻酔科の医師の考え方に触れられたことも、大きな財産となりました。
 その後は整形・泌尿器・皮膚科の混合病棟、循環器・消化器の病棟などを経験し、外来化学療法室も担当するようになりました。がん治療に関する認定資格を持つ先輩が、患者さまから副作用の状況などを聞きとり、医師に提案をする様子を見て、自分も外来がん治療認定薬剤師の資格取得を決意。もともと文章化することが苦手で、症例作成には苦労しましたが、苦手を克服するよい機会にもなったと思っています。

がん患者さまの“日常”を
支えたいとなの花薬局に入社

 資格を取得したことで、より自信を持って外来がん患者さまに接することができるようになりました。その一方で、外来の日にしか患者さまと接する機会がなく、次の外来までどう過ごされているのだろうと気になるようになりました。もっと生活に近い場所で、がん患者さまの“日常”をサポートしたい。そんな思いが募り、保険薬局への転職を決意しました。
 転職にあたって重視したのは、がん患者さまへのサポートを重視し、取り組みを強化しようという考えを持っていることと、社員の意欲を後押ししてくれるような社風があるかという点でした。なの花薬局は、そんな私の思いにきちんと耳を傾けてくれ、「キャリア形成への支援も充実しているここなら、きっと自分の想いを叶えられる」と感じたことで、入社を決めました。

生活に即したアドバイスで
健康を幅広くサポート

 最初に配属されたのは、複数のクリニックに加え、私が勤めていた病院からも近い店舗。保険点数や疑義照会の仕方など新たに学ぶことはあったものの、薬については以前から扱っていたものも多く、スムーズに溶け込むことができました。
 病院の頃と比べて一番の違いは、患者さまとの関わり方でした。5~6名の薬剤師に対して、1日の処方箋応需枚数は約130枚と、それほど忙しい店舗ではなかったこともあり、一人ひとりの患者さまと触れ合う時間も多く、世間話も交えながらしっかりと話を聞くことができました。薬に関することだけでなく、例えば便秘気味だという悩みに対して「水分をしっかりとってくださいね」とアドバイスするなど、より日常生活に寄り添ったサポートができるのが、保険薬局のよいところだと改めて感じました。
 実は「限られた空間しかない保険薬局は閉鎖的なのではないか」というイメージを抱いていたのですが、なの花薬局はアットホームな雰囲気で、患者さまと時間をかけて話ができ、またさまざまなタイプの店舗を経験することで視野も広げることもできます。いろいろなチャレンジができ、可能性がたくさんある場所だと知り、モチベーションもさらに高まりました。

薬局長としてチームづくりの
新たな挑戦へ

 次に配属されたのは、地域の中核病院の門前薬局で、薬剤師16名という大型店舗。患者さまとのコミュニケーションの取り方や、効率的な仕事術など、いろいろな人のスタイルを見ることができ、とても参考になりました。
 がん患者さまから「病院の先生には言わなかったんだけれど」と、不安を打ち明けられることも。気軽に話せる存在として、患者さまの小さな不安や疑問を丁寧に拾い上げ、安心して治療を続けていけるようにすることが、私の役割だという意識が高まりました。
 同時期に新入社員のOJT研修も担当したのですが、ここでも意識したのは「気軽に何でも話したり、小さなことでも聞きやすい雰囲気づくり」でした。また、曖昧なことは言えないので、教えるために改めて学び直したことで、自身の成長にもつながりました。
 今年からは薬局長として、チームづくりという新たな挑戦をスタートさせました。店舗で働くすべてのスタッフがのびのびと意見を言い合える環境をつくることが目標です。さらに店舗内で抗がん剤に関する勉強会や情報発信なども行い、がん患者さまに対して店舗全体でサポートしていけるようにしていきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

薬局長になったばかりなので、まずは周りの薬剤師やスタッフと協力して、患者さまの安全な薬物治療に携わり、店舗の運営を軌道に乗せていくことが目標です。これからも日々の業務を通じて、知識や経験を積み、薬剤師としても、一人の人間としても成長し、若手薬剤師を引っ張るリーダーになっていきたいと思います。

これが成功の分岐点

「患者さまの力になりたい」の想いが
ステップアップの原点

外来がん患者さまに副作用を説明する際に、もっと詳しく、わかりやすく自分の言葉で伝えたり、主治医に提案したりしたいと考えるようになり、外来がん治療認定薬剤師の資格を取得しました。患者さまと向き合う中で、もっと日常的に寄り添ってフォローしたいという想いが保険薬局への転職にもつながりました。常に患者さまファーストで考えることが、自身のステップアップにつながったと思っています。

私なりの仕事の心掛け

納得するまで調べることと
周囲への思いやりを大切に

わからないこと、疑問に思ったことは、うやむやにせず、自分が納得するまでとことん調べたり、他の人に確認したりするようにしています。また患者さまによりよい医療を提供するには、周囲との協力が必要不可欠です。一緒に働くスタッフには思いやりと感謝の気持ちを忘れず、困っている人がいれば、率先して声をかけたり、相談されやすい雰囲気をつくったりしています。

ADVICE

後輩の皆さんへアドバイス

人事担当者から皆さんへのメッセージ

多彩なキャリアパスで
皆さんの「やってみたい」の気持ちを応援します!

管理本部 人事部 採用セクション

情報をインプットしアウトプットしていくことが納得して就職活動を終えるポイントだと考えています。まずは興味ある業界や企業だけでなく幅広く情報収集し、その情報をもとに企業担当や現場薬剤師と交流を図ってみてはいかがしょうか。当社は多彩なキャリアパスがあることも特長です。専門性を高めたい人には専門認定薬剤師資格取得サポート制度が充実しています。また、その対象となる資格も32種類と業界トップクラスです。さらにはグループにジェネリック医薬品メーカーや医師の開業支援などさまざまな事業があることから「日本の地域医療を支える会社」になっています。薬剤師としてはもちろん、ビジネスパーソンとして活躍できるフィールドも用意されています。

オフタイム

休日はお酒を飲んでおいしいものを食べたり、
旅行に行ったりしています。
卒業旅行ではタイに行きました。
最近では、沖縄や九州でカヤックやパラセーリング、
パラグライダーをしたり、温泉に入ったり…。
非日常を味わう旅行は最高のリフレッシュです。

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