◆病院薬剤師を選んだ理由・病院薬剤師の魅力

5年次の実習が病院薬剤師を目指したきっかけです。病院実習で胃癌の患者様に介入させていただいた際、患者様の背景・過去の副作用を踏まえ、医師と相談しながら薬剤を検討したことがとても印象に残っています。入院中患者様のところに伺い、副作用を確認しつつ継続可能であるかどうか、効果が見られているかなど逐一確認出来るところに魅力を感じました。実際働いてみると臨床現場において添付文書上で解決しきれない部分も多くある所に難しさや責任を感じますが、日々先輩方に教えて頂いたり、調べたりしながら一つ一つ乗り越えている最中です。

◆当院の志望動機

薬剤師として働くうえで周術期などの急性期病棟だけでなく、リハビリテーション病棟など慢性期を含め広く携わることが可能という点が最も大きな魅力でした。調剤・監査業務はもちろんの事、無菌混注や病棟業務など広く習得し、まんべんなく技術を磨くことが可能です。一方で密に患者様と関わっていきたいと考えてはいたものの、夜勤・当直は体力的に不安がありました。夜勤・当直がない当院では、緊急時に対応できるようピッチ当番を配置して対応しており、ワーク・ライフバランスを考える中で夜勤がない病院を選ぶという決断に至りました。

◆入職してからの仕事の変化・現在の仕事内容

入職当初は調剤業務から始まり、監査業務を半年ほどかけて習得します。最初の半年はほぼ毎日のように新人担当の先輩方と振り返り・レポート作成を行い、自分の習得状況、改善点などをその都度見つめ直していました。9月～病棟で薬剤管理指導業務を開始し、2年目から病棟常駐担当になりました。現在私は整形・消化器外科の急性期病棟を担当しており、日々薬剤を通じて患者様と関わっています。患者様の薬剤に関する不安や医師に伝えられていない疼痛・排便状況などに関して聞き取り、それを医師に伝達することでより良い医療を提供できると感じています。

◆今後の目標

現在病棟常駐業務を開始したばかりで判断に戸惑ってしまうことが多いため、その都度解決しながら徐々に習得していきたいというのが直近の目標です。後々は興味がある分野において、スペシャリストとなれるよう学んでいければと考えています。また日常の業務においては、患者様の気持ちを傾聴し、共感する気持ちで対応することを心掛け、不安を解消するための一助となれるよう行動したいと感じています。そのためには患者様のみならず、他職種との信頼関係構築が必要であるため、積極的にコミュニケーションを図っていこうと考えています。