法人情報詳細
豊橋市民病院
キャリア形成及び教育の考え方
薬剤師が専門性を発揮できるよう 「専門・認定薬剤師」の育成に注力
薬局は薬品管理・注射、製剤・調製、調剤・麻薬、医薬品情報、病棟などの仕事をしています。患者さんには薬を正しく、安全に使用していただけるように、他の医療スタッフと協力して様々なチーム医療に参画しています。薬剤師が得意分野を持ち、その専門性を発揮できるように「専門・認定薬剤師」の育成に取り組んでいます。現在、がん専門薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、感染制御専門薬剤師、感染制御認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、医療薬学会認定薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師、栄養サポートチーム(NST)専門療法士、日本糖尿病療養指導士など、多種多様な資格を持つ薬剤師が多数在籍しています。
会社(法人)の魅力
薬のエキスパートとして各部局との連携を推進
薬局は、豊橋市民病院の理念「信頼に応える技術と、人にやさしい思いやりのある心を持ち、地域に開かれた安らぎのある病院を目指します」に基づき、薬のエキスパートとして各部局と連携をとり、医療チームの一員として薬物治療ならびに医療安全に貢献することを目標としています。薬局内は、コンピュータにより一元管理されており、調剤システム、薬品管理システム、薬歴管理・薬剤管理指導システム、注射薬セット自動化システムなどで構成されています。安全性を高めるとともに、薬剤師が本来業務に集中できる環境を整備しています。
概要
事業内容 | 医療業 |
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診療科目 | 計41科 総合内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、アレルギー内科、感染症内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、脳神経内科、血液・腫瘍内科、一般外科、呼吸器外科、先天性心臓外科、成人心臓外科、血管外科、小児外科、乳腺外科、肛門外科、移植外科、整形外科、リウマチ科、脊椎外科、皮膚科、形成外科、脳神経外科、小児科、小児科(新生児)、耳鼻いんこう科、眼科、産婦人科、産婦人科(生殖医療)、女性内視鏡外科、泌尿器科、放射線科、こころのケア科、麻酔科(ペインクリニック)、救急科、リハビリテーション科 、病理診断科、臨床検査科、歯科口腔外科 |
病床数 | 800床 |
本社所在地 | 愛知県豊橋市青竹町字八間西50番地 |
設立 | 明治21年6月 |
代表者 | 院長 浦野 文博 |
事業所 | 豊橋市民病院(愛知県) |
従業員数 | 1686名(2022年3月現在) |
薬剤師数 (薬学出身者数) |
55名(2022年3月現在) (再任用も含む) |
専門・認定薬剤師 | がん専門薬剤師 4人、抗菌化学療法認定薬剤師 4人、感染制御専門薬剤師 1人、感染制御認定薬剤師 1人、緩和薬物療法認定薬剤師 2人、栄養サポートチーム(NST)専門療法士 3人、日本糖尿病療養指導士 3人、糖尿病薬物療法認定薬剤師 1人、公認スポーツファーマシスト 4人、リウマチ登録薬剤師 4人、医療情報技師 1人、診療情報管理士 3人、日本DMAT隊員登録薬剤師 2人、老年薬学認定薬剤師 1人、日病薬病院薬学認定薬剤師 6人、プライマリ・ケア認定薬剤師 1人、日本病院薬剤師会認定指導薬剤師 5人、実務実習指導薬剤師 12人、研修認定薬剤師 3人 |
交通機関・アクセス | JR豊橋駅からバスで約18分 豊橋鉄道バス「豊橋市民病院線」 (のりば 豊橋駅前 7番) |
先輩インタビュー
出身大学 | 名城大学 |
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卒業年 | 2019年 |
◆病院薬剤師を選んだ理由・病院薬剤師の魅力
実際の医療の現場で、患者さんにとってより良い薬物療法を提供出来るように治療に関わりたいと考え病院薬剤師を選びました。患者さんの状態や内服状況、副作用発現の有無をカルテや面談だけでなく、医師・看護師等との情報共有により確認でき、患者さんに対して他職種とも連携しながら多角的に働きかけられるところが病院薬剤師の魅力だと思います。他剤との相互作用を回避するために投与方法の提案や、副作用を防ぐための処方変更提案等を通して、患者さんの治療を支えていける所にやりがいを感じています。
◆当院の志望動機
当院は40以上の診療科、800床もの病床を有した、東三河地域における高度な急性期機能を果たす病院であるため、幅広い分野の疾患や希少疾病に対しての薬物治療に携われると考え志望しました。その他にも、学会への参加等、専門薬剤師制度に対して支援があり、自己研鑚出来る環境であること、育休も含め薬剤師が50人近くおり、様々な分野の認定・専門薬剤師も多く刺激を受けられること、新人研修が部署ごとのローテーションにより丁寧に行われていることも、志望する決め手となりました。
◆入職してからの仕事の変化・現在の仕事内容
1年目は半年間調剤・麻薬業務を集中的に行った後、注射室、DI、抗がん剤調製業務の研修を順番に行いました。2年目からは病棟業務が始まり、患者面談や医師・看護師への情報提供を行うようになりました。担当する産婦人科病棟では、様々なリスクを持つ妊婦・授乳婦に対し安全な薬物療法を行えるよう奮闘しています。また、手術室での麻薬や薬剤の交付・管理業務を担当するようになりました。現在は調剤業務を中心に、病棟・手術室・抗がん剤調製業務を交替で行っています。
◆今後の目標
専門性を持ち、患者さんや他職種に信頼される薬剤師になることを目標にしています。まだどの領域を専門にしていきたいのか定まっていないので、まず、各分野の基礎となる病院薬学認定を取得することを目指しています。日々の調剤や病棟業務で様々な症例に出会い、学会や勉強会に参加し学んでいくなかで、特に興味を持つ分野を見つけていきたいと考えています。認定・専門薬剤師の資格を取得した後には、専門的な視点からの情報提供や処方提案を通して、薬物療法に貢献していくことが目標です。