2016年取材記事
地域在宅医療で 「訪問薬剤師」という 職能を確立したいです。
伊丹鴻池店 薬局長(管理薬剤師)
薬学部卒業 2012 年度入社
私のCAREER
薬局長(管理薬剤師)

超高齢化社会において需要が高まる「在宅医療」に従事。チーム医療の一員として、医師、看護師、介護士など多職種と連携し地域医療を推進しています。またドラッグストア店舗併設店の薬局長として、処方せん調剤やマネジメント業務等に携わっています。

5年のCAREER

  • 入社

    大学病院の
    門前薬局に配属

    キリン堂が介護付き有料老人ホームなどでの在宅医療の取り組みを開始していることを知り入社を決意。研修後、大学病院の門前薬局(府立医大前店)に配属され、調剤業務などに携わる

  • 1年目

    醍醐店に異動
    施設在宅医療に携わる

    ドラッグストア店舗併設の醍醐店で処方せん調剤も手がけながら、チーム医療の一員として多職種と連携した在宅医療に取り組む。介護老人ホーム2ヵ所の在宅医療を薬局長と共に担当する

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    ここがPOINT1

    希望した在宅医療に携わることができたものの、力不足を痛感。薬局長のように頼られる存在になりたいと強く思いました。

  • 2年目

    管理薬剤師
    薬局長

    管理薬剤師として、醍醐店の薬局長に就任。薬局運営管理やスタッフをマネジメントする立場となる

  • 3年目~

    在宅医療の
    さらなる拡充

    施設在宅業務として、介護付き有料老人ホーム2施設(140部屋)を担当。今後、新規施設の開拓などにも取り組み、地域医療へのさらなる貢献を目指す

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    ここがPOINT2

    医療チームで貢献できるよう日々研鑽。キリン堂の在宅医療を広めていく取り組みをさらに加速させていきたいです。

「来てくれないと困る!」
信頼され頼られる薬剤師に

 醍醐店はキリン堂の中で最も多い在宅件数を持つ店舗で、私も入社半年目から在宅医療に関わっています。介護老人ホーム等の施設や通院できない患者さまのご自宅を訪問し、薬が正しく使用できているか、薬による問題が生じていないかを確認し指導。施設在宅においては、定期的に医師の診察に同行し、入居されている方々の健康チェックや薬による有害事象の確認を行い、医師の処方設計に役立てるよう薬学的な情報提供を行うというのが主な業務です。
 多い時は週に4回ほど同行していますね。患者さまの症状に応じ薬や剤形を変更するなど、薬学的管理も施設の看護師と連携して行っています。「患者さまが医師の指示よりも短い間隔で薬を服用してしまったが、どう対処すればいいか?」等々。看護師や医師から、薬に関して多くの相談をいただけるので、責任を感じるとともに、必要としてもらえていることにやりがいを感じています。
 もちろん、新人のころは、自分の力不足を感じたり、医師や看護師からの質問にすぐ答えることができず悔しく情けない思いをしたこともありました。そこで私が思い立ったのは、入居者お一人おひとりの日々の状態を施設の看護師にヒアリングすること。患者さまのことをまず、もっと把握するべきだと思ったからです。使用されていた薬の注意点をまとめて報告したら、「とても勉強になった」「入居者の人たちのことを気にかけてくれてありがとう」と嬉しい言葉をいただきました。
 それからは、薬に関することやそれ以外のことでも、困ったことがあれば相談してくださるようになりました。「的場さんが来てくれないと困る」と言われたときは、様々な苦労や努力が報われた思いがしましたね。一つひとつ、このような信頼を積み上げていくことだと考えています。

在宅医療チームの中で貢献
「訪問薬剤師」の存在を
確立したい

 「飲みにくい」「かゆみが出た」など、患者さまと身近に接することができ、生のお声を聞けるのは大変有意義だと思っています。気軽に相談できる、患者さまに一番近い存在として、薬に対する悩みや質問をお受けして、それを踏まえた上で医師、看護師とのカンファレンスに参加。自分の提案が採用され、患者さまの症状が改善し喜んでいただけた時はやはり嬉しいですね。
 私は薬学6年制の第1期生で経験はまだ浅いですが、「在宅医療」は薬剤師を志した時からの目標でした。
 高校時代、同居している祖母が在宅医療を受けており、医師の往診に同行していた薬剤師の姿に感銘し「在宅医療に携わる薬剤師になりたい!」と思ったのがきっかけです。キリン堂を志望したのは、介護付き有料老人ホームなどでの在宅医療への取り組みを開始していることがわかったから。在宅医療への思いは、入社面接の時にも伝えていました。
 在宅業務はまだ事例が少なく、どうするのが最適かと都度考えながら働いています。確かに難しいですが、仕事を切り開いていくパイオニアとしての手応えがありますね。今後の目標としては、チーム医療を推進する多職種の方々、地域の患者さまにより信頼してもらえるよう、薬のことだけでなく様々な病態や治療法、対策を勉強していきたいです。
 そして、近い将来には「訪問薬剤師」として存在を確立したいと考えています。また、同じような志を持った後輩たちが各地域で活躍できるように、一緒に業務に携わり、ともに成長して、在宅の地域の活動拠点を増やしていきたいと思います。

