メディカルシステムネットワークグループ(なの花薬局)

業種 保険(調剤)薬局
2021年取材記事
薬剤師一人ひとりの成長を多角的に支援し
薬物療法の質的向上に貢献したい。
薬学部 1997 年卒業
私のCAREER
エリア長・教育部門担当

薬局長・ブロック長を経て、現在はエリア長へとキャリアアップ。健康サポート薬局の創出など、 重点施策の推進に携わるほか、教育部門担当として人材育成にも注力しています。

25年のCAREER

  • 1~13年目

    製薬会社MRや保険薬局
    などで経験を積む

    大学卒業後、製薬会社のMRとしてキャリアをスタート。結婚を機に退職し、その後、複数の保険薬局で経験を積んだほか、長期療養型施設の立ち上げなどにも携わる

  • 14年目

    なの花薬局に入社
    薬局長

    なの花薬局に入社し、一般薬剤師から半年で薬局長に就任。高度先進医療を行う大規模病院の門前薬局で、薬局長として業務の効率化を進めるとともに、病院薬剤部や医師との連携強化にも注力

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    ここがPOINT1

    MRとして活動してきた時の経験を活かし、病院内の業務の流れなどを把握し、積極的に情報交換をすることで、よりよい服薬指導や薬局の在庫適正化などにつなげることができました。

  • 17年目

    5~11店舗を統括する
    ブロック長に

    ブロック長として最初は5店舗、徐々に増えて11店舗を統括。薬局長のみならず、統括する店舗のスタッフ全員とのコミュニケーションを心掛け、それぞれの成長支援に力をいれる

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    ここがPOINT2

    ブロック長として統括する店舗の全職員と面談して、それぞれの考え方や価値観の把握に努め、課題が生じた時にはその人に合わせた解決方法をアドバイスするなど、一人ひとりに寄り添った指導を心掛けました。

  • 24年目

    近畿エリアのエリア長
    兼 教育部門担当

    エリア長として近畿エリア55店舗(5ブロック)を統括。診療報酬の改定などに合わせた重点取り組みを進める中で生まれる課題解決に注力。25年目からは教育部門担当として、人材育成にも携わる

長期での成長ビジョンを
描けるのが魅力

 大学卒業後、製薬会社のMRとしてキャリアをスタート。結婚を機に退職し、その後は複数の保険薬局で薬剤師として経験を積んできました。
 それまで居住していた東北エリアを離れ、全く地縁のない近畿エリアで新生活をスタートすることになり、転職先を探す中で出会ったのがなの花薬局でした。ある程度の規模があり、段階的なキャリアアップが可能なことに加え、全国展開しているため引越しをしても通勤可能な店舗に異動できることが魅力でした。特にこれまで勤務してきたのは、個人薬局など小規模なところが多かったので、引越しをするとキャリアが途切れてしまうという悩みがあっただけに、「ここなら長期のキャリアビジョンを描くことができる」と入社を決めました。

病院との連携にも取り組み
薬薬連携の基礎を築く

 なの花薬局に入社して半年で薬局長に就任しました。HIV感染症や各種がん患者さまも多く通院する大規模病院の門前薬局だったこともあり、医薬品管理も容易ではありませんでしたが、マニュアルが整備され、研修教育体制なども充実していて、とても心強かったです。薬局長として「滞りをなくす」ことをモットーに、業務プロセスを一つひとつ見直し、効率化を推進。少しでも患者さまの待ち時間を減らせるように努めました。また、病院薬剤部とも積極的に情報交換したり、医師に勉強会を開催してもらったりと、連携を強めることができました。
 入社4年目からはブロック長として、複数店舗を統括する立場に。マネジメント力に不安を抱えていた私は、苦手意識を克服したいと外部研修に参加し、その中でいかに傾聴力が大切かを学びました。まずは一人ひとりときちんと向き合うことから始めようと、担当ブロックの全職員と面談。「いいところ」を見つけて伸ばすようにすることで、少しずつ成果も出せるようになっていきました。

地域住民の健康を多角的に
サポートできる薬局へ

 2020年からはエリア長となり、全社的な重点取り組み推進の一端を担うようになりました。最近は特に、専門医療機関連携薬局や地域連携薬局に向けた体制整備、健康サポート薬局の創出加速などに力を入れています。その一環として、薬だけでなく、栄養面なども含めたさまざまな面から患者さまの健康をサポートできるようにと、栄養ケアに関わるツールを全店舗に導入。ヒアリングした情報をもとに補助食品に関するアドバイスをしたり、必要に応じて管理栄養士に対応を求めたりしています。
 また現在、薬物療法の質的向上に欠かせない薬剤師の質的向上を目指す新たな育成システムの導入にも携わっています。対人業務のさらなる強化、研修の充実、学術研究の活性化、資格取得の支援などを通じて、一人ひとりの技術的向上のみならずモチベーションアップにつなげていきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

新たな育成システムを定着させ、これからの時代を担う質の高い薬剤師を育てていくことが、私の目標です。普段、業務として行っていることが、薬物療法の質的向上につながり、社会の役に立っていると実感してもらい、さらなる成長の原動力となる、そんな良いサイクルを回していければと思います。

これが成功の分岐点

「人と向き合うこと」が

マネジメントの基本だと実感

ブロック長に就任したものの、人前で話したり、人をまとめたりすることが苦手で悩んでいた時に、社外研修に参加し、傾聴の重要性を実感。まずは職員一人ひとりの話を聞くことから始めることに。マネジメントの基本は「人と向き合うこと」だと改めて気付かされました。

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