愛知県庁

業種 官公庁
2018年取材記事
県民の暮らしに直結する保健所で
多様な職務を経験しキャリアを積みたい。
次世代を担う薬剤師
愛知県衣浦東部保健所 食品安全課 食品広域機動グループ
薬学部卒業 2013年入庁

様々な施設の方々とお会いして
見聞きする毎日が、とても新鮮で楽しい

 以前から母のアドバイスもあり、女性でも長く仕事を続けられる環境が整っている公務員がよいと考えていました。実際、色々な業種の話を聞きましたが、愛知県庁は、薬剤師として薬事・環境衛生・食品衛生、研究・試験検査業務、病院業務など様々な経験を積むことができる点に大きな魅力を感じ入庁を決めました。
 最初に配属されたのは、愛知県衛生研究所で、食品中に残留する農薬及び重金属などの検査や、その分析方法などの研究を行っていました。5年目に入り、直接、県民の方々と関わる仕事に携わりたいと考えるようになり、保健所への異動を希望しました。保健所では、食品営業施設などの監視指導を担当する食品安全課の食品広域機動グループに所属。主な業務は、幼稚園や小中学校の給食室、弁当製造業者、病院や事業所内で給食を提供している所等を訪問して、調理室、調理過程などをチェックし、衛生面の指導や改善点の指摘指導を行っています。
 週に内勤は1〜2日、後は各施設を訪問する日々で、多い時は1日に多施設回る時もあります。県民や施設の方と直にお会いして、様々なことを見聞きする毎日が、とても新鮮でたくさんの刺激を受けています。

各施設に合わせた臨機応変な対応や
的確な指導を目指して、日々勉強中

 訪問先では、国の法令等に則って指導しますが、訪問先の規模や従業員の数も様々なので、施設に合わせた臨機応変な対応やアドバイスが求められます。給食を提供している施設以外に、食品製造業などでも監視指導を行っていますが、作る物が違えば製造工程も違い、ここでも臨機応変な対応やアドバイスが必要です。保健所に異動して1年目の私は、それが目下の課題。同行している先輩のアドバイスや指導方法を聞いて学んだり、過去の訪問時の記録を調べ、その指導例から学ぶことも。また、製造業では食品の製造工程を事前に調べるなど、日々勉強の毎日ですが、早く先輩のようにスムーズで臨機応変な対応やアドバイスができることを目指しています。そして、日々の指導や改善で、県民の皆さまにより安全な食を提供し、健康を守ることができる仕事に大きなやりがいを感じています。
 同じ部署に、実際、産休後に復職された方や、子育てと仕事を両立している方がおられるので、私自身の将来のイメージも描きやすく、家庭と仕事を両立し、長く仕事を続けていくことができればと思っています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

まずは現在の業務について経験や知識を深め、しっかりと対応できるようになることが目標です。そして、今後、食品関連の企業が営業を行う場合の許可業務など、課内でのすべての仕事を把握して対応できるようになりたいです。将来的には保健所の生活環境課など異なる部署や仕事を経験するなど、愛知県が掲げているジョブローテーション制度を活用し、様々な業務を経験して仕事の幅を広げていきたいと考えています。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    お金を払って学ぶ立場から、仕事をしてお金をもらう立場になったというところが、一番大きな違いだと思います。お金をもらうということは、その分責任が生じます。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    時間的な自由が得られる間に、友人と長期旅行など目一杯思い出作りをしておけばよかったです。また、社会人になって体力の必要性を感じる場面が多々あります。健康のためにも身体を動かす日課を作ることをお勧めします。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    キャリア選択について、正解はないと思いますが、自分が精一杯頑張ることができる道を選ぶことが大事だと思います。また、女性の場合、仕事を続ける上で産休・育休制度が整い、実際に取得できているかの確認は大事だと思います。

オフタイム

観劇好きが高じて始めた
社交ダンスが休日の楽しみです。
身体を動かすことで
気分もスッキリします!

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