医療法人社団 洛和会(洛和会ヘルスケアシステム)

業種 病院
2024年取材記事
自分の強みを増やして個々に合わせた薬物治療に。
次世代を担う薬剤師
洛和会音羽病院・主席係長
北陸大学薬学部 2013年卒業

チーム医療の一員として
頼りにされる薬剤師を目指して

 病院実務実習での経験から、知識が豊富で多職種から頼りにされる薬剤師になりチーム医療の一員として活躍することに魅力を感じ、病院薬剤師を志望しました。就職活動をしていた頃は病棟薬剤業務実施加算を算定している病院が少なかった中で、すでに算定開始しており急性期から慢性期まで幅広く学べる環境にある当会に魅力を感じ、入職しました。
 入職するとまずは一週間の新人合同研修があり、薬剤師だけでなく全ての職種の新入職員が参加するため、レクレーションやバーベキューなどを通して多くの仲間を作ることができました。ここで出来た仲間がそれぞれの病院や部署へ配属するのですが、すでに横の繋がりが出来ているので仕事をしていく中でとても大きな存在となりました。
 薬剤部での新人研修は、希望していた通りに病棟での服薬指導業務から始まりました。数か月単位で病棟をローテーションし集中的に学んだ後に調剤業務での研修へと移りました。2年目からは総合診療科の担当となりカンファレンス参加や回診同行もし、高齢の患者さんが多いため患者さんの目線となりわかりやすい言葉で服薬指導をするよう心がけていました。その中で初めて患者さんから感謝されたり、病棟の看護師から名前で呼んでもらえて嬉しかったことは今でも覚えています。
 希望してNSTのチーム医療にも1年目から携わり、様々な視点から患者さんを支えていることに充実感がありました。

多職種連携で
安心安全な医療の提供を

 今年度から脳卒中ケアユニット・脳神経内科・脳神経外科を中心とした複合病棟での病棟担当薬剤師となり、NST専門療法士としても活動しています。洛和会ヘルスケアシステムに複数ある病院の中でも音羽病院は超急性期病院なので、早期に患者介入することがポイントであり、短い入院期間の中で他職種との関わりの重要性を感じています。薬剤師としては個々の患者さんに合わせたより良い薬物治療が何かを考え、日々介入しています。
 NSTの対象患者さんでなくても、栄養の視点から治療の提案をすることもあり、自分の強みを生かすことで医療の質向上に繋がっていると思います。薬剤師が取得できる脳疾患領域の認定資格は現在無いので、興味のある腎臓病に関する資格取得を目指し、強みを増やしていきたいと思っています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

地域において外来から入院、退院から在宅・外来へとシームレスな薬物治療管理が求められています。それには院内外での連携が欠かせないので、薬薬連携には力を入れていきたいと思っています。時代の変化に合わせた対応力のある薬剤師になっていきたいです。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • キャリア選択の
    アドバイス

    地域において外来から入院、退院から在宅・外来へとシームレスな薬物治療管理が求められています。それには院内外での連携が欠かせないので、薬薬連携には力を入れていきたいと思っています。時代の変化に合わせた対応力のある薬剤師になっていきたいです。

  • 社会人と学生の
    違い

    楽しいだけでなく、責任を伴うのが社会人です。患者さんの命に関わる仕事であることを忘れず、緊張感を持って業務をしています。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    部活動をしていましたが、アルバイトも経験しておけばよかったです。学生同士だけでなく広い世界で様々な価値観の人と関わることで、広い視野を持ちコミュニケーション力も養われたのではないかと思っています。

オフタイム

出不精でしたが、結婚してからは夫と出掛ける事が多くなりました。
ひたすら歩いてスーパーを巡るのが定番ですが、
野外フェスや旅行に行ったり富士登山も果たしたりと、
非日常が仕事を頑張る原動力になっていると思います。

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