病院のVisionである「がんの診療・研究において世界に誇るがん研となる」の精神を第一義に捉え、「枠にとらわれない発想と柔軟な対応」を目指し、診療、教育、研究を3本の柱として日々取り組んでいます。

業務を効率良く進め成果を上げるために、①システム・広報、②内部研修、③外部研修、④労務・業務環境整備、⑤医療安全、の5つのチームを薬剤部内に設置しています。部署横断型のこのチームのいずれかに薬剤師全員が所属し、2年ごとにローテーションすることで視野を広げるとともに、各自が「今、何をしなければいけないのか」を考えて行動できるような体制づくりを行っています。
さらに東京薬科大学及び星薬科大学と連携し、共同研究を行っているほか、総合病院との人事交流、希望者に対しては厚生労働省やPMDAなど外部機関への出向など、多様な経験を積める環境があります。がん研究会の基本理念である「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」という高い志を持って、世界に向けて発信していこうという意欲ある人であれば、大きな成長と成果を得られる環境が揃っています。

「ABCセミナー」などを通じた情報発信にも注力

薬剤部の雰囲気は、忙しい業務の中でも、お互いに協力し合い、不明点などもしっかりと教え合う環境になっています。また業務外の時間では、互いのプライベートの話で盛り上がったりするなど活気もあります。近隣薬局との連携においても院外処方の疑義照会で関わったり、勉強会を企画して交流したりすることもあります。
また、当院では各種がんの薬物療法などをテーマにした「ABCセミナー」を年12回（毎月第2水曜日）にわたってオンラインで開催。講師陣は、がん専門薬剤師の資格を有する当院の薬剤師が務め、連携薬局の薬剤師や初～中級の薬剤師、さらに薬学生も参加可能です。