◆現在の職種を選んだ理由・魅力

保険調剤薬局の薬剤師（以下、薬局薬剤師）という職種は、今後の日本が抱える超高齢社会において直面する医療の問題に積極的に関わる職種の一つと考えています。また、現在国が整備を目指す「地域包括ケアシステム」の中で、薬局薬剤師は医療だけではなく介護や予防といった分野に重要な役割を担います。私は以前は食品メーカーの生産・品質管理職に就いていましたが、自分が育った地域の皆様が安心して医療を受けることができる薬局や薬剤師がこのような背景から今後必要になると考え、薬局薬剤師を目指すため薬学部再受験を決意しました。

◆当社の志望動機

私は当社の「地域密着と専門性」の両方を兼ねそろえた薬局を愛知県尾張地区に複数店舗展開していることに魅力を感じています。具体的には、介護施設や個人宅の在宅業務や健康相談、健康フェアの参加など地元に住んでいる患者様や医療関係者に対する地域の薬局としての役割と、終末期がん患者様等の緩和ケアなど専門的な薬学的介入をも提供できる薬局店舗もあるなど、非常に幅広い活躍ができる環境があります。また、新しい挑戦を積極的に支援していただける環境もあるので、自分の思い描く成長も実現できる可能性が高いのも魅力の一つです。

◆入社してからの仕事の変化・現在の仕事内容

入社後は愛知県大府市内の薬局店舗にて4ヶ月研修及びOJTを受け、その後は現在までの約半年間、名古屋市内の同グループの薬局店舗に配属され勤務しています。薬局には、主に門前の医療機関にかかられる外来患者様を対象とした門前薬局と、介護施設等の在宅医療に関わる地域薬局としての機能があり、配属当初から前者の外来患者様に対する調剤や服薬指導といった外来業務を行なっています。また現在では、外来業務に合わせて、先述後者の施設在宅業務についても携わっており、介護施設の訪問など薬局内に限らない業務も行なっています。

◆今後の目標

私は上記の薬局薬剤師を目指した理由にある、自分が育った地域の皆様に医療を提供できる薬局薬剤師になるという目標とともに、質の高い地域医療を提供できる薬局店舗を開設、経営したいという目標もあります。ここで言う質の高いとは「付加価値」を提供できるということであり、薬やその情報だけでなく医療・介護や生活に「＋α」になるものを提供したいと考えています。そのためには、薬局の管理業務についての勉強も必要であり、さらに今後地域に必要なものなのが何なのか、患者様や他の医療関係者等との関わりを通じて、見つけていきたいです。