がん治療に関わり 経験値を上げて
がん専門薬剤師は、がん患者とその家族のQOL向上に、大きな貢献を果たすことができます。がん治療に関われる施設で臨床経験を積み重ね、専門知識の深化に励んでほしいと思います。
がん専門薬剤師の認定を申請する者は、以下の資格を満たす必要があります。
(1)薬剤師としての実務経験を5年以上有すること。(2)日本医療薬学会の会員であること。(3)「日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師」「日本病院薬剤師会日病薬病院薬学認定薬剤師」「日本薬剤師会生涯学習支援システム(JPALS)クリニカルラダー5以上」、いずれかの認定を受けていること。(4)日本医療薬学会が認定する「がん専門薬剤師研修施設」において、同学会の定めた研修ガイドラインに従って、がん薬物療法に関する5年以上の研修歴を有すること。(5)別に定めるクレジットを5年で50単位以上取得していること。(6)がん患者への薬学的介入を伴った症例報告50症例を提出すること、などの条件があります。