地域コミュニティの中核となる
ドラッグストアに

 ドラッグストア併設の調剤薬局として、処方せん応需や保険調剤を行う他、一般用医薬品の相談応需や食事指導、運動療法等を交えて地域のみなさまの健康支援なども行っています。地域コミュニティの中核となるドラッグストアを目指して、地域のみなさまのお役にたつ、健康に貢献する新しい取り組みにもどんどん挑戦するよう心がけています。
 薬局長としては、部下や上司を含めて、話をする機会をたくさん設けています。課題の一つひとつについて、「何がダメだったか」「よりよくするためにはどうすればよいか」等、みんなの意見を聞き、良い提案は店作りに反映し、向上させる姿勢を常に意識してます。
 店のスタッフは、全員がエースです。全員の力があってこそ、地域のみなさまのご要望に応えていける!その意気込みで頑張りたいと思っています。

どんな職能を発揮したいか
目標や将来ビジョンを
しっかり持つこと

 薬学生のみなさんが進路を考える場合、「自分が将来どんな薬剤師になりたいか、薬剤師としてどういう職能を発揮したいか」という目標やビジョンをしっかり持つことが大事だと思います。
 企業から選んでいくことも1つの方法ですが、まずは、ゆっくり時間をかけて、過去を振り返ること。自分がなぜ薬剤師を目指すようになったのか、なぜ薬学部を選んだのか、小さい頃の将来の夢とは何か、今一度振り返ることで、自分がやりたかったことに気付くことができるかもしれません。
 ただなんとなくではなくて、一貫した強い気持ちがあればどんなことがあっても乗り越えていくことができます。原点を振り返り、将来像をイメージすることで、芯がブレることなく就職活動に臨めるのではないでしょうか。また、自分がどのように成長していけるか、ビジョンを描け、身近に相談できる存在がいる職場であれば尚いいのではないかと思います。
 最近は、母校の後輩たちと話をする機会もたくさんいただけています。熱い思いをもった後輩たち、また新たな仲間となる若い薬剤師たちを引っ張っていける存在になりたいと思います。これが、私の頑張りの原動力にもなっています。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

●在宅業務においては、多職種の方とチームで患者さまに接する機会が多いため、さらに信頼を置いていただけるよう、薬にとどまらず病態や治療法等についても勉強。「訪問薬剤師」という職能を確立したいです。
●同じ意識を持った後輩たちが各地域で活躍できるように、在宅の地域の活動拠点を増やしていきたいと考えています。

新人時代の失敗

入社して半年も経たないころ 質問にすぐ答えることができず力不足を実感

施設入居者の方々の診察に同行させていただいた際に、医師や看護師からの質問に答えることができず悔しく情けなく感じました。その後は、患者さまの状況をよく知り、お役に立てる薬物情報を提供するなど、薬剤師としてできることを精一杯行いました。

これが成功の分岐点

経験が浅いにも関わらず、 在宅薬剤師、店長の立場で 業務ができたこと

これは大きいですね。単に日頃の業務をこなすのではなく、店をよりよくしていくためには、自分が薬剤師として成長するためにはどうすればよいか、日々考えながら業務に取り組んでいます。

私流自分の磨き方

仕事や依頼は絶対断らず 自信のないことも臆せずチャレンジ

飛び込んできた仕事の話や依頼は絶対に断らないようにしています。また、多少自信がないことであっても積極的にチャレンジするようにしています。さらに、一度経験のある仕事や業務内容に関しては、機会をいただけるように自ら手を挙げて挑戦しています。

オフタイム

(写真上段)
湖を一望できるカフェで、ゆったりティータイム

休日時間があれば、妻と一緒にカフェに行ってゆっくり本を読んだりしています。湖を一望できるカフェがあり、外のテラスでゆっくりコーヒーを飲みながらリフレッシュをすると、また仕事を頑張ることができます。

(写真下段)
まとまった休みが取れたときにはよく旅行へ

沖縄旅行に行った時の写真です。

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