武田薬品工業株式会社

業種 メーカー
2018年取材記事
「チーム・タケダ」として総力を挙げ
一歩先行く提案を目指す。
JPBUジェネラルメディスンビジネスユニット営業本部 京都支店 課長代理
医歯学総合研究科修了 2014 年入社
私のCAREER
MR(医薬情報担当者)

「医療のパートナーとしてお役に立ちたい」という思いを胸に、医師や病院の課題解決につながるような提案や情報提供を心掛けています。患者さんにとってよりよい治療につながり、医療の質の向上に貢献できるよう、今後も一歩先行くオーダーメイドでの提案を目指します。

5年のCAREER

  • 1年目

    入社
    導入研修

    医療に関する基本的な知識から製品情報まで、MRとして必要となる基礎的な知識を、4〜5カ月かけてしっかりと習得。同期とともに研修所で泊まり込みで行うことで、一体感も高まる

  • 1年目後半

    京都支店に配属
    京都市内のご開業の先生方を担当に

    100軒ほどのご開業の先生方を担当し、積極的に訪問活動を実施。適切な情報提供により、新規にご採用いただいたり、医師の第一選択薬としてお役立ていただく

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    ここがPOINT1

    「医療のパートナーとして役に立ちたい」という姿勢で臨み、薬剤師や看護師などの協力を仰ぎ、患者さんのリアルな声を収集し、医師に届けることで、患者さんの満足度がまだまだ高くない疾患の新製品を全国に先駆けてご採用いただくこともできました。

  • 4年目

    京都市内の
    大学病院・基幹病院担当に

    大学病院や基幹病院を対象に訪問活動を展開。医薬品情報の提供はもちろん、医師や病院の課題解決につながる提案を行うことで、大きな成果を上げる

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    ここがPOINT2

    医師に会うために病院内で待つだけではなく、個々が抱える課題やニーズを事前に十分調査した上で、それに則した提案があることを直接伝えて、しっかりと時間を設けてあっていただけるよう様々な工夫を心掛けました。

  • 5年目

    京都市内のエリア担当に
    (基幹病院・ご開業の先生方含む)

    担当するエリアの基幹病院から診療所、薬局までを含めた訪問活動を展開。当社製品があまり普及していないエリアを任せていただき、まずは幅広く医療関係者との関係性づくりを行い、医師に対して様々な関係者を通じたアプローチを行えるよう、環境整備に注力。また病院で得た情報を開業医への訪問活動で活かすなど、シナジー効果を発揮しながらエリア全体を視野に入れた活動に取り組む

一人でも多くの患者さんに
貢献したいと入社

 医療の質的向上に貢献したいと、薬学部を卒業後、さらに研究を深めるべく大学院に進学しました。「一人でも多くの患者さんに対し、薬の面からサポートしていくにはどうすればいいか」と考える中で着目したのが、業界トップクラスの日本発グローバル製薬企業である武田薬品工業でした。これからの医療を牽引するまさにリーディングカンパニーであることや、時代の流れにマッチしたグローバル戦略を推進していることに魅力を感じ、入社を決意したのです。
 社会人生活のスタートは、充実した導入研修から。4〜5カ月にわたって、基本的な医療の知識から製品知識まで、朝から勉強漬けの毎日が続きました。同期たちと一緒に研修所で濃密な時間を過ごし、時には週末にバーベキューをしたり、お互いの夢を語りあったりしたことは、今となってはいい思い出です。研修後も定期的に集まったり、相談したいことなど個人的に連絡を取り合ったりと、同期ネットワークに助けられることも多かったですね。

医療のパートナーとして役立ちたい
という思いを前面に

 研修後は京都市内のご開業の先生方を担当するMRとしての活動を開始。100軒ほどある担当するご開業の先生方への情報活動を先輩と共に行うのですが、最初は土地勘もなく、またその医療機関へ医薬品を納入されている卸売販売業者やその他関係者などもわからず、本当にゼロからのスタートでした。一日でも早く先輩に追いつきたいとの一心で、「いかに当社製品をお役立ていただくか」を考え、相手の意図を汲み、話の流れを組み立て、提案へとつなげる方法を少しずつ学んでいきました。また、一方的に製品情報などを伝えるのではなく、経験も知識も豊富な医師に教えていただくなど、「医療のパートナーとしてお役に立ちたい」という思いを伝えるようにしていました。
 2年目になると後輩もでき、「先輩としてしっかりしなければ」と気を引き締める一方で、目標達成に向けて自ら訪問計画を立て、行動できている自分の姿にはじめて成長を感じました。さらに「患者さんの役に立てる提案を」と思い行動し続ける中で、まだまだ患者さんの満足度が高くない疾患に対する新製品が発売されたのを機に、安全性にも配慮した情報提供を実施。直接患者さんと接する機会の多い薬剤師や看護師へのヒヤリングも実施し、患者さんのリアルな声を医師に届けることで、全国に先駆けて採用していただくことができました。医薬品の売上で全国上位となり、自信も付きました。

