愛知県庁

業種 官公庁
2023年取材記事
様々な分野で薬剤師の専門性を活かし 県民の健康を守りたい。
感染症対策局
薬学部 2009 年卒業
私のCAREER
感染症対策課

薬局などの許認可から違法薬物の取り締まり、飲料水やプールの衛生管理、さらに新型コロナウイルス感染症の対応まで、様々な業務に携わり、幅広い分野から県民の健康を支えていると実感。今後も薬剤師の専門性を活かしながら、新たな領域に挑戦していきたいと思います。

15年のCAREER

  • 1年目

    入庁
    保健所で勤務

    保健所で薬事監視員・環境衛生監視員として、薬局、理美容、クリーニング、公衆浴場などの施設の許認可や調査を担当。新型インフルエンザ発生に伴い、患者や医療機関への対応も実施

  • 5年目

    医薬安全課
    毒劇物・麻薬・血液グループ

    医薬安全課 毒劇物・麻薬・血液グループに配属され、覚せい剤・大麻など違法薬物の取り締まりや薬物乱用防止の啓発活動、医療用麻薬に関する業務などを担当

  • 8年目

    生活衛生課
    環境衛生グループ

    理美容、クリーニング、公衆浴場、旅館などの施設に対しての環境衛生管理に関わる業務を担当。民泊に関する法律施行に伴う旅館業法改正に合わせ、県条例の改正や保健所担当者への説明なども行う。熊本地震の被災地への派遣も経験

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    ここがPOINT1

    南海トラフ地震を想定した避難計画などが重要視される中、被災地への派遣を経験し、避難所の様子を自分の目で見たことで、具体的にイメージを持てるようになりました。食中毒対策や消毒など、衛生管理の分野で自分がどう貢献できるか考えるようになりました。

  • 11年目

    生活衛生課
    水道計画・管理グループ

    水道水の水質管理のほか、建物に設置された飲料水用の貯水槽やプールの衛生管理に関する業務を担当

  • 14年目

    感染症対策課
    医療体制整備室 統計グループ

    新型コロナウイルス感染症の県内における患者の調査・集計・検査や発表資料の作成のほか、5類感染症への移行に向けた業務の整理、体制構築などを担当

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    ここがPOINT2

    集計したデータや検査の結果が県の感染症対策の方針を決定する指標となるため、大きな責任を感じるとともに、やりがいを感じています。

新型インフルエンザ対応も経験
公務員としての基礎を築く

 保健所、衛生研究所、県立病院など様々な職場で、薬剤師の専門性を幅広い業務に活かせることに魅力を感じ、愛知県庁への入庁を決めました。
 最初に配属されたのは、保健所の生活環境安全課で、私の主な役割は薬事監視員・環境衛生監視員として薬局、理美容、クリーニング、公衆浴場などの施設の許認可や調査を行うというものでした。ところが配属されてすぐに新型インフルエンザが国内で発生し、地域の最前線として患者さん対応や医療機関との連絡、本庁への報告など、感染症対応に追われる日々となりました。まだ社会人になったばかりで、上司の指示に従って動くのがが精一杯という状況でしたが、上司がホワイトボードに刻一刻と移り変わる状況を記して誰もが状況を把握できるようにし、イレギュラーな事態にも冷静に対応する様子を見て学んだことは、大きな財産になりました。また、県民の方や関係機関への対応なども学び、公務員としての基礎をつくることができました。
 新型インフルエンザが落ち着いてからは、本来業務に集中できるようになり、現場に赴いて調査したり、施設の担当者から聞き取りをしたりする機会も増えました。新人の私以上に、法令や関連する知識を持つ施設担当者と話すことに最初は気後れすることもありました。そんな時、上司から「相手はプロなのだから、教えてもらうというスタンスも大事だ」と言われ、わからないことを知ったかぶりをするのではなく、「知識を増やすチャンス」と前向きにとらえようと意識を転換。徐々に改善ポイントや指導法もわかるようになっていきました。

前例のないことに意欲的に
取り組み、大きな成果に

 5年目には本庁の医薬安全課に異動。毒劇物・麻薬・血液グループに所属し、覚せい剤や大麻などの違法薬物の取り締まりや、薬物乱用防止の啓発活動、医療用麻薬に関する業務などを担当するようになりました。麻薬取締員として麻薬取締官と合同で捜査するという貴重な経験もでき、また薬物乱用防止の啓発活動の一環として愛知県警にも協力してもらって駅構内で大々的なイベントを開催。知事自らが啓発グッズを県民に手渡す様子が新聞にも掲載されるなど、大きな反響を呼びました。ほかにも、地元のアイドルグループをPR大使に起用するなど、前例のないことに意欲的にチャレンジし、大きな成果を上げることができ、自信にもつながりました。

