後輩のみなさんへ アドバイス
大学院時代の病院実習で、血液内科病棟を担当したことで、入職後も同病棟に配属され、その後もがん医療に携わるようになりました。病院実習での関わりや患者さんとの出会いが、キャリアを大きく左右することもあるので、ぜひ積極的に取り組んでほしいと思います。
がん薬物療法認定薬剤師の資格取得には次の条件を満たす必要があります。(1)薬剤師としての実務経験を3年以上有し、日本病院薬剤師会の会員であること。(2)日病薬病院薬学認定薬剤師であること。ただし、日本医療薬学会の専門薬剤師制度により認定された専門薬剤師であればこれを満たす。(3)病院または診療所に勤務し、がん薬物療法に3年以上、かつ、申請時に引き続いて1年以上従事していること。(4)日本病院薬剤師会が認定する研修施設において日本病院薬剤師会が定める実施要綱・コアカリキュラムに基づく実技研修を履修していること、または、研修施設において3年以上、がん薬物療法に従事していること。(5)日本病院薬剤師会が認定するがん領域の講習会、及び別に定める学会が主催するがん領域の講習会などを所定の単位履修していること。(6)がん患者への薬剤管理指導の実績50症例以上(複数の癌種)を満たしていること。(7)日本病院薬剤師会が行うがん薬物療法認定薬剤師認定試験に合格していること、などの条件があります。
若いうちにいろいろと勉強し、またチーム医療にも参加したいとの思いで、国立病院機構に入職。異動によって、より多くの先生と交流でき、幅広く学べる機会があることもポイントになりました。 1年目はまず一人で当直ができるように、調剤や注射室の業務、抗がん剤の無菌調製など、徹底して基本を学びまし
医療情報に基づいて患者さんの全体像を把握しやすいことに加え、経過を見守れる環境があることから、病院薬剤師を志望。中でも国立病院機構は「臨床」「研究」「教育」を三本柱としていて、病棟業務や臨床研究、後進指導など幅広い活躍フィールドがあることに惹かれ、入職しました。 1年目はまずは調剤業
私が病棟および外来のHIV感染症患者さんを担当するようになったのは、2004年に名古屋医療センターに入職した頃から。それまで特に関心があったというわけではなく、これを機に本格的に勉強を開始しました。 10年ほど前から、様々な領域での専門薬剤師制度が本格化し、また薬学部が6年制に移行するなど、よ