株式会社マツキヨココカラ&カンパニー(マツモトキヨシ/ココカラファイン)

業種 保険(調剤)薬局ドラッグストア(調剤併設含む)
2025年取材記事
先駆者として道を切り拓き、薬剤師の職能を高めていく。
薬学部 2016 年卒業
私のCAREER
薬局長

関東エリア初となるココカラファインの敷地内薬局の立ち上げに際し、薬局長として着任。 大学病院での研修経験や大型店舗でのマネジメント経験を活かして、敷地内薬局のモデルケースとなれるように尽力しています。

10年のCAREER

  • 1~4年目

    入社
    ドラッグ併設店や調剤専門店で従事

    入社の年は、かかりつけ薬剤師制度が導入された年。患者様への服薬指導に添えて、未病・予防の観点から、その人に合わせた健康アドバイスを行い、かかりつけ薬剤師としての信頼と実績を積む

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    ここがPOINT1

    1年目から4年目まで複数の店舗を経験。いかなる業務にも前向きに取り組み、『No』と言わずにチャレンジする姿勢と患者様に寄り添った接客で、多くの方からかかりつけ薬剤師の指名をいただきました。結果、5年目で大型店の薬局長に。努力が正当に評価されることで、成長意欲を喚起されました。

  • 5年目

    大型店舗「リドレ横須賀店」
    薬局長に就任

    薬局長として現場をマネジメントするとともに病院との連携にも積極的に取り組む。フォローアップ、オンライン服薬指導、リフィル処方せん等、最新の対人業務を導入。対人業務の取り組みにおいてココカラファイン全体の対人業務推進における先導的な役割を果たす

  • 8年目

    大学病院薬剤部へ
    研修出向

    医療現場において、多岐にわたる調剤業務に携わるとともに、医師や看護師と連携して薬物療法をサポート。化学療法室でがんの化学療法業務にも従事し、病院と薬局の垣根を越えた、より包括的な薬剤師業務を体験する

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    ここがPOINT2

    医師のそばで実務にあたることで、処方内容に対する理解が深まりました。重篤な疾患を持つ患者様が多数来院する臨床現場に身を置いたことで、より深い知識と経験が必要だと実感。高度な専門業務の数々に、薬剤師の職能の広さを身をもって知り、薬剤師の将来に期待が広がりました。

  • 9年目

    病院敷地内薬局の
    立ち上げを担当

    関東エリアでは初となる病院敷地内薬局「ココカラファイン薬局自治医大前店」の薬局長として赴任。新店の立ち上げを任される。外部医療機関との連携、地域住民に向けた講演活動やラジオ出演などを通して開かれた薬局へ。『未病・予防』にむけた健康支援への取り組みにも力を注ぐ

ゼロからイチを生み出す力
薬剤師の職能の広がりに
可能性を見出して

 私は、何もないところから新たな価値を創造することにやりがいを感じるタイプ。コミュニケーション力を活かし、未知の分野に挑戦するのも得意です。学生時代に新設の研究室を選んだのも、そうした性格からでした。そのため将来のことを考え出した頃は、薬局での仕事は「店舗内で完結する」という固定観念があり、あまり関心を持てませんでした。しかし、先輩に誘われて参加した「ココカラファイン」のインターンシップで、その認識は大きく覆りました。薬局薬剤師には地域活動や在宅医療など幅広い役割があり、責任の大きさに驚くと同時に、自分の進むべき道だと確信。現場の声が即反映されるスピード感や、人を大切にする社風にも惹かれ、「ココカラファイン」で働くことを決めました。入社当初は知識不足から「役に立てていないのでは」と悩むこともありましたが、ちょうどかかりつけ薬剤師制度が始まった時期でもあり、まずは患者様との信頼関係を築くことに全力を注ぎました。その成果が認められ、5年目には月間処方箋4,000枚を扱う大型店「リドレ横須賀店」の薬局長を任されました。

人を束ね、信頼を築く経験が
自らの成長を支える大きな糧に

 「リドレ横須賀店」は駅近で、来局者もスタッフも多い大型店舗。経験豊富なスタッフが多かったものの、組織としての一体感に欠ける状況でした。着任当初はスタッフとの間に距離を感じましたが、積極的に対話を重ね、意見を実務に反映することで、徐々に信頼関係を構築。自ら、多くの患者様にかかりつけ薬剤師として指名される姿を示すことで周囲の信頼と協力を得られるようになりました。局内に留まらず、外部との連携にも注力。病院との協力体制を構築し、フォローアップ、オンライン服薬指導、リフィル処方せん等、当時最新の対人業務を積極的に推進しました。これらの取り組みは、ココカラファイン薬局全体のモデルケースとして高く評価をいただきました。

薬剤師の社会的価値を
高めるために
職能のさらなる拡充を目指して

 入社8年目には、当社初となる関東地区での病院研修プログラムに参加。薬局では経験できない専門業務に従事するなかで、薬剤師の職能拡大と社会的価値向上への思いが一層強まりました。研修後は新設の病院敷地内薬局の立ち上げの責任者として薬局長に着任。各店舗から集まったスタッフ間には、意識や職務習慣に差があり、運営方針の統一には調整を要しました。そこで掲げたのは「対物業務は効率化、対人業務は充実」という共通の方針。一人ひとりが主体的に取り組む文化を育むことで、チームとしての結束が生まれました。今は理想の薬局像に近づいていると実感しています。
 今後はこれまでの経験を礎に、エリアマネージャーとして地域全体の薬局のレベルを引き上げ、薬剤師の職能向上に尽力していきます。米国では薬剤師が高いレベルで処方提案や薬物療法支援を担い、医療チームの一員として高い専門性を発揮しています。日本の薬剤師も、そうした存在に近づけるよう挑戦を続けていきます。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

まずは現場スタッフから信頼され、目標とされるエリアマネージャーとして、これまでに得た知識と経験を次世代に継承していきたいと考えています。また薬剤師の職能は広がりを見せてはいるものの、米国と比較するとまだまだ発展の余地があり、すべての薬剤師がそのことを意識しながら職能を広げていけるよう支援し、自らも新しいことに挑戦し続け、将来的には法改正を通じて薬剤師の業務範囲を拡大していきたいと考えています。

私なりの仕事の心掛け

チャンスに飛び込み
未来を描く前向きな精神

『No』と言わない!!現状に甘んずることなく、チャレンジ精神を持ち、与えられたチャンスに飛び込むこと。常に未来への明確なビジョンを描きつつ、目の前の業務を一つひとつ丁寧に積み重ねること。こうした姿勢を大切にしています。

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