徹底した事前リサーチで
課題解決につながる提案を

 4年目には希望が叶い、高度医療を提供し、診療科も病床数も多い基幹病院や大学病院の担当に異動しました。大規模病院の場合は、まず病院にて採用していただかないと処方していただけないので、組織全体を見て、採用をいただくためには、どなたにどのように情報提供を行えばいいのかなど、提案スキームから構築していく必要があります。一方で、地域医療の拠点となっているため、いったんご採用いただくと近隣でご開業されている先生方の治療方針に影響を与えることもあり、非常にやりがいがあります。
 医師との面会を受動的に待つのではなく、病院や医師が求める「有用な情報」をもっと効率的かつ能動的に届ける方法はないかと考え、最初の1〜2カ月は一日中病院に通い詰め、徹底したリサーチを行いました。その中で、病院や医師が抱えている課題を見つけ出し、その課題の解決につながる提案をしたい旨を医師に直接伝えるようにしました。すべてがうまくいったわけではありませんが、多くの医師が時間を割いて会ってくださり、大きな成果にもつながりました。

付加価値の高い
提案活動を目指して

 現在はエリア担当として、基幹病院からご開業の先生方までを含めた訪問活動を展開しています。病院で得た情報をもとにご開業の先生方を訪問したり、波及効果をよりダイレクトに発揮することができたりと、今までの経験を活かしてエリア全体を考えた提案をできるのが魅力です。特に医師に直接アプローチするだけではなく、幅広く医療従事者との関係性を築き、間接的かつ医療関係者を通じたアプローチをしたり、医師同士のつながりに着目したりと、多様なアプローチを心掛けるようにしています。
 私は生活習慣病に関わる医薬品を担当しているのですが、他部門のMRとも密に連携し、「チーム・タケダ」としてスクラムを組んで取り組んでいます。当社のよいところは、対外的にはリーディングカンパニーとして信頼される存在であること、社内的には「患者さんファースト」の理念が浸透し、一体感を持って働ける環境があることだと、常々感じています。
 インターネットが発達し、ありきたりの情報では立ち行かない現代にあって、いかに価値ある情報を届けることができるか、今後のMRには医薬品情報の質の向上はもちろん、医師や病院にとっての課題解決につながる一歩先を行くオーダーメイドでの提案活動が求められていると痛感しています。その実現に向け、資格の取得をはじめとした幅広い知識獲得に今後も励んでいきます。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

●現在担当しているエリア全体において、患者さんのために当社製品の価値向上を実現し、期待以上の成果を残したいと奮闘中です。
●将来的には、MR以外の部門での経験も積み、幅広い知識と経験を持った上で、海外勤務にもチャレンジしてみたいと考えています。

これが成功の分岐点

着眼点を変えた
新たな取り組みで
成果を上げられた

若手でも成果を上げれば重要なポジションを与えてくれるのが、当社の魅力の一つ。希望していた大学病院を担当させてもらえ、医師の抱える課題やニーズに沿う提案内容を伝えることでアポイントを得るという新たな取り組みも実施してきました。既存概念にとらわれず、自分なりのアプローチが受け入れられたことで自信も付きました。

私のモットー

期待以上の成果を残すことを
常に目指して

私のモットーは「与えられた仕事に120%で返す」というもの。常に期待以上の成果を返せるよう、自分なりに付加価値を付けたり、新たな取り組みにチャレンジしたりしています。型にはまらず何事にもチャレンジする姿勢こそが、次のステージへのドアを開くカギだと確信しています。

私流自分の磨き方

幅広い知識を獲得し
自分の価値を高めたい

インターネットをはじめ情報が氾濫する中で、いかに自分の価値を高めていくかは非常に重要な課題です。空き時間などを有効活用して自分自身の価値向上に努めることを奨励する企業風土もある中で、習慣的な読書や資格取得のほか、継続して英語を勉強するなど、幅広い知識習得に挑戦していきたいと思います。

オフタイム

夫婦でドライブして観光地を訪れたり、美味しいものを食べたりして楽しんでいます。1週間ほどのまとまった休みが取れた時はゆっくり旅行に行ったりもします。昨年は新婚旅行でモルディブを訪れました。

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