環境衛生や水質管理に携わり
業務の幅も人脈も広がる

 8年目からは生活衛生課に異動し、環境衛生グループに3年、水道計画・管理グループに3年所属しました。環境衛生グループは主に理美容やクリーニング、旅館などの施設の衛生管理などに関わる業務を行う部署で、実際に調査などを担当する保健所に指示を出したり、調査報告などをまとめたりすることが日常的な業務です。ちょうど私が着任したのが、民泊に関する法律が施行され、旅館業法が大きく改正されたタイミングだったため、県条例の改正やマニュアル作成、保健所担当者への説明なども担当しました。また、2016年に発生した熊本地震の被災地に1週間ほど派遣され、避難所の衛生管理に関する相談に対応するなど、貴重な経験を積むことができました。
 水道計画・管理グループでは、水道水の水質管理や、建物に設置されている貯水槽、プールなどの衛生管理に関する業務を担当。土木系の職員が多い部署であり、医療関係以外の職員と一緒に仕事をすることで、新たな視点や気付きを得ることができ、人脈も広がりました。

新型コロナウイルス感染症の
5類移行に向けた準備に注力

 14年目からは感染症対策課の統計グループに異動し、保健所と連携して、県内の新型コロナウイルス感染症の感染状況の把握、発表資料の作成などを担当。緊急度に応じた優先順位を判断しながら、現場がスムーズに対応できるように心がけるなど、1年目に経験した新型インフルエンザ対応での経験が活きたと感じています。また消毒薬や感染症などに関する薬学的知識や視点に基づくロジカルな思考など、薬剤師としての専門性も発揮できています。
 また新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行するのに伴い、保健所の業務の整理など必要な準備を進め、スムーズに移行することができ、手応えを感じることができました。
 今後は、衛生研究所や県立病院、また食品衛生など、まだ経験していない分野にも積極的に挑戦し、いろいろな業務を経験したいと考えています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

入庁して15年経ってもまだ経験していない業務がたくさんあるので、どんどん新しい分野にもチャレンジしていきたいと考えています。またマネジメント力も磨き、数年後にはリーダーとして班をまとめ、自分だけでなく、部下の成長をも促していける人に成長していきたいと思います。

これが成功の分岐点

知事も参加するイベントを企画
実施できたことが大きな自信に

私が医薬安全課に所属していた当時、危険ドラッグの乱用が大きな社会問題となっていました。そこで薬物乱用防止の啓発キャンペーンとして、知事も参加するイベントの準備・進行など、前例のない取り組みにチャレンジ。県庁内の他部署はもちろん、県警をはじめとする関係者と調整し、多くの人に協力してもらって、無事に遂行できた時には苦労も吹き飛ぶほどの達成感を得ることができました。

私なりの仕事の心掛け

説明を聞く側の視点に立って
話す内容や流れ、表現を整理

庁内の会議や講習会、研修会、施設調査時の指導など、他の職員、関係機関の担当者などに説明する機会が多くありますが、自分自身が完全に理解していないとうまく説明できず、相手に納得してもらえません。事前にしっかりと準備することはもちろん、自分が説明を聞く側だったら、わかりにくい点はないか、どういうことを知りたいかなど想像し、説明の順番や表現に注意したり、資料やデータを確認したりするようにしています。

学生の皆さんへメッセージ

多くの経験を積み
何でも話せる「仲間」をつくってほしい

勉強はもちろん大事ですが、部活動やアルバイト、遊びなど、多くの経験を積むことは、後に大きな財産になると思います。私はテニス部に所属し、部活動に打ち込んでいたのですが、その頃の仲間とは今も会って、互いの近況報告をしたり、他愛のない話をしたりしています。

オフタイム

健康維持とストレス発散をかねて、
社会人になってからロードバイクを始めました。
週末は職場の仲間や学生時代の友人と
サイクリングに出かけたり、ロングライドイベントに
参加したりして楽しんでいます。
また、家庭では2歳になる子供の日々成長していく姿を
見るのが嬉しく、仕事の原動力にもなっています。

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