株式会社キリン堂(キリン堂グループ)

業種 保険(調剤)薬局ドラッグストア(調剤併設含む)
2023年取材記事
いろいろな人と関わる中で 相手に応じた伝え方を実践し、誰からも頼られる薬剤師へ。
キリン堂
薬学部 2021 年卒業
私のCAREER
薬剤師

地域の人たちの健康を身近でサポートできること、店舗の雰囲気のよさやアットホームな社風に魅力を感じて入社。施設在宅や新入社員の教育係などを通して、薬剤師の専門性を活かしてよりよい薬物療法に貢献できることや、着実にステップアップしていけることにやりがいを感じています。

3年のCAREER

  • 1年目

    入社
    調剤併設型ドラッグストアに配属

    新人研修を経て醍醐店に配属。面応需で、幅広い診療科の処方箋に触れる中で、薬剤師としての基礎を磨く。1年目後半からは先輩について施設在宅も行う

  • 2年目

    施設在宅
    新入社員の教育係も担当

    施設在宅の主担当として、新規在宅業務の契約なども行う。また新入社員の指導係として、教育も担当

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    ここがPOINT1

    新入社員の教育係として、いろいろな質問や相談に対応する中で、改めて気付かされることや学ぶことも多く、「教えること」がさらなる成長につながると知り、共に学び、成長したいと思うようになりました。

  • 3年目

    薬局長不在時の薬局運営
    在庫管理業務を担当

    薬局ナンバー2として、薬局長不在時は仕事の割り振りや指示などの薬局運営や、在庫管理業務などにも携わる。また新入社員の教育・育成にも注力

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    ここがPOINT2

    複数の診療科にかかっている患者さんの処方箋に併用禁忌のものを見つけ、医師に疑義照会するなど、自身の介入によって患者さんの不利益が回避できた時には大きなやりがいを感じます。同時に、しっかりと確認することの重要性を後進にも伝えていかなければと気も引き締まります。

気軽に健康相談ができ
未病の段階から関われる

 病院に行く前に、些細なことでも気軽に相談でき、未病の段階から関わることができることに魅力を感じドラッグストアを志望。複数店舗を見学した中で、キリン堂が一番アットホームで自分に合っていると感じ、特に薬局長はもちろん、ブロック長などの運営幹部との距離も近く、日ごろから気軽に話すことができ、改善要望も通りやすいと思えたことが、入社の決め手になりました。
 実家から離れすぎない関西圏内で一人暮らしをしたいと考えていて、いろいろと親身になって相談に乗ってくれたことや、家賃補助をはじめとした福利厚生が充実していることも大きなポイントとなりました。

充実した研修で
苦手だった投薬も克服

 入社して同期が集まった時も、私と同じように店舗の雰囲気のよさを入社理由に挙げる人が多く、同じような価値観の人が集まっているからこそ、人間関係も良好なのだと納得しました。新入社員研修では、まず社会人としての基礎を学び、その後は店舗で業務習得チェックテキストに基づいて調剤や投薬の仕方や業務上のルールなどについて、しっかりと漏れのないよう学んでいきました。
 初めて配属された店舗は調剤併設店で、面応需として幅広い診療科の処方箋を扱う中で、着実に知識の幅を広げていくことができました。最初は患者さんにどう話したらよいのかわからず、また「聞かれたことに答えられなかったらどうしよう」と不安を感じ、投薬に苦手意識がありました。そんな時に役立ったのが、プロの心理カウンセラーから直接指導してもらえる「心理カウンセラー研修」です。患者さんとの関わり方から、相手のタイプによって適切な応対が異なること、自然な日常会話の流れの中で必要な情報を引き出し、的確な健康アドバイスにつなげる方法など、様々なことを学ぶことができました。ほかにも1年目から3年目までの人が集合する研修もあり、他店舗の年の近い先輩と交流し、相談することができ、とても参考になりました。

