ICT(感染対策チーム)からAST(抗菌薬適正使用支援チーム)として活動を続ける中で、薬剤師が薬物治療の質的向上に大きな役割を果たせることを実感。よりよい薬物治療を目指して、チーム活動を活性化させるとともに、後輩の育成や論文化などにも取り組んでいます。
薬剤師にできることは、まだまだあると感じています。それぞれの職種が最大限の力を発揮して、チーム医療をパワーアップさせていきたい。そのためにも、責任ある立場で院内・院外問わず、多様な業務に携わり、薬剤師という職能をさらに拡大し、それに対する認知度も上げていきたいと考えています。
より広い視野で考え行動することで
薬剤師の職能拡大につなげたい
AST専従薬剤師として、薬剤部とは一歩離れた立場で仕事をしているため、薬剤部についてより客観的かつ俯瞰的に見られるようになったと感じています。薬剤部という枠にとらわれず、一人の病院職員として、あるいは医療人として、どう行動すればよりチーム医療に貢献できるのかと考えることで、結果として薬剤師の新たな職能の確立につながることもあると思っています。
臨床現場での活動に加え
研究や教育にも力を注ぎたい
ICTやAST活動を通じて、医師とディスカッションしたり、一緒に行動したりする機会が増える中で、医師が診察・診断を行うのみならず、研究や教育にも常に携わっているということを知りました。それがきっかけで、私たち薬剤師も臨床現場での活動に加え、論文化を視野に入れた研究活動や、後輩の育成など薬学の発展に尽くすことが重要だと考えるようになり、従来以上に研究や教育への熱意が高まりました。
自らの思いの実現へ
臆せずにチャレンジしてほしい
社会人になれば、指示を待つのではなく、自ら考え、周囲に働きかけていくことが求められます。自分が何をしたいのか、将来どうなっていきたいのかとしっかり考え、常に問題意識を持って行動できる準備をしてほしいと思います。そしてどんな業務に対しても、自らの思いを実現すべく、臆することなくチャレンジしていってほしいと願っています。
休日は子どもたちと一緒に公園で遊んだり、テレビゲームをしたりして、のんびり過ごしています。
また野球が好きで、球場に観戦に行くのはもちろん、阪神のキャンプを見に沖縄まで行ったりして、家族で楽しんでいます。