医局でのデータマネージャーから、薬剤部での感染管理やTDM体制の構築、PMDAでの安全対策、 さらに現在は未承認医薬品や適応外の使用の管理体制構築に関わるなど幅広い業務を経験。 医療の質向上に貢献するため、今後も広い知識や視野をベースに取り組んでいきます。
医局でのデータマネジメント業務や、TDMや感染対策業務等の立ち上げ、PMDAでの安全対策業務など、自分の多様な経験を後輩に伝え、それぞれの視野や可能性を広げることにつなげていきたいと思っています。またワークライフバランスを意識した効率的な業務を心掛け、仕事の質向上にも取り組んでいきたいと思っています。
「患者さんの役に立ちたい」
という思いが勉強の原動力に
研修生をしていた時に、白血病で移植を予定していた患者さんを担当した時のことが今でも心に残っています。私が移植前の服薬指導をした時は、とても元気そうだったのに、その1週間後に移植前処置の放射線と化学療法による感染症で亡くなられ、衝撃を受けました。自分の力不足を痛感し、「もっと勉強しないと患者さんの役に立てない」と、化学療法や感染症についてより一層、熱心に学ぶようになりました。この時の悔しい思いがあるからこそ、現在の自分があるのだと思います。
目の前の仕事に全力投球、
周囲への影響も考えて進めることが大事
選り好みをせず、常に目の前にある仕事に真剣に取り組むこと。また、その仕事が達成されることでどのような影響が出るかを常に意識しながら仕事を進めるようにしています。特に運用ルールや体制をつくるような場合には、それらを使う人の立場に立って、できるだけ業務の負荷が増えず、仕事しやすいフローを考えるようにし、実効性を高めています。
興味のない分野でも
「視野を広げるチャンス」と前向きに取り組んでほしい
学生時代も社会人になっても共通して言えるのは、機会を逃さず、いろいろなことにチャレンジしてほしいということです。例えばあまり興味のない分野だったとしても、「これも何かの縁だからやってみよう」と前向きに取り組んでほしいと思います。それによって、視野が広がったり、その経験が意外な場面で役立ったり、きっと成長につながっていくと思います。
プライベートの大半は、1歳の息子の育児です。毎日が成長で驚くことも多く、充実しています。
また長期休暇の時は、家族で旅行するのが一番の楽しみです。自分で計画を立てる楽しみを糧に、日々の業務を頑張っています。