施設在宅を担当し
薬物療法に貢献していると実感

 1年目後半からは施設在宅も担当するようになりました。医師の往診に同行し、処方意図を把握した上で積極的に提案し、よりよい薬物療法に貢献できていると実感し、モチベーションも上がりました。特に施設在宅では、残薬をきちんと確認し把握することで、本当にきちんと服薬できているのかを判断することの大切さも知りました。外来の患者さんに対しても、こうした経験を活かして、「お薬はちゃんと飲めていますか」と聞くだけでなく、「お薬の数が合わなかったり、残っている薬があったりしますか」などとより具体的に残薬の状況を確認するようになりました。
 2年目からは、施設在宅の主担当となり、契約業務も任されるようになりました。患者さん本人に加え、ご家族や介護者に在宅管理指導の説明をする機会も増えました。単に薬を届けるだけではなく、きちんと服用できているかを確認したり、緊急時の医師の診察や処方を受けて24時間体制でお薬を届けたり、責任を持って薬剤管理を行うことを説明し納得いただく中で、改めて医療従事者としての責任も強く感じるようになりました。
 また、新入社員の教育係も担当し、「なぜそれをする必要があるか」という目的や背景まで教えるように心掛けています。思わぬ方向からの質問に言葉に詰まることもありますが、一緒に調べて学ぶことで共に成長できています。

薬局運営にも携わり
マネジメント力や指導力の向上へ

 3年目となる現在は、薬局のナンバー2として、薬局長不在の時には仕事を振り分けたり、業務の指示を出したりしています。薬局長が月末に後発医薬品の割合や疑義照会の件数などを取りまとめている様子を見て、自分の仕事に対してしっかりと加算を取っていくという意識を持つことも大切だと思うようになりました。
 薬局長や管理薬剤師を見据え、マネジメント力や指導力に磨きをかけ、店舗のすべてのスタッフから信頼される存在になっていきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

後輩や他のスタッフから頼られる薬局長、管理薬剤師になることが目標です。現薬局長は「まずは話を聞くことから」という姿勢が徹底しており、すぐに答えが出ないような問題であっても、それが解決するまで一緒に考えてくれます。私もこの薬局長の姿勢に学び、スタッフ同士が協力し、和気あいあいとした雰囲気のよい店舗にしていきたいと思っています。

これが成功の分岐点

「教える側」となった自覚が学びを深め、
指導力を磨く契機に

2年目で新入社員の教育係となり、それまでの「教えられる側」から「教える側」になったのだと意識が大きく転換しました。教えるためにはより深く理解しておく必要があり、また思わぬ角度からの質問が飛んできたりして新たに学ぶきっかけになりました。3年目には別の新入社員の教育係をしていますが、相手によって伝え方を変えたり、理解度を確認したりすることの大切さを痛感しています。薬局長への就任を見据え、指導力を磨きたいと思う契機にもなりました。

私なりの仕事の心掛け

現場のメモをノートに清書
覚えたら捨てていくなどの工夫も

新入社員の頃、先輩に聞いたことや調べたことなどメモに記したものを家に帰ってからノートに清書し、覚えたものはページをちぎって捨てていくようにしていました。年に数回ほどしか扱わないような薬剤のページは今でも残り、見直すこともあります。また気になった処方箋は個人情報の部分を切除して家に持ち帰り、処方解析をするなどして、理解度を上げるようにしていました。

学生の皆さんへメッセージ

自身の「譲れないポイント」を明確にした上で、
多くの職場を実際に見ることが大切

まずは自己分析することが大切です。私の場合は「自分の譲れないポイントは何なのか」を考えることから始めました。その上で、できるだけ多くの店舗や職場見学に行くとよいと思います。実際に職場を見ることで、自分がどういう場所で働きたいのかが見えてくることもあります。私は「長く働きたい」ということが前提にあったので、人間関係がよく、自分のカラーに合う場所かという視点で見るようにしていました。

オフタイム

休日は友人と美味しいものを食べながら、たくさん話し笑ってリフレッシュしています。料理教室にも通っていて、先日は唐揚げをつくりました!
月1回は、あえて「何もしない日」をつくって、アニメを見たり、マンガを読んだりして、一日中だらだらと過ごし、息抜きしています。

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