ICU病棟の重症度の高い患者さんに対して、治療の根幹となる薬剤の処方提案をしたり、抗菌薬の適正使用を推進したり、 さらに病棟薬剤師を統括する立場として病棟間の情報共有を図り、迅速な課題解決に努めたりと、 「薬剤師として今、自分ができること」に全力で取り組んでいます。
●抗菌薬の適正使用について、院内はもちろん、地域の診療所などに向けて広く情報発信し、地域医療の質向上や医療安全に貢献したいと思います。
●大学院で博士前期課程を修了しましたが、諸事情により学位を取得することができなかったため、今後4年を目途に再度取得に向けチャレンジしたいと考えています。
臨床論文研究会を結成し
有志で毎週開催
病棟薬剤師になって3年が経つ頃、入職当初の一つの目標でもあった臨床研究に取りかかりましたが、日々の業務に忙殺され、なかなか前に進みませんでした。そこで同じ思いを持つ仲間と一緒になって臨床論文研究会を結成。週1回、各々の研究の進行状況を報告し、方針を定めたり、問題点を解決したりすることで、目標設定も明確になり、また考察力やプレゼン力も高まりました。
新たな仕組みをつくる
変革していく姿勢を前面に
受け身にならず、積極的に何かを変えていく、つくっていくことを心掛けています。私が専任薬剤師として担当するICU病棟にはこれまで薬剤師がいなかったため、医師や看護師を中心とした“医療の仕組み”はすでに構築されており、そこに薬剤師という新たなパーツを組み込むことは、受け身ではできないことでした。積極的にコミュニケーションを取り、ニーズを把握して、薬剤師だからできることを提供し、新たに“医療の仕組み”をつくりあげることで、医療の質向上に貢献できました。
「大変だ」と思うことを自ら進んで
多く経験しておいてほしい
「大変だ」「しんどい」と思うことを自ら進んでする姿勢が大切だと思います。学生時代にしんどい経験を多く積んでおけば、どのような職場でも大変なことを積極的に行える薬剤師になることができます。それはつまり、「患者さんのためになることをより多くできる薬剤師」になれるということです。
休日は子どもの習い事に付き添い、帰りに食事をしたり、買物をしたり、公園で遊んだりして過ごしています。
夏休みは家族で海水浴やサファリパークに出かけたり…。今年はリニアモーターカーの試乗会に抽選で当たり、皆で行くのを楽しみにしています!