自身の取り組みや研究成果を発信することで、より多くの患者さんに貢献したいと、病院での勤務を続けながら大学院に進学し、薬学博士を取得しました。現在は、グループリーダーとして後進育成にも力を注ぐなど、臨床・教育・研究の3領域での取り組みを進めています。




目下の目標は、目の前の患者さんの力になることはもちろん、臨床・教育・研究を通して医療を変えていけるような薬剤師を増やし、一緒に切磋琢磨していくことです。さらに、診療ガイドライン作成への参加、薬物動態に基づく臨床研究などを通して、一人でも多くの患者さんの医療に貢献し、薬剤師を今以上に患者さんから必要とされる職業にしていきたいと思います。
薬剤師として役に立ちたい
という思いを貫くことで活躍の場が広がった
薬剤師として人の役に立ちたいという思いは、病院実習で小児患者さんと触れあった時から一貫したもの。その思いをモチベーションとして、知識や人脈を広げたいとさまざまな学会に参加し、資格取得にも積極的に挑戦。がん専門薬剤師のほか、抗菌化学療法認定薬剤師、老年薬学認定薬剤師なども取得しました。最近では、がんに関連する学会で、1,200名の聴衆に発表したり、院外薬剤師・介護士向けのセミナーで話したりする機会も増え、活躍の場が広がったと感じています。
「どうしたらできるのか」と前向きに考え、
行動することを基本に
常に意識しているのは、「自分がその場・その時にできることは何なのか」と考えることです。できない理由ややらない理由を考えるのではなく、「どうしたらできるのか」という前向きな姿勢で業務に向き合うことで、開ける道が必ずあると信じています。
就職活動は視野を広げるチャンスと
とらえて積極的な活動を
職場選択では、業界業種を最初から絞らずに、さまざまな企業の説明を聞くことが大切だと思います。社会人になると他の会社や職場の話を聞くことができないため、就職活動は自分の視野を広げるチャンスです。また、どのような薬剤師になりたいのか、患者さんにどのように貢献したいのかと考えた時の想いを、社会人になっても忘れず持ち続けてほしいと思います。
休日は家族と過ごす時間を大切にしています。日々、成長する子どもの姿を見ることが楽しみで、それがオンオフの切り替えにもつながっています。
また夏休みは南の島に旅行。妻がダイビングをするので、新婚旅行はタヒチに行きました。最近では沖縄に家族で行くなど、眩しい陽光の下、ゆっくり過ごすのが毎年の楽しみです。