長期での成長ビジョンを
描けるのが魅力
大学卒業後、製薬会社のMRとしてキャリアをスタート。結婚を機に退職し、その後は複数の保険薬局で薬剤師として経験を積んできました。
それまで居住していた東北エリアを離れ、全く地縁のない近畿エリアで新生活をスタートすることになり、転職先を探す中で出会ったのがなの花薬局でした。ある程度の規模があり、段階的なキャリアアップが可能なことに加え、全国展開しているため引越しをしても通勤可能な店舗に異動できることが魅力でした。特にこれまで勤務してきたのは、個人薬局など小規模なところが多かったので、引越しをするとキャリアが途切れてしまうという悩みがあっただけに、「ここなら長期のキャリアビジョンを描くことができる」と入社を決めました。
病院との連携にも取り組み
薬薬連携の基礎を築く
なの花薬局に入社して半年で薬局長に就任しました。HIV感染症や各種がん患者さまも多く通院する大規模病院の門前薬局だったこともあり、医薬品管理も容易ではありませんでしたが、マニュアルが整備され、研修教育体制なども充実していて、とても心強かったです。薬局長として「滞りをなくす」ことをモットーに、業務プロセスを一つひとつ見直し、効率化を推進。少しでも患者さまの待ち時間を減らせるように努めました。また、病院薬剤部とも積極的に情報交換したり、医師に勉強会を開催してもらったりと、連携を強めることができました。
入社4年目からはブロック長として、複数店舗を統括する立場に。マネジメント力に不安を抱えていた私は、苦手意識を克服したいと外部研修に参加し、その中でいかに傾聴力が大切かを学びました。まずは一人ひとりときちんと向き合うことから始めようと、担当ブロックの全職員と面談。「いいところ」を見つけて伸ばすようにすることで、少しずつ成果も出せるようになっていきました。
地域住民の健康を多角的に
サポートできる薬局へ
2020年からはエリア長となり、全社的な重点取り組み推進の一端を担うようになりました。最近は特に、専門医療機関連携薬局や地域連携薬局に向けた体制整備、健康サポート薬局の創出加速などに力を入れています。その一環として、薬だけでなく、栄養面なども含めたさまざまな面から患者さまの健康をサポートできるようにと、栄養ケアに関わるツールを全店舗に導入。ヒアリングした情報をもとに補助食品に関するアドバイスをしたり、必要に応じて管理栄養士に対応を求めたりしています。
また現在、薬物療法の質的向上に欠かせない薬剤師の質的向上を目指す新たな育成システムの導入にも携わっています。対人業務のさらなる強化、研修の充実、学術研究の活性化、資格取得の支援などを通じて、一人ひとりの技術的向上のみならずモチベーションアップにつなげていきたいと思います。